「Teachme Biz Award 2023」受賞企業決定
最優秀賞 コスモ石油販売は約46,000時間の削減
受賞企業一覧
最優秀賞:コスモ石油販売株式会社
優秀賞:福岡運輸株式会社、株式会社ベイシア
チェーンオペレーション部門賞:株式会社ベイシア(優秀賞とのダブル受賞)
バックオフィス部門賞:株式会社グリーンテック
中小企業部門賞:株式会社前川製作所
新人教育推進賞:株式会社サンベルクスホールディングス
ダイバーシティ推進賞:特定非営利活動法人フローレンス、アイテック株式会社
ベテラン活躍賞:グリーンライフ産業株式会社
バリューアップ特別賞:株式会社イー・ロジット、ハタ コンサルタント株式会社
※各社の活用内容や導入効果については後述の通り
「Teachme Biz Award 2023」開催の背景と目的
「Teachme Biz」は今年9月にサービス提供開始10周年を迎えました。アカウント数は約80万、企業内で公開されているマニュアルは128万点に達し、活用方法や導入成果も幅広いものとなっています。表彰という形を通じてそれらに焦点を当てることで、より多くの企業に活用の知見をお届けしてさらなる活用を促すこと、そしてマニュアルを通じた生産性向上の可能性を広く示すことを目的とし、本アワードの開催に至りました。なお「Teachme Biz Award」の開催は昨年に続き二度目です。
※昨年の受賞企業について https://studist.jp/news/teachmebizaward2022
「Teachme Biz Award 2023」開催概要
・募集期間:2023年9月25日〜11月6日
・審査方法:応募書類およびインタビュー
・審査のポイント:「Teachme Biz」導入による成果、活用度、運用の工夫
・その他詳細 https://help.teachme.jp/hc/ja/articles/22972379912857
今後の展開
スタディストでは今後も継続的に利用企業の表彰や活用事例の発信を行い、マニュアルを通じた生産性向上の可能性を示していく方針です。
受賞企業における「Teachme Biz」活用の概要
※ダイバーシティ推進賞およびバリューアップ特別賞は2社が受賞しています。
【最優秀賞:コスモ石油販売株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石本 耕二)】
800点超の業務マニュアル整備にとどまらず、「ココロも満タンに」のコスモブランドを守るため、コンプライアンス意識向上を目的とした教育コンテンツを従業員約2,000名に毎月タスク配信し、理解度テストにおいては99%の実施率を誇っています。また、新人教育およびマネジメント(店長・SV)の教育研修にトレーニングコースを活用することで、教育への負担が軽減されるなどした結果、Teachme Biz活用の全体を通じて約46,000時間(人件費換算で約5,900万円)の削減に成功しました。
【優秀賞:福岡運輸株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役社長:富永 泰輔】
業務マニュアルだけでなく、日次での共有や事故の内容、事業所紹介などをタスク配信やポータルページ機能を通じて乗務員に届けています。トレーニング機能の活用や他システムとの組み合わせを通じて、法定12項目研修のオンライン実施も可能にしました。結果として事故件数が減少、研修受講の待ち時間も年間1,000時間以上削減されました。
【優秀賞/チェーンオペレーション部門賞:株式会社ベイシア(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:相木 孝仁)】
昨年に続き高い利用率と成果を誇っており、年間34,000時間の業務時間削減と全3,220件のマニュアルのうち15.2%(493件)の年間改定を達成。マニュアルの運用を通じた「標準化」「徹底化」「単純化」を非常に高いレベルで実行しています。マニュアル改定委員会を設置して隔週で打ち合わせを開催、マニュアルのアイデアグランプリを通じてパート・アルバイトスタッフからの提案を全店舗へ展開し、大きなコスト削減効果を得るような試み、承認フローの簡易化など新しい施策も実施することでより高い導入効果につなげています。
【バックオフィス部門賞:株式会社グリーンテック(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:中島 康雄)】
はじめにマニュアル作成は一定の時間や労力がかかる作業であるという目線合わせを部署内の関係者全員で実施、その上で丁寧な業務の可視化を行いました。作成進捗や成果物の品質を統一するため、関連する打ち合わせは必ずメンバー全員で実施し、認識のばらつきを低減させました。その結果、5名で300個の業務マニュアル作成を半年で達成、その後もマニュアルと同じ手順で実施できるか検証まで行っています。
【中小企業部門賞:株式会社前川製作所(本社:大阪府大阪市、代表取締役:前川 和義)】
