第28回出光音楽賞 受賞者決定のお知らせ
「出光音楽賞」は出光興産株式会社主催の音楽賞で、主にクラシックの音楽活動を対象に、育成という観点から意欲、素質、将来性などに重きを置き、新進の音楽家を顕彰してまいりました。
選考の結果、第28回「出光音楽賞」受賞者3名が決定いたしました。また、受賞者にはそれぞれ賞状ならびに賞金300万円が贈られます。
受賞者は下記のとおりです(五十音順/敬称略、年齢は2017年12月31日現在)。
記
■上野 耕平( うえの こうへい : サクソフォン/25歳 )
1992年7月10日生。茨城県東海村出身。
8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。
指揮者山田和樹氏には「耕平は、1音を聴いただけで、ただ者ではないと思った!」と、また、ボストンポップスオーケストラの音楽監督であり指揮者であるKeith Lockhartには「サクソフォンのこんな音を聴いた事がない。目が飛び出るほど驚いた!」と言わしめた。
2011年第28回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。現地メディアを通じて日本でもそのニュースが話題になる。
また、スコットランドにて行われた第16回世界サクソフォンコングレスでは、ソリストとして出場し、世界の大御所たちから大喝采を浴びた。
2016年のB→C公演では、全曲無伴奏で挑戦し高評価を得ている。
常に新たなプログラムにも挑戦し、サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。
現在、国内若手アーティストの中でもトップの位置をしめ演奏活動のみならず「題名のない音楽会」、「報道ステーション」等メディアへの出演や、サックスカルテット「The Rev Saxophone Quartet」、吹奏楽「ぱんだウインドオーケストラ」のコンサートマスターとしても活躍中。昭和音楽大学非常勤講師。
CDデビューは2014年「アドルフに告ぐ」、2015年にはコンサートマスターを務めるぱんだウインドオーケストラを、2017年にはThe Rev Saxophone QuartetのデビューCDをリリース。2017年12月には3枚目のソロアルバム無伴奏バッハ「BREATH」をリリース。
■岡本 侑也 ( おかもと ゆうや : チェロ/23歳 )
2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門において、堂々の第2位とイザイ賞を受賞。
リサイタル、室内楽、そしてオーケストラとの共演とすでに第一線での演奏活動を展開し、「大器を予感させる才能」と今世界が最も注目する1994年10月22日東京生まれのチェリスト。
2004年ドイツ音楽協会主催青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門で第1位、併せてバイエルン放送局特別賞を受賞すると、2008年には泉の森ジュニア・チェロ・コンクール中学生の部で金賞、2009年第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子では急遽設けられた「審査員奨励賞」を相次いで受賞。2010年には若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」と小澤征爾音楽塾オーケストラに参加して経験を積み、12月には八王子音楽祭にて初の本格的リサイタルを開催。
2月にチェロ・コングレス・イン・ジャパンオープニングコンサートでバッハ無伴奏組曲を 演奏した2011年秋、第80回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて増沢賞・黒栁賞・徳永賞・岩谷賞(聴衆賞)を受賞。
NHK-FMリサイタル・ノヴァ、霧島国際音楽祭スペシャル・ガラ・コンサート、都民芸術フ ェスティバル室内楽・シリーズ、高関健指揮新日本フィルハーモニー交響楽団「新・クラシックへの扉」(2014年7月)、紀尾井ホール「紀尾井 明日への扉」(2014年7月)、サントリーホール「成人の日」コンサート(2015年1月)、小山実稚恵さんとのデュオ(2015年8月、2016年9月)、プラハでの“国際音楽祭ヤング・プラハ”への出演(2015年9月)、王子ホールの“MAROワールド”(2016年1月・9月、2017年10月)、尾高忠明指揮東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会(2016年6月)、ユベール・スダーン指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(2017年1月)、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団(2017年6月)、飯森範親指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団定期演奏会(2017年10月)、東京オペラシティB→C(2018年1月)、NHKららら♪クラシックの収録などのほか、これまでに読売日本交響楽団、アンサンブルofトウキョウ、セントラル愛知交響楽団、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、バート・ライヒェンハル管弦楽団、アントワープ交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団などと共演。2018年は高関健指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団(3月)、東京・春・音楽祭(4月)、オーギュスタン・デュメイ指揮関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(5月)、阪哲朗指揮山形交響楽団定期演奏会(9月)、小林研一郎指揮東京都交響楽団(10月)などに出演予定。
