ママの家事・育児の負担・不満軽減にはママ・パパ間で行う中身のある密なコミュニケーションがカギ
改正育児・介護休業法の施行に伴い、家事・育児における役割分担等に関する調査を実施
ピジョン株式会社 (本社:東京、社長:北澤 憲政)は、改正育児・介護休業法が4月、10月と改定されることを受け、全国の25~39歳の既婚で子を1人持つ男女計1,249名を対象に、家事・育児におけるママ・パパの家事育児の役割分担や分担に対する課題の認識について調査しました。
本調査の結果、家事・育児における分担について、ママとパパ、双方の認識にさまざまな差が生じていることが分かりました。家事・育児の分担割合の認識における差では、パパは全体的に自己評価が高い傾向があることが明らかになった他、パパは「2人で話し合って分担を決めた」と感じている一方で、ママは「自然と決まった」と思っており、ママ・パパ間においてコミュニケーションの認識にも差があることが判明しました。また、分担の満足度における「差」においては、ママが産後の体が回復してきてだんだんと動けるようになる2ヵ月頃から不満が増えていくことなどがわかりました。
さらに、そもそも家事育児にはどのようなことがあるかという内容の確認の不足がある上、何をするか・どこまでやればいいかという部分についてもすり合わせが出来ていないことが分かりました。具体的には、「我が家の家事・育児はこのぐらいやれば良しとしよう」などのレベル感や妥協点のすり合わせにおいて、話し合うことの重要性を7割超が感じているものの、実際に話し合ったことのあるママ・パパは4割未満に留まる結果でした。これらの結果から、赤ちゃん誕生後の家事・育児については、ママ・パパ間で従来以上に密なコミュニケーションが必要であると考えます。ピジョンでは、ママだけでなくパパも当たり前に育児をする社会の実現を目指し、さまざまな意識調査を実施しており、先日は男性育休取得率100%を6年連続実現してきた当社の施策と実績も公開いたしました。当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしていくため、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。
これらの結果から、赤ちゃん誕生後の家事・育児については、ママ・パパ間で従来以上に密なコミュニケーションが必要であると考えます。ピジョンでは、ママだけでなくパパも当たり前に育児をする社会の実現を目指し、さまざまな意識調査を実施しており、先日は男性育休取得率100%を6年連続実現してきた当社の施策と実績も公開いたしました。当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしていくため、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。
●調査日:2022年1月21日~26日
●調査手法:WEBアンケート調査 ●調査機関:株式会社イー・クオーレ
【家事・育児の分担について】
●家事・育児の分担割合の認識では、パパの自己評価が高い。特にママの妊娠中が最も認識の差が大きく、14.8ポイントの開きあり
ママとパパそれぞれに「家庭の家事・育児は、“ママ”と“パパ”と“ママ・パパ以外”で、どのような割合で分担していますか」と質問したところ、ママ・パパの回答を比較すると、全フェーズにおいて、パパはママよりも「妻分担」を低く、「夫分担」を高く回答する傾向がみられました。
特に、妊娠中の時期にその差が大きくなっており、ママが思うパパの分担割合が29.1%に留まる一方、パパが思うパパの分担割合は43.9%と自己評価が高い結果となっており、14.8ポイントの開きがありました。
●家事・育児の分担満足度は、妊娠前~出産直後は男女ともに満足度は6割前後と高い一方で出産から日が経つにつれママの不満が上昇
「家庭の家事・育児の分担の割合について、どの程度満足されていますか」の問いでは、妊娠前・中から出産後~1ヵ月のフェーズまではママ・パパともに約6割が満足の傾向を示した一方で、産後2ヵ月頃以降(復職後の人は2ヵ月から復職を経て調査実施日現在まで)において、ママの満足していない割合が約25%と上がってくることがわかりました。
ママが産後の体が癒え、動けるようになってきてからは、ママの家事・育児の負担も増え、不満が増してくる様子が窺い知れます。
●家事・育児の分担についてパパは「2人で話し合って分担を決めた」と感じている一方でママは「自然と決まった」と思っており、ママ・パパ間にコミュニケーションの認識に差があった
