M&A総合研究所、『上場企業M&A動向調査レポート(建設業版)』を発表
〜2020年以降上半期、建設関連企業を買収する企業が約2倍に増加〜
株式会社M&A総合研究所(https://masouken.com/)(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO 佐上峻作、以下「当社」)は、2020年から2022年の上半期で上場企業が適時開示した株式譲渡によるM&Aに関する発表を独自に集計し、建設業の案件を集計した『上場企業M&A動向調査レポート(建設業版)』を発表いたします。
調査結果サマリー
●2020年1月~6月、2021年1月~6月、2022年1月~6月に上場企業が発表した建設業種を対象としたM&A件数は、前年同期間比約2倍に増加。
●新型コロナ感染拡大の影響もあったが、2020年から2021年は建設業種を対象としたM&A件数が増加した。
●2021年買収した企業の業種は同業である建設業が100%と最多に。物流の2024年問題に備え今後もM&A件数が増加する見込み。
調査対象:調査対象期間中に公表された、建設業を対象にした東証の適時開示
調査方法:東証適時開示の情報を集計
2020年の新型コロナ蔓延以降、建設業界全体の受注高は減少し経営状態が悪化した企業が数多く存在しましたが、2021年以降は中断や期間延長されていた民間工事が再開されコロナ禍以前の水準となり、再び増加傾向となっています。最近ではハウスメーカーによる中堅ゼネコンの買収やITシステム開発、ネットワーク工事を手掛ける企業を買収する事例が増えており新規事業の拡大や経営の多角化を図る動きがありM&A件数が増加したことが考えられます。
二つ目の買収事例はスーパーゼネコンの清水建設株式会社(以下 清水建設)が道路業界3位である日本道路株式会社(以下 日本道路)の普通株式を公開買い付けした案件です。清水建設はこれにより当時24.84%の持ち株比率を50.1%に引き上げ、株式の過半数を取得し日本道路を連結子会社化しました。今回の買収で日本道路を子会社化することにより道路事業の受注拡大、都市開発やインフラ整備事業の強化を図りました。
<担当者コメント抜粋>
譲渡企業様は高収益かつ優良な産業廃棄物処理施設、再生可能エネルギー施設のコンサルティング企業様であり、売主様も大変お若いため、譲渡を急いではいませんでした。しかし譲受企業様との事業上のシナジー効果が大きいことや、エリア拡大の必要性から、自社の更なる成長のために第三者への譲渡をご検討いただき、弊社へご相談を頂きました。一方、譲受企業様はM&Aを用いて顧客に対し提供できるサービスの幅を広げたいと兼ねてから考えていたとのことでした。両社の社長同士のお人柄もマッチし、初回面談から今後のビジョンへ対する考えが同様であったこともあり、アドバイザリー契約締結より約4ヶ月で成約した事例となりました。
https://bit.ly/3xjMXjp
有限会社鹿島クレーン × 株式会社電材エンジニアリング
<担当者コメント抜粋>
余生をゆっくり過ごしたいが、社内に残るご子息の将来へのステップも残しておきたいと考えるオーナー様と、この地域を軸にさらに事業展開を模索されていた譲受企業様の二者に加え、地域に根ざした企業であるため、地元の協力企業の存在がありました。オーナー様には、譲渡の価格や時期だけでなく、協力企業様らとどの様に向き合って頂ける譲受企業様であるのか、時間を掛けてご判断頂く流れはM&Aならではかと思います。今後は譲受企業様が保有されている様々なリソースを導入し、両社のより良いグループ全体の成長が期待されます。
https://bit.ly/3AIxkDd
【株式会社M&A総合研究所について】
会社名:株式会社M&A総合研究所
事業内容:M&A仲介事業
本社:東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 17階
代表者:代表取締役社長 佐上 峻作
URL:https://masouken.com/
【参考】
「M&A総合研究所」ではM&Aを分かりやすく解説した記事を公開しております
M&Aとは?:https://masouken.com/M&A
事業承継とは?:https://bit.ly/3QwQb5
建設業界セミナー:https://bit.ly/3RvErFL
●2020年1月~6月、2021年1月~6月、2022年1月~6月に上場企業が発表した建設業種を対象としたM&A件数は、前年同期間比約2倍に増加。