(公財)江副記念財団第42回奨学生。(公財)ロームミュージックファンデーション2013年 度、2014年度奨学生。第25回(2014年度)新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。
H=J.ゼーフルート、山崎伸子、W=S.ヤンの各氏に師事。W.ベッチャー、M.ペレーニ、N.グートマン、G.リヴィニウス、J=P.マインツ、堤剛各氏のマスタークラスを受講。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、ドイツ・ミュンヘン音楽大学を首席で卒業。現在はミュンヘン音楽大学大学院でユリアン・シュテッケル氏に師事。
■辻 彩奈 (つじ あやな : ヴァイオリン/20歳)
1997年岐阜県生まれ。
2016年、18歳にてモントリオール国際音楽コンクール優勝、併せて5つの特別賞(バッハ賞、パガニーニ賞、カナダ人作品賞、ソナタ賞、セミファイナルベストリサイタル賞)を受賞。3歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始め、10歳時にスズキテンチルドレンに選ばれ、東京、名古屋、松本にて独奏を実施。2009年には全日本学生音楽コンクール小学校の部にて全国第1位、東儀賞、兎束賞を受賞。2013年日本音楽コンクール第2位、2015年ソウル国際音楽コンクール第2位(最高位)その他国内外のコンクールで優勝や入賞の実績を持つ。
11歳にて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演後、多くの国内外のオーケストラと共演。これまでに、モントリオール交響楽団、チェコフィルハーモニー室内合奏団、セジョン・ソロイスツ(韓国)、シュトゥットガルトゾリステン、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、中部フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、セントラル愛知交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団などと共演している。また室内楽においては、12歳にて初リサイタルを行って以降、宗次ホール、サラマンカホール、紀尾井ホールにてリサイタルを実施。チェロの堤剛、ピアノの江口玲、伊藤恵の各氏らとの共演を行っている。
2017年に岐阜県芸術文化奨励受賞。現在東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoannes Baptista Guadagnini 1748である。2018年には、モントリオール国際音楽コンクールの模様を収録したメジャー・デビューCDをワーナークラシックス初のセンター契約第一弾アーティストとしてリリース。2018-2019シーズンには、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲)を予定している。
以上
選考の結果、第28回「出光音楽賞」受賞者3名が決定いたしました。また、受賞者にはそれぞれ賞状ならびに賞金300万円が贈られます。
受賞者は下記のとおりです(五十音順/敬称略、年齢は2017年12月31日現在)。
記
■上野 耕平( うえの こうへい : サクソフォン/25歳 )
1992年7月10日生。茨城県東海村出身。
8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。
指揮者山田和樹氏には「耕平は、1音を聴いただけで、ただ者ではないと思った!」と、また、ボストンポップスオーケストラの音楽監督であり指揮者であるKeith Lockhartには「サクソフォンのこんな音を聴いた事がない。目が飛び出るほど驚いた!」と言わしめた。
2011年第28回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門において、史上最年少で第1位ならびに特別大賞を受賞。2014年第6回アドルフ・サックス国際コンクールにおいて、第2位を受賞。現地メディアを通じて日本でもそのニュースが話題になる。
また、スコットランドにて行われた第16回世界サクソフォンコングレスでは、ソリストとして出場し、世界の大御所たちから大喝采を浴びた。
2016年のB→C公演では、全曲無伴奏で挑戦し高評価を得ている。
常に新たなプログラムにも挑戦し、サクソフォンの可能性を最大限に伝えている。
現在、国内若手アーティストの中でもトップの位置をしめ演奏活動のみならず「題名のない音楽会」、「報道ステーション」等メディアへの出演や、サックスカルテット「The Rev Saxophone Quartet」、吹奏楽「ぱんだウインドオーケストラ」のコンサートマスターとしても活躍中。昭和音楽大学非常勤講師。
CDデビューは2014年「アドルフに告ぐ」、2015年にはコンサートマスターを務めるぱんだウインドオーケストラを、2017年にはThe Rev Saxophone QuartetのデビューCDをリリース。2017年12月には3枚目のソロアルバム無伴奏バッハ「BREATH」をリリース。
■岡本 侑也 ( おかもと ゆうや : チェロ/23歳 )
2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門において、堂々の第2位とイザイ賞を受賞。
リサイタル、室内楽、そしてオーケストラとの共演とすでに第一線での演奏活動を展開し、「大器を予感させる才能」と今世界が最も注目する1994年10月22日東京生まれのチェリスト。
2004年ドイツ音楽協会主催青少年音楽コンクールバイエルン州地域部門で第1位、併せてバイエルン放送局特別賞を受賞すると、2008年には泉の森ジュニア・チェロ・コンクール中学生の部で金賞、2009年第2回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールin八王子では急遽設けられた「審査員奨励賞」を相次いで受賞。2010年には若い人のための「サイトウ・キネン室内楽勉強会」と小澤征爾音楽塾オーケストラに参加して経験を積み、12月には八王子音楽祭にて初の本格的リサイタルを開催。