「家庭の現在の家事・育児の分担はどのようにして決まりましたか」の問いに対して、ママの就業状況を問わずパパは「2人で話し合って決めた」の回答が多い一方で、ママは「自然と決まった」の回答が多い結果となりました。一方ママが仕事に復職している場合は、「2人で話し合って決めた」の回答が、ママ22.4%、パパ42.0%とママ・パパともに高い割合を占めていました。ママが仕事復帰する際は、家事・育児のママ・パパ間での分担を改めて決めている様子が垣間見える結果となりました。
●家庭内で行うべき家事・育児の棚卸の確認不足が、分担満足度に影響を与える可能性も
「家事・育児を分担するために、家庭内で行う家事・育児にどのようなことがあるのかをママ・パパで確認し合ったことがありますか」の問いでは、半数以上となる53.6%のママ・パパが「家事・育児にどのようなことがあるのかを確認したことがない」と回答したことから、ママ・パパ間で家事育児の分担を行う以前に、家事・育児の全体像の把握や認識のすり合わせが行えていない状況が数字に表れました。
●7割超が、家事・育児のレベル感・完成度について話し合う重要性を感じているが、実際に話し合ったことのあるママ・パパは4割未満に留まる
「家事・育児について、どの程度のレベル感・完成度で良しとするのかをママ・パパで話し合ったことはありますか」の問いでは、「話し合ったことがある」と回答した割合が全体の39.9%に留まりました。これは、先述の「家事・育児を分担するために、家庭内で行う家事・育児にどのようなことがあるのかをママ・パパで確認し合ったことがある」の回答割合(46.4%)よりも6.5ポイント低い結果となりました。
さらに「家事・育児のレベル感・完成度を、ママ・パパで話し合うことは大切だと感じていますか」の問いに対しては、全体の72.2%が「大切だと感じる」(「とても大切だと感じる」と「やや大切だと感じる」の合計)と回答。何をすべきかの認識揃えはしている場合でも、家事・育児のレベル感・完成度を2人で話し合うことの重要性はママ・パパともに感じているものの、「どこまでやれば良しとするのか?」のすり合わせまではできていない様子が垣間見えます。
「家事・育児の分担について課題を感じているか?」の問いには、回答者全体で課題を感じている割合のほうが55.7%と高く、中でも育休中のママに関しては課題があると感じていると示した割合が65.0%と最も高い結果となりました。
●家事・育児の役割分担における自身の課題パパは「時間が取れない」、ママは「全部自分で抱え込んでしまう」に回答が集中
「家事・育児の分担について、課題がある」と回答した方へ行った、「家庭での家事・育児の分担においてご自身にはどのような課題がありますか」の問いで、自身の感じる課題について聞いたところ、パパは「仕事や疲れで思うように家事・育児の時間が取れない」(55.0%)や「家にいる時間が短い」(44.6%)の回答が上位となりました。一方でママは、「全部自分で抱え込んでしまう」(46.1%)や「うまく相手に言えない」(33.9%)に回答が集まっているように、パパとのコミュニケーションに課題を感じていることがわかりました。
さらにママに関しては、「相手のした家事・育児に文句や口出し、やり直しをしてしまう」(31.2%)と「すぐ相手に対して感情的になってしまう」(30.4%)のどちらともの回答が3割を超える結果となりました。パパへの対応改善を課題と感じているママが少なくないことに加え、家事・育児の役割分担やレベル感・完成度を話し合っていないことが「自身の課題」にも影響を及ぼしていると明らかとなりました。
育休に対する意識調査 :https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20220309.pdf
当社の施策と実績 :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000048454.html
社員で作り上げる育児制度プロジェクト:https://prtimes.jp/story/detail/MxzAmwceajB
※厚生労働省「育児・介護休業法について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html
社名: ピジョン株式会社
代表: 代表取締役社長 北澤 憲政
所在地: 〒103-8480 東京都中央区日本橋久松町4番4号
設立: 1957年8月
事業内容: 育児・マタニティ・女性ケア・ホームヘルスケア・介護用品等の製造、販売および輸出入、ならびに保育事業
