【抄訳】Bridge と Visa 、ステーブルコイン対応カード発行プロダクトを共同展開
*本リリースは、Visa が発表したプレスリリースを再掲・抄訳したものです。
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Bridge を利用する開発者は、単一の API 統合によりプログラムで複数の国においてステーブルコインとリンクした Visa カードが発行可能に
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新しいカードにより、企業や個人は Visa が使える場所ならどこでも、日常の買い物にステーブルコインの残高が使えるように

グローバルなデジタル決済のリーダーである Visa と、Stripe 傘下のステーブルコインの統合管理プラットフォーム Bridge は、新しいカード発行プロダクトを発表しました。Bridge を利用する開発者は、単一の API 統合を通じて複数の国のエンドユーザーにステーブルコインとリンクした Visa カードを提供できるようになりました。
カード所有者は、Visa が利用できるすべての加盟店で、ステーブルコインの残高から日常の買い物ができるようになります。たとえば、コロンビアにいる顧客が地元の店舗で買い物をし、Bridge 対応の Visa カードで決済をすると、Bridge は顧客のステーブルコイン残高から必要な資金を差し引き、それを法定通貨に換算します。そして加盟店は他の取引と同様に現地通貨での支払いを受けることができます。顧客はこのカードを対応するデジタルウォレットに追加し、Visa に対応している 1 億 5,000 万以上の加盟店で決済することができます。
Visa の最高製品・戦略責任者である Jack Forestell は次のように述べています。
「私たちは、ステーブルコインを Visa の既存のネットワークとプロダクトに、シームレスかつ安全に統合することに注力しています。Bridge とのパートナーシップは、ステーブルコインを日常生活で利用可能にし、消費者にお金の管理と使い方についてより多くの選択肢を提供するという点で、重要な一歩となります。」
Bridge を活用している開発者は、ステーブルコイン対応の Visa カードを自社サービスに簡単に追加し、複数の国で Bridge を通じてプログラムで管理できるようになりました。バックエンドでは、Bridge が開発者に代わって、カードとのステーブルコインの入出金および両替を行います。なお、Bridge は、提携金融機関である Lead Bank と連携しています。
本パートナーシップにより、アルゼンチン、コロンビア、エクアドル、メキシコ、ペルー、チリを皮切りに、複数の国で一度に新しいカードプログラムを発行することが可能になります。中南米市場に注力するのは、消費者と企業がステーブルコインを資産価値の保存や日常の買い物の支払いに利用したいという高まる需要に対応するためです。今後数カ月のうちに、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの国々にも展開を拡大する予定です。
「これは開発者にとって大きな飛躍です。拡張性の高い発行用プロダクトをユーザー向けに構築できるようになりました。」と Bridge の CEO 兼共同創業者である Zach Abrams は述べています。「カードによる支払い方法は誰でも知っています。今後はカードをタップするだけで、ステーブルコインを誰もが利用できるようになります。」
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Stripe について
Stripe は、企業向けにグローバル・ファイナンシャル・プラットフォームを提供する企業です。スタートアップから世界的な大企業まで数百万社が Stripe の決済プラットフォームを導入して、決済処理のみならずリアルタイムで資金をプログラム化し、収益を成長させ、新規事業展開を加速させています。サンフランシスコとダブリンに本社を持つ Stripe は、インターネットの GDP を拡大することを使命に掲げています。
詳しくは https://stripe.com/jp をご覧ください。
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