【竣工】大型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」新築工事
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、三井不動産株式会社(代表取締役社長:植田俊、本社:東京都中央区)および、日鉄興和不動産株式会社(代表取締役社長:三輪正浩、本社:東京都港区)より受注した大型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」(所在地:東京都板橋区、以下「本施設」)をこのたび竣工しましたのでお知らせいたします。
本施設は、都心部への配送に適した立地で、都内最大の物流施設となります。当社は設計・施工を担当し、本施設には板橋区の掲げる「河川氾濫時における水害に強い安心・安全な街づくり」の方針に沿って、中央車路への住民避難スペースの確保など近隣住民が一時避難に利用できる防災拠点としての機能を備えました。また、東京都などが進めている「水辺のにぎわい創出事業」を踏まえ、新河岸川沿いに公開空地を配置し、多目的広場である「わくわく広場」「はなの広場」や桜並木などの緑地を整備することで、水辺空間に新たな憩いの場を創出し、にぎわいを活性化するデザインとしました。
建物は6階建ての免震構造で、施設に保管される商品の増減による荷重変化に影響を受けることなく、常に安定的な免震性能を発揮する「NS-SSB®」(球面すべり支承)※1を426台、免震NSUダンパー®(鋼製ダンパー)※2を48台採用し、地震に対して建物本体だけでなく保管商品の損傷リスクも考慮しています。なお1階部分は床荷重2t/㎡を確保し、今後のニーズ拡大が見込まれる冷凍冷蔵倉庫としても利用可能な構造となっています。
環境への取り組みでは、屋根に搭載した太陽光発電設備で約4MWの再生可能エネルギーの供給を可能にし、一次エネルギー消費を実質ゼロとする最高ランクのZEB認証※3も取得しています。
当社は、物流関連施設を得意領域の一つとして実績を重ね、当該分野での累計受注実績は約340万㎡に上ります。今後とも総合エンジニアリング力と鉄の知見を活かし、SDGsに合致する環境に優しくレジリエントな社会・産業基盤づくりに貢献してまいります。
※1 SSBは球面すべり支承を意味する“Spherical Sliding Bearing”の略で、NS-SSB®は日鉄エンジニアリングの登録商標です。
※2 品質の高い圧延鋼材を加工した鋼製U型ダンパーで、日鉄エンジニアリングの登録商標です。
※3 “Net Zero Energy Building”の略で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費するエネルギーをゼロにすることを目指した建物のこと。
【「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」概要】
所在地 |
東京都板橋区舟渡 |
構造 |
鉄骨造地上6階建て・免震構造 |
ワンフロア面積 |
約13,000坪 |
延床面積 |
約256,000㎡ |
鉄骨重量 |
約30,500㌧ |
竣工 |
2024年9月30日 |
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