URL: https://www.pigeon.co.jp/
本調査の結果、家事・育児における分担について、ママとパパ、双方の認識にさまざまな差が生じていることが分かりました。家事・育児の分担割合の認識における差では、パパは全体的に自己評価が高い傾向があることが明らかになった他、パパは「2人で話し合って分担を決めた」と感じている一方で、ママは「自然と決まった」と思っており、ママ・パパ間においてコミュニケーションの認識にも差があることが判明しました。また、分担の満足度における「差」においては、ママが産後の体が回復してきてだんだんと動けるようになる2ヵ月頃から不満が増えていくことなどがわかりました。
さらに、そもそも家事育児にはどのようなことがあるかという内容の確認の不足がある上、何をするか・どこまでやればいいかという部分についてもすり合わせが出来ていないことが分かりました。具体的には、「我が家の家事・育児はこのぐらいやれば良しとしよう」などのレベル感や妥協点のすり合わせにおいて、話し合うことの重要性を7割超が感じているものの、実際に話し合ったことのあるママ・パパは4割未満に留まる結果でした。これらの結果から、赤ちゃん誕生後の家事・育児については、ママ・パパ間で従来以上に密なコミュニケーションが必要であると考えます。ピジョンでは、ママだけでなくパパも当たり前に育児をする社会の実現を目指し、さまざまな意識調査を実施しており、先日は男性育休取得率100%を6年連続実現してきた当社の施策と実績も公開いたしました。当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしていくため、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。
これらの結果から、赤ちゃん誕生後の家事・育児については、ママ・パパ間で従来以上に密なコミュニケーションが必要であると考えます。ピジョンでは、ママだけでなくパパも当たり前に育児をする社会の実現を目指し、さまざまな意識調査を実施しており、先日は男性育休取得率100%を6年連続実現してきた当社の施策と実績も公開いたしました。当社は、この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にしていくため、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。
- 調査概要
●調査日:2022年1月21日~26日
●調査手法:WEBアンケート調査 ●調査機関:株式会社イー・クオーレ
- 調査結果詳細
【家事・育児の分担について】
●家事・育児の分担割合の認識では、パパの自己評価が高い。特にママの妊娠中が最も認識の差が大きく、14.8ポイントの開きあり
ママとパパそれぞれに「家庭の家事・育児は、“ママ”と“パパ”と“ママ・パパ以外”で、どのような割合で分担していますか」と質問したところ、ママ・パパの回答を比較すると、全フェーズにおいて、パパはママよりも「妻分担」を低く、「夫分担」を高く回答する傾向がみられました。
特に、妊娠中の時期にその差が大きくなっており、ママが思うパパの分担割合が29.1%に留まる一方、パパが思うパパの分担割合は43.9%と自己評価が高い結果となっており、14.8ポイントの開きがありました。
●家事・育児の分担満足度は、妊娠前~出産直後は男女ともに満足度は6割前後と高い一方で出産から日が経つにつれママの不満が上昇
「家庭の家事・育児の分担の割合について、どの程度満足されていますか」の問いでは、妊娠前・中から出産後~1ヵ月のフェーズまではママ・パパともに約6割が満足の傾向を示した一方で、産後2ヵ月頃以降(復職後の人は2ヵ月から復職を経て調査実施日現在まで)において、ママの満足していない割合が約25%と上がってくることがわかりました。
ママが産後の体が癒え、動けるようになってきてからは、ママの家事・育児の負担も増え、不満が増してくる様子が窺い知れます。
●家事・育児の分担についてパパは「2人で話し合って分担を決めた」と感じている一方でママは「自然と決まった」と思っており、ママ・パパ間にコミュニケーションの認識に差があった
「家庭の現在の家事・育児の分担はどのようにして決まりましたか」の問いに対して、ママの就業状況を問わずパパは「2人で話し合って決めた」の回答が多い一方で、ママは「自然と決まった」の回答が多い結果となりました。一方ママが仕事に復職している場合は、「2人で話し合って決めた」の回答が、ママ22.4%、パパ42.0%とママ・パパともに高い割合を占めていました。ママが仕事復帰する際は、家事・育児のママ・パパ間での分担を改めて決めている様子が垣間見える結果となりました。
