ファーウェイ輪番CEO胡厚崑、5Gエコシステムの発展に向け、業界の垣根を超えた迅速なイノベーションの必要性を指摘

MWC上海2015で、6GHz以下の周波数で世界初の5Gプロトタイプを展示し、 最大10ギガビット/秒の通信速度を記録

ファーウェイ・ジャパン

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)の輪番CEO兼取締役副会長である胡厚崑(ケン・フー)は、7月15日から上海で開催されたMobile World Congress(MWC)上海 2015の基調講演において、仮想現実などのアプリケーションがモバイル・ネットワーク上で利用され、より大容量のネットワークが求められるなか、5G技術の発展には業界の垣根を越えた迅速なイノベーションが求められていると指摘しました。
胡は5Gエコシステムの発展は重要な段階に突入したとし、さらにこれを加速させるためには、技術的イノベーション、業界の垣根を越えた連携、周波数資源が必要だと述べました。

MWC上海で基調講演を行うファーウェイ輪番CEO兼取締役副会長 胡厚崑MWC上海で基調講演を行うファーウェイ輪番CEO兼取締役副会長 胡厚崑

 

胡は次のように述べています。「仮想現実や没入型の体験を提供するサービスが重要なアプリケーションとなると予想される5G時代に向け、特に無線インターフェースやネットワーク・アーキテクチャの分野で新たな技術を創出するための投資を強化しなければなりません。ファーウェイが開発した無線インターフェース技術は、アンテナや基地局を追加することなく、周波数利用効率を少なくとも3倍に改善することができると自負しています」

 

また、通信業界がいまだ他産業との緊密な連携を確立できていない点に触れ、5Gがさまざまな垂直産業で広く活用されることになるのであれば、通信業界の技術や規格は各産業の多様なニーズを満たす必要があると指摘しました。


「当社は、業界の垣根を越えたコラボレーションを促すための正式なプラットフォームを作り、5Gに向けた未来のニーズや応用シナリオ、技術規格をともに模索していきたいと考えています。技術ベンダー、ネットワーク事業者、各産業が連携し、産業ごとのニーズに焦点を当てた5Gデモ・ネットワークを展開しなくてはなりません」
 

さらに胡は、5Gは将来、交通網や送電網のように重要な社会インフラとなると述べ、こうしたなか通信事業者にはさらに多くの周波数資源が必要となる点を鑑み、各国の政府や関連当局が周波数の割り当てについて将来を見据えた方針を迅速に打ち出すことへの期待を示しました。


胡は次のように言及しています。「主要なステークホルダーが一刻も早く5Gの周波数について合意し、5G向けに活用可能な周波数を6GHz以下で少なくとも500MHzを特定していただければと望んでいます。そうすることで、5Gエコシステムを世界規模で発展させていく環境を整備できるようになるでしょう」

 
ファーウェイは研究開発に多くを投じており、5Gの研究では世界を牽引しています。同社は2009年に5Gに関する研究を開始し、2018年までの投資額は6億米ドル(約745億円※)に達する見込みです。現在、社内では専門家500名が5G研究に従事する一方で、ハーバード大学、スタンフォード大学、ミュンヘン工科大学、清華大学など20を超える大学と共同研究を進めています。また、これらの研究成果を190を超える学術論文を通じて発表しています。
 

また、これまでに主要な5G技術において大きなブレークスルーを実現しており、5G PPPなどのグローバル団体の主要メンバーにもなっています。さらに世界各国のパートナー企業とともに複数の共同研究プロジェクトを立ち上げています。
 

最近ではNTTドコモと協力し、中国・成都市にある同社研究所で世界初のマルチユーザーMIMO技術の検証を行う実証実験環境を構築しました。実際の条件を再現したこのテスト環境では、5Gの無線インターフェースとネットワーク・アーキテクチャを体系的に検証することができるようになっています。


MWC上海 2015では、6GHz以下の周波数を活用した世界初の5Gプロトタイプも展示し、最大で10ギガビット/秒の通信速度を記録しています。

 
ファーウェイは2018年までに5Gの通信規格をまとめるべく取り組んでおり、また同年にはパートナー企業とともに初の5Gパイロット・ネットワークを立ち上げ、5Gエコシステムの前進につなげる計画です。さらに、2019年には相互運用試験を実施し、2020年には5Gネットワークの商用化を開始する見込みです。
 

※1米ドル=124.14円で換算(2015年7月16日現在)

 

【ファーウェイについて】

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、世界有数のICTソリューション・プロバイダーであり、1987年に中国・深圳(シンセン)に設立された従業員持株制による民間企業です。「通信技術を通じて人々の生活を豊かにする」というビジョンのもと、お客様志向のイノベーションとパートナーシップにより、通信・企業ネットワーク、端末、クラウド分野にわたり、お客様の競争優位性を高めるエンド・ツー・エンドのICTソリューション・ポートフォリオを確立しています。ファーウェイの17万人におよぶ従業員は通信事業者、企業、消費者の皆様へ最大の価値を提供すべく尽力しており、競争力の高いソリューションとサービスを170か国以上で提供し、世界人口の3分の1にもおよぶ人々のICTソリューション・ニーズに応えています。

 

日本法人(ファーウェイ・ジャパン)は2005年に設立され、日本市場のニーズに応えるべく幅広い製品ならびにサービスを提供しています。詳しくは、当社ウェブサイト:www.huawei.com/jp/、フェイスブック:www.facebook.com/HUAWEI.JAPAN、ツイッター:twitter.com/HUAWEI_Japan_PR、LINE:‘ファーウェイ’で検索、YouTube:http://www.youtube.com/user/HuaweiDeviceJPをご覧ください。

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会社概要

華為技術日本株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウェストタワー 12階
電話番号
03-6266-8008
代表者名
王剣峰
上場
未上場
資本金
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設立
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