ステークホルダーの視点を入れ顧客・社会への貢献を可視化する「Resonac Pride製品・サービス」制度を創設
~認定第1号に「川崎プラスチックケミカルリサイクル事業(KPR)」が決定~
当社は「サステナビリティが経営の根幹である」という考えのもと、グローバル社会の持続可能な発展に貢献し、「人々の幸せと豊かさ」「地球との共生」を実現することを目指しています。この実現のためには、当社の製品・サービスが、顧客や社会にどのような価値を、どのくらい提供することができたかを可視化することが重要と考えています。
このたび創設した「Resonac Pride製品・サービス」制度は、SDGsへの貢献はもちろんのこと、パーパス・バリューの実践内容や、その社会的な価値(成果や影響度)を外部有識者の視点を入れて具体的に評価し、可視化するための取り組みです。具体的には、顧客や社会に提供した価値、当社が大切にする4つのバリューの発揮の妥当性、製品環境アセスメント・レピュテーションなどのリスク評価、売上計画やシェアなどの将来性・インパクト、世界共通のゴール(SDGs)との関連性などの観点で、行政、取引先、外部有識者、顧客、投資家、学生などの若手層といった幅広いステークホルダーの視点も入れて審査します。今回は、地元・川崎市のカーボンニュートラル推進ご担当者、KPRで生み出された水素・アンモニアを活用中の取引先、外部有識者として早稲田大学の伊坪徳宏教授、法政大学の長谷川直哉教授など17名のステークホルダーの皆様に立会人・アドバイザーとしてご参加いただき、多くの貴重なご意見をいただきました。
【審査のポイント】
このたび認定第1号となったKPRは、2003年に稼働を開始し、世界で唯一20年にわたり安定運転しているガス化ケミカルリサイクルプラントです。KPRでは日本のケミカルリサイクルの約22%に相当する年間約7万トンの使用済みプラスチックを高温でガス化し、分子レベルまで分解して水素とCO2を取り出しています(ガス化ケミカルリサイクル)。ここで取り出された水素の一部は近隣プラントにて化学原料向けや水素ステーションにて燃料自動車向けに活用されるほか、環境調和型アンモニア「エコアン®(ECOANN®)」)の原料となり、顧客のグリーン調達に貢献しています。さらにCO2は大気中に放出することなくドライアイスや炭酸飲料、医療用炭酸ガス向けの原料に使用されるなど、資源循環を実現しています。こうした一連の取り組み成果と将来性が高く評価され、認定に至りました。
当社は今後も「Resonac Pride 製品・サービス」として認定される製品・サービスを増やすべく取り組むことで、事業を通じたパーパス・バリューの実践を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
ステークホルダーによるKPRのガス化ケミカルリサイクルプラント視察の様子
以上
【Resonac(レゾナック)グループについて】
レゾナックグループは、半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカル等を展開し、川中から川下まで幅広い素材・先端材料テクノロジーを持つ化学会社です。2023年1月に昭和電工グループと昭和電工マテリアルズグループ(旧日立化成グループ)が統合し、新たなスタートを切りました。新社名の「Resonac」は、英語の「RESONATE:共鳴する・響き渡る」と、Chemistryの「C」を組み合せて生まれました。レゾナックは「共創型化学会社」として、共創を通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。2023年度の売上高は約1兆3千億円、うち海外売上高が53%を占め、世界22の国や地域にある製造・販売拠点でグローバルに事業を展開しています(2024年1月時点)。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
株式会社レゾナック・ホールディングス https://www.resonac.com/jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社レゾナック・ホールディングス
ブランド・コミュニケーション部 広報グループ
TEL 03-6263-8002
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