【DACHD】オープンイノベーションを本格活用し、未来のデジタル広告のあり方を研究する「DAC Open Innovation Lab(DOIL)」を発足
~グループ横断の産学連携プロジェクトが始動~
DACHD傘下の事業会社であるデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下 DAC)はこれまでも、生活者の行動や興味を深く理解し、生活者にとって効果的な広告を配信するために、国立情報学研究所の宇野毅明教授と、オーディエンスデータの分析・解析の強化を目的とした共同研究(※1)を行ってまいりました。今後も社会のデジタル化は加速し、より効率的で効果的なマーケティングコミュニケーションが求められる中で、既存の方法にとらわれず、さらに広い分野を対象とした外部パートナーとの共同研究や新規事業開発などを促進するため、このたび「DOIL」を発足するに至りました。
デジタルマーケティングにおいては、広告の信頼性や効果がますます重視されるようになっています。このような環境の下、ターゲットを適切に捉え、適切な広告クリエイティブを届けるという課題を解決するために、「DOIL」発プロジェクト第一弾として、AI技術を活用した次の二件の研究を開始いたしました。
(1)[運用型広告の配信設定最適化]研究
近年注目されているAlphaGoの基礎となるAI技術を運用型広告の配信設定に応用することで、
人を介する設定よりも効果的な広告配信の実現可能性について研究します。
(2)[広告クリエイティブの最適化]研究
バナー広告などを見た時に生活者が受け取る印象を、事前にAIが分析して定量評価するシステムの研究を進めます。
「DOIL」における研究については、東京大学大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻の鶴岡慶雅 准教授をはじめとした各分野の専門家の方々にアドバイザーとして監修いただく予定です。
「DOIL」発足は、DACHDグループの掲げる「デジタルの未来に、もっと力を。」というブランドスローガン具体化の一環でもあります。DACHDは、AIや先端的技術の研究と活用に取り組むとともに、オープンイノベーションを積極的に行っていくことで、これからのデジタル社会をより活性化し、デジタルのさらなる可能性を切り拓いていくことを目指して活動してまいります。
(※1)宇野教授の開発した、ビッグデータを大まかなクラスター(集団)に分けて見やすくする手法「データ研磨」を活用し、類似度計算の高速処理化による高速アルゴリズム開発をはじめ、推定モデリング、クラスタリングなどの課題に対して科学的アプローチによる解決を目指した共同研究。
参考:2014年9月30日「DAC、ビッグデータの広告活用について国立情報学研究所の宇野毅明教授と共同研究を開始」https://www.dac.co.jp/press/2014/20140930-aone-nii
以 上
<アドバイザー略歴>
■鶴岡 慶雅 准教授(東京大学 大学院 情報理工学系研究科 電子情報学専攻 准教授)
東京大学工学部電気工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。博士(工学)。科学技術振興事業団(現 科学技術振興機構)研究員、マンチェスター大学 Research Associate、北陸先端科学技術大学院大学 准教授などを経て、現職。開発した「激指(げきさし)」は世界コンピュータ将棋選手権で4回優勝。
専門分野: 自然言語処理、ゲームAI
研究室ホームページ(URL): http://www.logos.ic.i.u-tokyo.ac.jp/wiki-ja/
<会社概要>
■ D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社 https://www.dac-holdings.co.jp
代表者:代表取締役社長 島田 雅也
本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 YGPタワー33F
設立:2016年10月
上場市場:東京証券取引所市場第二部(証券コード:6534)
当社コーポレートサイト掲載先
http://www.dac.co.jp/press/2017/20171102_dachd_doil
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