日本初、研究領域を対象とした起業版サーチファンド™の運用を開始
サーチファンドのスキームを活用し、0→1モデルの確立へ
■起業版サーチファンド™は「0→1」事業創造を支援する仕組み
当社が運用する起業版サーチファンド™は、一般的なサーチファンド(※)のような既存産業における事業買収モデルではありません。当社のバックアップの元、経営者候補(サーチャー)が大学や企業等の技術シーズの法人化に関わり、経営者として「0→1」の事業創造にコミットすることを支援する仕組みです。
(※)一般的なサーチファンドは、経営者候補(サーチャー)が、投資家と連携をし、既存産業の優良企業より案件の探索および買収を実行し、経営に参画します。国内においては中小企業の後継者不足を解決する一つの手法としても注目を集めている手法です。
■起業版サーチファンド™設立の背景
大学や企業等の技術シーズには毎年数兆円規模の研究資金が投入されていますが、事業化して成功する事例はごく少数です。これの主な要因の一つが「経営人材不足」です。
研究者が研究成果を事業化したい時、外部人材を投入する、又は、自ら経営を担うのが代表的なパターンですが、ビジネス経験の少ない研究者の場合は、前者のパターンで企業の事業経験者等を経営陣に迎え入れるほうが成功確率を高められます。
しかし、そういった人材が創業初期になかなか見つからず、研究者自ら事業プランを練り、研究活動と同時に法人化に必要な膨大な業務を行おうとして、躓いてしまうケースが数多く存在します。
今回、起業家になりたい方(経営候補人材)がより挑戦しやすい仕組みを提供することで、経営人材の発掘・育成と研究成果の事業化促進を実現させ、研究資金を社会に還元していくエコシステムをさらに活性化させてまいります。
■サーチャーが受けられる支援
・創業および成長資金の確保(創業資金、創業後の継続投資)
・有望な技術シーズとの出会い(有望な技術シーズリストの提供、ネットワーク提供、伴走支援)
・専門領域に即した支援(知財評価・取得、事業および投資採算性評価、事業モデル策定 他)
・創業および成長支援(メンバー採用、規制対応、アライアンス、海外展開 他)
■当社CEO伊藤よりコメント
近年、 ディープテックスタートアップの資金調達環境は以前より大幅に改善したものの、引き続き経営人材不足が大きな課題です。そのため、多額の研究資金で開発された多数の有望な技術シーズが日の目を見ず、死蔵しているという現実があります。また、経営人材不足により、研究者が研究活動以外にも多くの時間を割かざるを得ない事から、相対的に研究活動の時間が減少し、基礎研究力の低下に繋がっています。当社の起業版サーチファンド™はこれらの課題を解決するために開発されたプログラムです。これまで起業家育成プログラムを通じて数多くの起業家を輩出した実績の有る当社だからこそ、実施可能な事業です。ぜひ共に事業創造にチャレンジしましょう。
■経営者候補(サーチャー)を目指される方へ
当社は、企業ビジョンとして「誰もが挑戦できる世界を作る」を掲げています。経営経験はなくとも、事業立ち上げや革新的な事業創りに情熱を燃やす方が、本取り組みを通じて早期に革新的なシーズと出会い、創業初期のファイナンスの苦悩を低減しつつ、起業できる社会を実現いたします。事業化で力を発揮頂ければ、必ずしも技術・研究領域に精通している必要はありません。ぜひ説明会でお会いしましょう。
*起業版サーチファンド™専用サイト: https://talent.beyondnextventures.com/searchfund
*説明会:専用サイトよりWEBエントリーいただいた方にメールにてご案内いたします。
■Beyond Next Ventures株式会社 概要
研究者や起業家と共に、革新的なサイエンス/テクノロジーの社会実装を通じて、地球規模の社会課題の解決を目指す独立系ベンチャーキャピタルです。リード投資家としてシード期のディープテック・スタートアップへの支援を得意とし、研究成果の実用化を加速するインキュベーション活動、経営チームの組成ならびに経営人材の育成、都心シェア型ウェットラボの運営など、VCの枠を超えてディープテック・エコシステムの構築に取り組んでいます。
本社 :東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル3階
代表者:代表取締役社長 伊藤 毅
設立日:2014年8月
事業内容:日本・インドにおけるディープテック・スタートアップへの出資および成長支援、研究シーズの事業化支援、経営人材の育成・経営チームの組成支援、都心シェア型ウェットラボの運営など
URL :https://beyondnextventures.com/jp
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