ACSLのVisual SLAM技術が搭載されたInt-Ball2が宇宙へ打ち上げられました
■ Visual SLAM 技術は、Int-Ball2が国際宇宙ステーション(ISS)内を移動する際の自己位置を把握する役割を担う
株式会社ACSL (本社:東京都江戸川区、代表取締役CEO:鷲谷聡之、以下、ACSL)は、2019年6月に国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)から委託を受けた、JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(以下、Int-Ball2)航法機能ソフトウェアの製作において、ACSLのVisual SLAM技術をInt-Ball2に搭載する開発を行ってまいりました。
この度、2023年6月6日00時47分(日本時間)に、Space Exploration Technologies Corp.(略称、SpaceX)が開発したロケット「SpX-28」へInt-Ball2が搭載されて宇宙へ打ち上げられましたので、お知らせします。
Visual SLAM技術とは
ACSLのコア技術であるVisual SLAMは、カメラの映像を画像処理することにより、環境をモデル化しながらドローンの自己位置を推定する技術です。
下図は、ドローンが黄色の軌跡を飛行しながら上下、前方のカメラの映像内から特徴点を認識し、3次元の環境モデルを生成している様子を示しています。
JAXAが開発したきぼう船内ドローン「JEM自律移動型船内カメラ(Int-Ball)」は、みずから姿勢をコントロールしながらISS(国際宇宙ステーション)の中を移動して、静止画と動画の撮影を行うことができ、撮影した映像は、リアルタイムで地上の管制員や研究者に届きます。
Int-Ball2に搭載されたVisual SLAM 技術は、Int-Ball2がISS内を移動する際の自己位置を把握する役割を担います。
※参考
https://humans-in-space.jaxa.jp/news/detail/003155.html
【株式会社ACSLについて】 https://www.acsl.co.jp/
ACSLは、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発を行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災などの様々な分野で採用されています。
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