2月にチェロ・コングレス・イン・ジャパンオープニングコンサートでバッハ無伴奏組曲を 演奏した2011年秋、第80回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、併せて増沢賞・黒栁賞・徳永賞・岩谷賞(聴衆賞)を受賞。
NHK-FMリサイタル・ノヴァ、霧島国際音楽祭スペシャル・ガラ・コンサート、都民芸術フ ェスティバル室内楽・シリーズ、高関健指揮新日本フィルハーモニー交響楽団「新・クラシックへの扉」(2014年7月)、紀尾井ホール「紀尾井 明日への扉」(2014年7月)、サントリーホール「成人の日」コンサート(2015年1月)、小山実稚恵さんとのデュオ(2015年8月、2016年9月)、プラハでの“国際音楽祭ヤング・プラハ”への出演(2015年9月)、王子ホールの“MAROワールド”(2016年1月・9月、2017年10月)、尾高忠明指揮東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会(2016年6月)、ユベール・スダーン指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(2017年1月)、ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団(2017年6月)、飯森範親指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団定期演奏会(2017年10月)、東京オペラシティB→C(2018年1月)、NHKららら♪クラシックの収録などのほか、これまでに読売日本交響楽団、アンサンブルofトウキョウ、セントラル愛知交響楽団、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、バート・ライヒェンハル管弦楽団、アントワープ交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団などと共演。2018年は高関健指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団(3月)、東京・春・音楽祭(4月)、オーギュスタン・デュメイ指揮関西フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(5月)、阪哲朗指揮山形交響楽団定期演奏会(9月)、小林研一郎指揮東京都交響楽団(10月)などに出演予定。
(公財)江副記念財団第42回奨学生。(公財)ロームミュージックファンデーション2013年 度、2014年度奨学生。第25回(2014年度)新日鉄住金音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。
H=J.ゼーフルート、山崎伸子、W=S.ヤンの各氏に師事。W.ベッチャー、M.ペレーニ、N.グートマン、G.リヴィニウス、J=P.マインツ、堤剛各氏のマスタークラスを受講。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を経て、ドイツ・ミュンヘン音楽大学を首席で卒業。現在はミュンヘン音楽大学大学院でユリアン・シュテッケル氏に師事。
■辻 彩奈 (つじ あやな : ヴァイオリン/20歳)
1997年岐阜県生まれ。
2016年、18歳にてモントリオール国際音楽コンクール優勝、併せて5つの特別賞(バッハ賞、パガニーニ賞、カナダ人作品賞、ソナタ賞、セミファイナルベストリサイタル賞)を受賞。3歳よりスズキ・メソードにてヴァイオリンを始め、10歳時にスズキテンチルドレンに選ばれ、東京、名古屋、松本にて独奏を実施。2009年には全日本学生音楽コンクール小学校の部にて全国第1位、東儀賞、兎束賞を受賞。2013年日本音楽コンクール第2位、2015年ソウル国際音楽コンクール第2位(最高位)その他国内外のコンクールで優勝や入賞の実績を持つ。
11歳にて名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演後、多くの国内外のオーケストラと共演。これまでに、モントリオール交響楽団、チェコフィルハーモニー室内合奏団、セジョン・ソロイスツ(韓国)、シュトゥットガルトゾリステン、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、中部フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、セントラル愛知交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪交響楽団などと共演している。また室内楽においては、12歳にて初リサイタルを行って以降、宗次ホール、サラマンカホール、紀尾井ホールにてリサイタルを実施。チェロの堤剛、ピアノの江口玲、伊藤恵の各氏らとの共演を行っている。
2017年に岐阜県芸術文化奨励受賞。現在東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。これまでに小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoannes Baptista Guadagnini 1748である。2018年には、モントリオール国際音楽コンクールの模様を収録したメジャー・デビューCDをワーナークラシックス初のセンター契約第一弾アーティストとしてリリース。2018-2019シーズンには、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演(シベリウス:ヴァイオリン協奏曲)を予定している。
以上
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