ウクライナ出身の元弁護士が国際NGO・世界の医療団でファンドレイジング担当として正社員採用決定!
コミュニケーション力を活かし、組織のダイバーシティ推進に貢献

NPO法人WELgee(代表理事:安齋 耀太、以下「WELgee」)は、日本での就労に向けて伴走したウクライナ出身の難民人材が、認定NPO法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(本社:東京都港区 / 代表理事:横森佳世氏、以下「世界の医療団」)にてマーケティング部ファンドレイジング(イベント担当)の正規職員として採用されたことを発表します。
世界の医療団は、紛争や自然災害、貧困、差別などで医療を受けられない人々に医療を届け、支援する国際NGOです。世界17ヶ国に拠点を置き、日本を含む70ヶ国以上で活動しています。今回、NPOにおける多様性推進の先進事例として、ウクライナ出身の難民人材の採用が実現しました。
今回採用されたHさんは、母国で法学修士を取得し、2018年から2022年まで弁護士として5年間活躍、企業のサポート、契約交渉などを行ってきました。ロシアによるウクライナ侵攻により日本への避難を余儀なくされた中、2022年7月、公益財団法人 パスウェイズ・ジャパン(Pathways Japan PJ)の支援をうけ来日。来日後は、沖縄にて日本語学校に通う傍ら、子供たちへのウクライナ語教育やギャラリー併設ホテルでの接客業務に約1年半従事。日本語学校卒業後、2024年春に東京へ移住し、自身の思いを活かせる新たなキャリアを模索していました。
2025年3月にWELgeeからの紹介で世界の医療団と出会い、弁護士としての経験や戦争経験から「誰もが治療を受けられる未来を目指す」という理念に深く共感をし、応募。25年9月の書類選考・面接を経て、ミッションへの熱意が高く評価されました。25年11月から3ヶ月のお試し雇用を経て、2026年2月より正職員として採用されました。現在はファンドレイジングイベント担当として、業務に取り組んでいます。

メドゥサン・デュ・モンド ジャポン 事務局長 米良 彰子氏
この度、WELgeeからの紹介でHさんを採用できたことに大変感謝しており、改めてお礼申し上げます。
世界の医療団は国際的な組織ですが、今まで多様な背景の方をなかなか採用できませんでした。今回当団体の事業国の出身で、日本語も習得済みだったこと、もともと人の役に立てる仕事がしたいと考えており、戦争を経験する中で医療や人道支援の重要性、そしてNPO/NGOが果たす役割の大きさを実感したことを背景として、当団体に携わりたいという熱意とやる気を感じたことから、採用に至りました。
Hさんはイベントの企画運営を担当しており、緻密で丁寧な仕事ぶりで対外的な交渉も安心して任せることができます。他のスタッフとも良好な関係を築けています。3ヶ月経ったいま、自身で企画を練り、提案もしており、今後さらに積極的に業務に携わることを職員一同期待しています。

WELgee 就労伴走事業キャリアコーディネーター 圓山 佐登子
母国で法律家として活躍されていた経歴を持ち、来日後は真摯に日本語習得に取り組んでいたHさん。今回の選考過程においても、必要な書類準備や面談対応など、非常に緻密で几帳面な姿勢が評価につながったと感じます。
これまでのキャリアの延長線上ではなく、『自ら創意性を発揮して、人との対話を通じて社会に貢献できる仕事に挑戦したい』というのは、Hさん本人が日本でのキャリアで希望していた新しい道です。今回、世界の医療団様と出会い、「活動を広く発信し、多くの方々の共感を集めていく」という新たなステージに挑みます。
何事にも全力で取り組む真面目でひたむきな姿を、職場の皆様が温かく受け入れ・支えてくれる中で、新しい目標を見つけ前向きに進み出しています。彼女が「自分らしく輝ける環境」を見つけられたことを、担当者として心から嬉しく思っています。
今後の彼女の活動や発信が、世界の医療団様に関わる支援者を増やし、多くの心に届くことを願っています。
◎ 認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャパン(世界の医療団)の概要
設立:1995年
本社:東京都港区
代表理事:横森佳世氏
事業内容:国籍、人種、民族、思想、宗教などのあらゆる壁を越えて、世界各地で「医療」から疎外された人々の支援にあたっています。世界70ヶ国以上でプログラムを実施。医療にまつわる社会的決定要因に影響を与えるべく活動する個人や地域社会を支援しながら、提言にも取り組んでます。
https://www.mdm.or.jp/
◎ NPO法人WELgeeの概要
「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」の実現を目指し、母国での迫害や紛争などから日本に逃れてきた人々が自身のキャリアや人生の目標を追求しながら企業で価値創造ができるようなサービスを展開しています。彼らが「難民」という背景を超えて、それぞれの「自分らしさ」を活かしながら日本で人生再建できるよう、企業・経済団体・行政など多様なステークホルダーと連携しながら、難民の背景をもった人との共創が、日本社会のスタンダードになっている状態を実現すべく、活動しています。
◎ 公益財団法人パスウェイズ・ジャパンの概要
難民の背景を持つ若者の国外からの受け入れと高等教育を支援。2016年から継続する受入れ・自立支援事業では、現在までにシリア、アフガニスタン、ウクライナから205人を日本に受け入れ、日本語・高等教育を提供し、就職・自立へと導いています。卒業生のうち50名以上が就職(内定含む)。また渡邉利三国際奨学金により年間約20名に奨学金を供与。2021年一般財団法人設立、2024年公益財団法人として認定。
◎難民の定義
難民とは「人種・宗教・国籍・特定の社会的集団の成員資格・政治的意見を理由に迫害されるという十分に理由のある恐怖のために国籍国の外におり、かつ、その国の保護を受けられないか、そのような恐怖のためにそれを望まない者」(出典:UNHCR『難民の地位に関する条約』『難民の地位に関する議定書』)を指します。近年、UNHCRのガイドラインなどによって国際慣習では、紛争・ジェンダー・気候変動での強制移住をせざるを得なくなった人々についても難民として保護する流れが主流になっています。
◎WELgeeの「難民」の考え方
難民が生じる背景や社会情勢が多様化・複雑化する中で、従来の難民の定義にとどまらない多くの人々が、祖国を追われる状態に置かれています。WELgeeは、命の危険があって現在母国に戻れない状態にある人を活動の対象としており、認定難民・難民認定申請者・後発的難民(帰国困難な状態にある元留学生等)・避難民なども含んでいます。
◎WELgee活動のスタンス
WELgeeは「難民」を保護対象としてのみならず、一人ひとりが志や経験をもった個人として捉えています。政府による難民認定だけをゴールにするのではなく、難民の人生の再建の選択肢を増やす取り組みを行っています。
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