ケミカルルーピング反応技術を用いたCCUに向けた共同検討を開始
積水化学は、独自開発した触媒と反応プロセスによって、CO2を90%という高い転化率でCOに変換するケミカルルーピング反応技術を開発しています。
回収したCO2から変換されたCOは、化学製品やエネルギー用途に展開可能な基幹物質であるメタノールやエタノールなどのアルコール類や、合成燃料等の原料となるため、CCUに向けた有用な物質として注目されています。
両社は今回の共同検討を通じて、コスモエネルギーグループの製油所等から発生するCO2由来サステナブル製品の生産を目指し、CO2削減効果や投資採算性等を双方にて検討してまいります。
コスモエネルギーグループは、「2050年カーボンネットゼロ」を宣言し、Vision2030および第7次連結中期経営計画 Oil&New ~Next Stage~ にて脱炭素に関する取り組みを加速させています。本件は、Vision2030に掲げる「石油事業の競争力強化 低炭素化」に資する具体的施策の一つであり、グループ理念である「地球と人間と社会の調和と共生」の実現に向け社会的課題の解決と企業の持続的発展を目指してまいります。
積水化学グループは、長期ビジョン「Vision 2030」において、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げ、イノベーションにより「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造していく」ことを宣言し、脱炭素に資する新技術・新事業に取り組んでいます。これからも積水化学グループは、持続可能な社会の実現と積水化学グループの成長の両立を目指して社会課題解決に貢献し、ステークホルダーの皆様に信頼される企業であり続けるための取り組みを進めていきます。
※:「ケミカルルーピング反応技術」について
積水化学が独自開発した触媒と反応プロセスによって、アルコール類、酢酸等の化学製品、合成燃料等の原料となるCOをCO2から90%という高い転化率で変換する革新的技術
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