●新型コロナ感染拡大の影響もあったが、2020年から2021年は建設業種を対象としたM&A件数が増加した。
●2021年買収した企業の業種は同業である建設業が100%と最多に。物流の2024年問題に備え今後もM&A件数が増加する見込み。
- 調査概要
調査対象:調査対象期間中に公表された、建設業を対象にした東証の適時開示
調査方法:東証適時開示の情報を集計
- 新型コロナ感染拡大以降、2021年に入り建設業種を買収対象としたM&Aが1.7倍に増加
2020年、2021年、2022年の上半期において、上場企業によるM&A(買収)案件のうち、「建設業」を対象としたM&A件数を調査した結果、2020年は9件、2021年は17件、2022年にかけては19件でした。新型コロナウイルスの感染が拡大したことで建設業界全体の業績が減少しその結果、減少した工事数をめぐり競争激化が予想され生き残りをかけた経営戦略としてM&Aが増加傾向にあります。2020年から2021では、建設業を対象にしたM&A件数が約1.9倍に増加し、2021年から2022年ではさらに増加していることがわかりました。
2020年の新型コロナ蔓延以降、建設業界全体の受注高は減少し経営状態が悪化した企業が数多く存在しましたが、2021年以降は中断や期間延長されていた民間工事が再開されコロナ禍以前の水準となり、再び増加傾向となっています。最近ではハウスメーカーによる中堅ゼネコンの買収やITシステム開発、ネットワーク工事を手掛ける企業を買収する事例が増えており新規事業の拡大や経営の多角化を図る動きがありM&A件数が増加したことが考えられます。
- 取引事例
二つ目の買収事例はスーパーゼネコンの清水建設株式会社(以下 清水建設)が道路業界3位である日本道路株式会社(以下 日本道路)の普通株式を公開買い付けした案件です。清水建設はこれにより当時24.84%の持ち株比率を50.1%に引き上げ、株式の過半数を取得し日本道路を連結子会社化しました。今回の買収で日本道路を子会社化することにより道路事業の受注拡大、都市開発やインフラ整備事業の強化を図りました。
- 自社取引事例
<担当者コメント抜粋>
譲渡企業様は高収益かつ優良な産業廃棄物処理施設、再生可能エネルギー施設のコンサルティング企業様であり、売主様も大変お若いため、譲渡を急いではいませんでした。しかし譲受企業様との事業上のシナジー効果が大きいことや、エリア拡大の必要性から、自社の更なる成長のために第三者への譲渡をご検討いただき、弊社へご相談を頂きました。一方、譲受企業様はM&Aを用いて顧客に対し提供できるサービスの幅を広げたいと兼ねてから考えていたとのことでした。両社の社長同士のお人柄もマッチし、初回面談から今後のビジョンへ対する考えが同様であったこともあり、アドバイザリー契約締結より約4ヶ月で成約した事例となりました。
https://bit.ly/3xjMXjp
有限会社鹿島クレーン × 株式会社電材エンジニアリング
<担当者コメント抜粋>
余生をゆっくり過ごしたいが、社内に残るご子息の将来へのステップも残しておきたいと考えるオーナー様と、この地域を軸にさらに事業展開を模索されていた譲受企業様の二者に加え、地域に根ざした企業であるため、地元の協力企業の存在がありました。オーナー様には、譲渡の価格や時期だけでなく、協力企業様らとどの様に向き合って頂ける譲受企業様であるのか、時間を掛けてご判断頂く流れはM&Aならではかと思います。今後は譲受企業様が保有されている様々なリソースを導入し、両社のより良いグループ全体の成長が期待されます。
https://bit.ly/3AIxkDd
【株式会社M&A総合研究所について】
会社名:株式会社M&A総合研究所
事業内容:M&A仲介事業
本社:東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館 17階
代表者:代表取締役社長 佐上 峻作
URL:https://masouken.com/
【参考】
「M&A総合研究所」ではM&Aを分かりやすく解説した記事を公開しております
M&Aとは?:https://masouken.com/M&A
事業承継とは?:https://bit.ly/3QwQb5
建設業界セミナー:https://bit.ly/3RvErFL
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