テクノスジャパン、創業370年を超える老舗メーカー「ヤマサ醤油」にSAP S/4HANAを導入した事例を公開
グローバル化に対応した高度な経営判断の基盤を構築
■事例ページはこちら:https://www.tecnos.co.jp/tj/yamasa/
背景
1645年創業の老舗醤油メーカーであるヤマサ醤油は、生産・販売のチャネルをグローバルへ拡大しております。これに伴い自社の基幹システムをグローバル化することを検討していました。また経営情報の収集・分析の効率化、人員不足による情報システム業務の属人化が、経営と現場のそれぞれで喫緊の課題でした。これらの課題を解決できる基幹システムとしてSAP S/4HANAの導入が決定され、テクノスジャパンが伴走支援を行い導入しました。
効果
1. 締め請求書作業にかかる時間が60%低減
2. 入庫明細数の87%で自動振替を実現
3. 貼り品番振替における1日30分間の手作業が廃止
お客さまの声
今回のプロジェクトはリターンも大きく、期待を上回る成功という結果でした。プロジェクトの進行としては、計画を2年間も前倒してグローバル展開の検討が進められる状況になりました。これはメンバーのスキルアップが思った以上に早かったことが理由です。今回の成功の大きな要因は、プロジェクトに関連するメンバーが一丸となり徹底的な議論を行ったことだと思います。今回のプロジェクトでは業務プロセスを極力パッケージに合わせる形で改善を行ったので、システム要員と業務責任者が常に対になって、各業務の「なぜやるのか?」という目的意識のベクトルを合わせる議論を徹底的に行いました。システム要員の妥協しない姿勢が業務責任者にも伝わり、業務責任者も真剣に知恵を出すという相乗効果も生まれていたと思います。これが部分最適から全体最適への完全シフトという本質的な業務効率化を実現することができた理由の根幹です。SAP S/4HANAは勿論素晴らしいソリューションだと思います。ただしプロジェクトの成功という観点ではシステムの良し悪しよりも、全社および関わるパートナーがどれだけの意思と覚悟をもって真剣にプロジェクトへ向き合えるかということが重要です。
経理・総務本部 部長 情報システム管理室長 網谷さん
【会社概要】
ヤマサ醤油株式会社
ヤマサ醤油は、醤油の製造・販売に加えて、昆布つゆや昆布ぽん酢などの「つゆ・たれ」製品も手掛ける食品メーカーです。また、医薬・化成品、診断薬の製造・販売も行っており、弊社の技術から生まれた核酸関連物質は、抗がん薬や抗ウイルス薬、脳代謝改善薬などの医薬品に応用されています。新型コロナワクチンで使われる重要な遺伝物質「mRNA」の原料も供給しています。
会社名:ヤマサ醤油株式会社
所在地:千葉県銚子市新生町2-10-1
代表者:代表取締役会長 濱口 道雄、代表取締役社長:石橋 直幸
設立:1928年(昭和3年)
資本金:1億円
株式会社テクノスジャパン
テクノスジャパンは「企業・人・データをつなぎ社会の発展に貢献する」をグループミッション、「LEAD THE CONNECTED SOCIETY TO THE FUTURE」をビジョンとして掲げ、企業のデータドリブン経営に伴走しています。1994年の創業以降、ERPのシステムコンサルティングとインテグレーションを展開。現在はCRM、自社開発の企業間協調プラットフォームCBPを組み合わせた「ERP×CRM×CBP」のトータルソリューションで、経営管理およびサプライチェーン全体の高度化による企業の生産性向上を支援しています。
会社名:株式会社テクノスジャパン
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー14階
代表者:代表取締役 社長執行役員 吉岡 隆
設立:1994年4月27日
資本金:5億6,252万円
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