教育計画、離職率改善、コミュニケーションの活発化など、中小企業における人的資本課題へマニュアルを切り口にアプローチしています。新人がマニュアルを作成・更新するようにすることで、作業内容を覚えやすくなるだけでなく、教育者との関係構築にも貢献。その結果、育成時間は1/3に、離職率も0%を実現しました。
【新人教育推進賞:株式会社サンベルクスホールディングス(本社:東京都足立区、代表取締役社長:鈴木 秀夫)】
1年目の新入社員は全員がBYODでTeachme Bizにアクセスできるようアカウントを整備し、習得すべき項目を掲載した評価表を確認できるようにしていることで、以前は習得に3年ほどかかっていた業務も1年目で習得可能になりました。店舗間で好事例も共有し、企業全体の生産性向上にも活用しています。
【ダイバーシティ推進賞:特定非営利活動法人フローレンス(本部:東京都千代田区、代表理事:赤坂 緑)】
Teachme Bizを活用した分かりやすいマニュアルを作成することで、事業部門の業務を障害者雇用チームへ積極的に移管し、障害のあるスタッフの活躍の幅を広げているだけでなく、属人化も解消、法人全体の生産性を向上させています。生み出された時間は2,800時間、この2年で3倍となりました。
【ダイバーシティ推進賞:アイテック株式会社(本社:岐阜県美濃加茂市、代表取締役:藤田 理)】
技能実習生に対する教育でTeachme Bizを活用する同社は、当初日本語のマニュアルを作成していましたが、現在では理解度を高めるためにミャンマー人の実習生が自らマニュアルを作成、作業によっては教育時間が1ヶ月から1週間ほどに短縮されています。ポータルページ機能も活用し、言語の壁を乗り越え学びやすい環境を整えました。
【ベテラン活躍賞:グリーンライフ産業株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役:中村 太郎】
県外にも事業を展開していくにあたり、協力店/職方と技術や品質に関して連携することが求められつつも、コロナ禍の移動制限があるなか、Teachme Bizを活用してスムーズな技術情報の共有を実現しました。簡単な操作でマニュアルの作成・共有ができるため、シニア世代も自信を持ってデジタル活用が可能となりました。結果として施工品質が統一され、クレームや手直しが減少しただけでなく、年間2万枚の紙の削減も実現しました。
【バリューアップ特別賞:株式会社イー・ロジット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長CEO:谷辻 昌也)】
SOP(標準作業手順書)実行委員会を発足し、半年で約3,000点のマニュアルを作成しました。正しい手順を伝えるだけでなく、標準作業時間を記載し、スピード感も伝わるように工夫をしています。また、マニュアルだけでなくベストプラクティスも配信することで、オペレーションミスの削減や誤出荷率の半減につながった上、SLA(Service Level Agreement) に品質指数を取り入れ、より良いサービスの提供を目指せるようになりました。
【バリューアップ特別賞:ハタ コンサルタント株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:降籏 達生)】
研修やコンサルティングという無形商材を提供しているため、コンサルティング部門の社員の暗黙知を形式知化することのスピードアップが課題でした。そこで、社内ポイントを付与することでコンサルティングマニュアル作成を促進。コンサルティングノウハウを可視化、体系化し、教育の効率化を実現しました。その結果、新入社員の成長速度が3倍に、労働生産性は2.5倍の250万円/月となりました。
Teachme Bizについて
クラウド型のマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」は、企業のマニュアルの作成、管理を効率化することで、生産性を大きく向上させるソリューションです。手順書の作成時間を大幅に削減するだけでなく、人材育成効率化や顧客満足度の向上など様々な成果が報告されており、1社あたり月額 59,800円(税抜)から利用可能です。ITRから発表された『ITR Market View:カスタマーサクセス市場2022』内の「マニュアル作成支援市場動向」においては2年連続ベンダー別売上金額シェアNo.1(2020年度、2021年度)を獲得しました。
株式会社スタディスト 会社概要
所在地:東京都千代田区神田錦町1-6 住友商事錦町ビル9階
設立: 2010年3月19日
資本金: 10,320万円(資本準備金含む)
代表者: 代表取締役CEO 鈴木 悟史
事業内容: マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」および実行力向上支援システム「ハンクラ」の開発/販売、生産性向上に関するコンサルティング、研修事業等
ウェブサイト: https://studist.jp/
報道関係者 お問い合わせ先
株式会社スタディスト
広報:朝倉
電話:050-1744-3760
E-mail: pr@studist.jp
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