【福島県磐梯町】町民・事業者・行政が一丸となってゼロカーボンの実現に向けて取り組む「ゼロカーボン宣言」を行いました
宣言日:2023年9月25日
宣言の背景
近年各地で、地球温暖化が原因とされる気候変動により、熱波や集中豪雨、台風が発生し、自然景観や生態系まで影響を及ぼしております。地球温暖化の要因は二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量が増えたこととされています。
磐梯町は、会津磐梯山を中心とした豊かな自然と日本名水百選に選ばれた磐梯西山麓湧水群を有する山紫水明の町です。この恵み豊かな自然環境は次世代に継承していかなければなりません。
世界共通の課題に対し、町民・事業者・行政が一丸となってゼロカーボンの実現に向けて取り組みます。
宣言内容:磐梯町『ゼロカーボン宣言』
本町は、会津磐梯山を中心とした豊かな自然と、日本名水100選に選ばれた磐梯西山麓湧水群を有する山紫水明の町であります。総合計画では、将来像を『自分たちの子や孫たちが暮らし続けたい魅力あるまちづくり』と定め、その実現のためには、恵み豊かな自然環境を次世代に継承していく必要があります。
2023年7月、国連事務総長は、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代が到来した」と警告いたしました。主要20か国・地域(G20)が世界の温室効果ガスの「約8割を排出している」という事実から、先進国の自治体とし率先して温室効果ガスの排出削減に務めなければなりません。
本町は、自分たちの子や孫たちに恵まれた自然環境を継承するため、町民、事業者、行政が共に真摯に取り組み、2050年よりも早いゼロカーボンの実現へ向けて取り組むことをここに宣言し、具体的かつ、積極的な施策をもって温室効果ガスの排出削減を進めてまいります。
これからの取り組みについて
町民、事業者とともに、①ごみの削減と②再生可能エネルギーの普及やエネルギー利用の効率化にとりみます。
1 町民の取り組み
脱炭素社会の実現には、一人一人のライフスタイルの転換が必要です。日常生活における脱炭素行動とくらしのメリット「ゼロカーボンアクション30」を参考に、町民が取り組みやすいことから啓発し、共に取り組んで参ります。
<取り組み事例>
・食品ロスをなくす。
・3R(リデュース、リユース、リサイクル)の促進
・リサイクルフローの構築や、分別の促進を通じて可燃ごみを削減する。
・エネルギーの節約、転換をする。
・CO2の少ない交通手段を選ぶ。
・太陽光パネル付き、省エネ住宅に住む。
・環境保全活動の積極的な参加
2 事業者の取り組み
現状の認識では本町の温室効果ガス総排出量のうち、約83%は産業部門、及び運輸部門から排出されていることから、事業者による排出抑制は非常に重要といえます。町は事業者と意識を合わせ、事業活動に伴う温室効果ガスの発生抑制を共に取り組んでまいります。
<取り組み事例>
・事業系資源物の自己処理等により、事業系ごみを削減する
・事業所や工場の屋根等に自家消費用の太陽光発電設備の設置を検討する。
・事業者自身の排出だけではなく、サプライチェーン全体での排出抑制に努める。
・気候変動に対応した経営戦略の開示や脱炭素に向けた目標設定などを通じて、
企業の社会的価値及び経済的価値を高める。
3 行政の取り組み
役場を一つの事業所と捉えて、地球温暖化対策に率先して取り組むとともに、脱炭素に必要なインフラ整備や再生可能エネルギーの導入促進等を図って参ります。
<取り組み事例>
・徹底したごみの分別、再資源化の推進、節電及び省エネ対策を実践する。
・公共施設への太陽光発電設備の設置や照明のLED化を計画的に進める。
・地域の理解が得られた適正な再生可能エネルギー発電設備の最大導入を促進する。
・森林の適切な維持管理(間伐、皆伐、再造林)によるCO2吸収源対策を強化する。
・次世代自動車(電気自動車、水素自動車)普及のためのインフラ整備を促進する。
福島県磐梯町
東京都心から北へ約200km、会津盆地の東北部に位置し、磐梯山を間近に仰ぎ見る山紫水明の地です。平安時代初期の名僧「徳一(とくいつ)」によって建立された慧日寺(えにちじ)を有する会津仏教文化発祥の地として栄えた、歴史と伝統・文化を受け継いできた町でもあります。平安初期の古式建築技法により復元された史跡慧日寺跡金堂・中門をはじめとする歴史的遺産や、名水から作られる日本酒や蕎麦など、魅力にあふれた地域です。
住所:〒969-3392 福島県耶麻郡磐梯町大字磐梯字中ノ橋1855
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