【家事・育児の内容の棚卸と各家庭での実行レベル感や妥協点について】
●家庭内で行うべき家事・育児の棚卸の確認不足が、分担満足度に影響を与える可能性も
「家事・育児を分担するために、家庭内で行う家事・育児にどのようなことがあるのかをママ・パパで確認し合ったことがありますか」の問いでは、半数以上となる53.6%のママ・パパが「家事・育児にどのようなことがあるのかを確認したことがない」と回答したことから、ママ・パパ間で家事育児の分担を行う以前に、家事・育児の全体像の把握や認識のすり合わせが行えていない状況が数字に表れました。
●7割超が、家事・育児のレベル感・完成度について話し合う重要性を感じているが、実際に話し合ったことのあるママ・パパは4割未満に留まる
「家事・育児について、どの程度のレベル感・完成度で良しとするのかをママ・パパで話し合ったことはありますか」の問いでは、「話し合ったことがある」と回答した割合が全体の39.9%に留まりました。これは、先述の「家事・育児を分担するために、家庭内で行う家事・育児にどのようなことがあるのかをママ・パパで確認し合ったことがある」の回答割合(46.4%)よりも6.5ポイント低い結果となりました。
さらに「家事・育児のレベル感・完成度を、ママ・パパで話し合うことは大切だと感じていますか」の問いに対しては、全体の72.2%が「大切だと感じる」(「とても大切だと感じる」と「やや大切だと感じる」の合計)と回答。何をすべきかの認識揃えはしている場合でも、家事・育児のレベル感・完成度を2人で話し合うことの重要性はママ・パパともに感じているものの、「どこまでやれば良しとするのか?」のすり合わせまではできていない様子が垣間見えます。
●家事・育児の分担について課題を感じているのは、育休中のママが最も高く65%
「家事・育児の分担について課題を感じているか?」の問いには、回答者全体で課題を感じている割合のほうが55.7%と高く、中でも育休中のママに関しては課題があると感じていると示した割合が65.0%と最も高い結果となりました。
●家事・育児の役割分担における自身の課題パパは「時間が取れない」、ママは「全部自分で抱え込んでしまう」に回答が集中
「家事・育児の分担について、課題がある」と回答した方へ行った、「家庭での家事・育児の分担においてご自身にはどのような課題がありますか」の問いで、自身の感じる課題について聞いたところ、パパは「仕事や疲れで思うように家事・育児の時間が取れない」(55.0%)や「家にいる時間が短い」(44.6%)の回答が上位となりました。一方でママは、「全部自分で抱え込んでしまう」(46.1%)や「うまく相手に言えない」(33.9%)に回答が集まっているように、パパとのコミュニケーションに課題を感じていることがわかりました。
さらにママに関しては、「相手のした家事・育児に文句や口出し、やり直しをしてしまう」(31.2%)と「すぐ相手に対して感情的になってしまう」(30.4%)のどちらともの回答が3割を超える結果となりました。パパへの対応改善を課題と感じているママが少なくないことに加え、家事・育児の役割分担やレベル感・完成度を話し合っていないことが「自身の課題」にも影響を及ぼしていると明らかとなりました。
- 参考情報①
育休に対する意識調査 :https://www.pigeon.co.jp/news/files/pdf/20220309.pdf
当社の施策と実績 :https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000048454.html
社員で作り上げる育児制度プロジェクト:https://prtimes.jp/story/detail/MxzAmwceajB
- 参考情報②
※厚生労働省「育児・介護休業法について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130583.html
- 参考情報③
- 会社概要
社名: ピジョン株式会社
代表: 代表取締役社長 北澤 憲政
所在地: 〒103-8480 東京都中央区日本橋久松町4番4号
設立: 1957年8月
事業内容: 育児・マタニティ・女性ケア・ホームヘルスケア・介護用品等の製造、販売および輸出入、ならびに保育事業
URL: https://www.pigeon.co.jp/
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