脱北した北朝鮮の作家が暴く「洗脳文学」の実体とは！？

知られざる北朝鮮事情を綴った衝撃のノンフィクション『跳べない蛙　北朝鮮「洗脳文学」の実体』が発売！帰国事業で北朝鮮に渡り、一時期は「宣伝扇動部」の作家として活動した日本生まれの著者が綴る金王朝「思想教育」の禁断全貌とは！？

この度、元在日・脱北者であり、現在は韓国で作家として活動する金柱聖（キム・ジュソン）氏の日本初の著書『跳べない蛙　北朝鮮「洗脳文学」の実体』を双葉社より刊行いたします。本書は日本生まれの著者が、1970年代の帰国事業によって北朝鮮に渡り、同国の作家として活動し、脱北するまでを綴ったものです。

北朝鮮では、作家たちも「国家公務員」と位置づけられ、「宣伝扇動部」の一端を担う立場に置かれています。南北統一の実現、金王朝維持のために、人民を文学でいかに”洗脳”するのか。この宣伝扇動活動が、今年創建70周年を迎える同国をどう支えてきたのか。そして、日本生まれの作家がその中でどうもがき、戦ってきたのか̶̶。

これまで明かされてこなかった北朝鮮の作家たちの現実をとおして、なぜかの国が世界中から注目され、今まさに世界の大舞台に飛び出そうとしているのか、それを読み解く鍵となる一冊です。

 北朝鮮の人々は井の中の蛙だ。
跳べない蛙。閉じ込められた蛙。
私がようやく跳んだ時、30年が過ぎていた……。

序章　 金正恩氏が抱く異様な不安
第1章　北国の作家 　
第2章　祖国 　
第3章　帰国者招待所 　
第4章　階級制度 
第5章　作家同盟
第6章　朝鮮労働党
第7章　100部図書
第8章　脱北
終章　吾輩は人間である

■書誌情報
書名：跳べない蛙　北朝鮮「洗脳文学」の実体
著者：金 柱聖（キム・ジュソン）
発行発売；双葉社
発売日：2018年4月22日
定価：1500円（税別）
ISBN：978-4-575-31351-2