【イベントレポート】Skillnote、組織横断を目的としたスキルデータの一元化と可視化に関する勉強会を開催

スキルデータの一元化と活用に取り組む企業を中心に、約25名が参加

株式会社Skillnote

2025年12月16日 13時00分

　製造業の人材課題をスキルデータで解決する株式会社Skillnote（本社：東京都千代田区、代表取締役：山川隆史）は、「組織横断による人材活用・育成に向けたスキルデータの一元化・可視化の取り組み」をテーマにしたイベントを2025年11月14日(金)に開催しました。

　スキルデータを活用した組織横断の人材育成・活用のために、実践企業の試行錯誤や工夫から学ぶことを目的に開催しました。勉強会には、スキルマネジメントシステム「Skillnote」を利用している顧客企業やスキル管理のシステム化を検討中の企業など合計約25名の方に参加いただきました。勉強会の前半は、「Skillnote」を利用しているジャパンマリンユナイテッド株式会社とシチズン時計株式会社の2社が登壇し、スキルデータの一元化・可視化に関する取り組みをご紹介しました。後半では、2社の講演を受けて、スキル管理に関する悩みや課題に関するグループディスカッションを行い、最後に懇親会を実施し、参加者同士の交流が行われました。

概要

オープニング：株式会社Skillnote　代表取締役　山川隆史

　当社代表の山川がオープニング講演を行い、顧客企業からよく寄せられる課題として「スキルデータの一元化・可視化」「人材育成・配置の最適化」「技術伝承」「適正評価」などを紹介しました。その中でも、今回のテーマである「スキルデータの一元化・可視化」への取り組みは、段階的に成熟していくことで人的資本経営の実践につながり、さらには事業戦略と人材活用の連動を実現できることを説明しました。

「Skillnote」利用企業講演①：ジャパンマリンユナイテッド株式会社　
人財・組織開発センター　主査　鈴木方人様

　続いて、「Skillnote」利用企業講演として、ジャパンマリンユナイテッド株式会社人財・組織開発センター主査鈴木方人様にご登壇いただきました。同社は、100年以上の歴史を持つ４つの会社の造船部門を再編し、2013年に誕生した造船会社で、現在、複数の事業所で「Skillnote」を利用しています。現場で働く作業者のスキル管理の一元化・可視化に取り組まれており、今回、複数拠点におけるスキル管理の工夫や苦労について発表いただきました。

「Skillnote」利用企業講演②：シチズン時計株式会社　
人事部人財開発課　主任　河島慎様

　2社目となる「Skillnote」利用企業講演では、シチズン時計株式会社人事部人財開発課主任河島慎様がご登壇。同社は、腕時計の部品から完成時計の組み立てまで自社で一貫製造することができる総合時計メーカーです。人的資本経営を掲げ、人財の確保と育成に力を入れるなかで、スキルデータの一元化・可視化を進めています。今回、各事業やグループ会社と連携しながら進めている取り組みについてご紹介いただきました。

グループディスカッション

　グループディスカッションでは、各参加者がスキル管理に関する自社の課題を共有し、その後グループ内で課題の深堀や、解決策と知見の共有が行われました。具体例として「スキルデータ活用の取り組みへ、社員をどう巻き込むか」「スキルをどの粒度で設定するのが適切か」「スキル認定の判断基準が難しい」「社内でのスキル管理の運用定着に苦戦している」といった課題が挙がりました。ディスカッションの最後には、各グループからの全体発表を通じて、多くの会社の事例が共有されました。参加者からは、それぞれの課題への共感とともに、他社と自社との取り組みの違いへの驚きの声も上がりました。

懇親会

　懇親会では参加者同士の活発な交流が行われ、終始活気のある雰囲気の中で会が進みました。グループディスカッションに引き続き、懇親会でも各社のスキル管理に関する悩みやスキルデータの活用方法、また、人材育成に関する意見交換をする様子が多く見受けられました。

スキルマネジメントシステム「Skillnote」について

　「Skillnote」は、製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ（力量管理表）を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献します。