【慶應義塾】RNA結合蛋白質Sbp2Lがオリゴデンドロサイトの成熟に寄与する仕組みを解明
-神経疾患の病態解明に期待-
新潟大学大学院医歯学総合研究科神経解剖学分野の矢野真人准教授、武田薬品工業株式会社の湯上真人主席研究員、慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、矢野佳芳特任講師らの共同研究グループは、バイオインフォマティクス解析(BI解析)および分子生物学的・細胞生物学的解析を駆使し、オリゴデンドロサイト(Oligodendrocytes、以下「OL」)に特異的に発現するRNA結合蛋白質Secisbp2L(Sbp2l)の同定に成功しました。更には、Sbp2lが、OL分化やコレステロール代謝を制御する転写因子Tcf7l2シグナルを介して、OLの成熟に関わる分子機構を新たに発見しました。本研究成果は、RNA制御を介したOL成熟の新しい分子経路を明らかにしたことにより、今後のOLの細胞機能の解明およびOL異常が関連する神経疾患の病態解明や新たな創薬を含む治療法開発につながることが期待されます。
本研究成果は、2023年11月15日、Cell Pressが発行する国際学術誌「iScience」のオンライン版に掲載されました。
本研究成果は、2023年11月15日、Cell Pressが発行する国際学術誌「iScience」のオンライン版に掲載されました。
▼全文は本学のプレスリリースをご参照ください。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/11/20/231120-1.pdf
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