【思想家・内田樹氏の最新教育論】教員志望者の減少、不登校、いじめ、部活動問題、オンライン授業、問題視される教師の働き方……。教育に複雑に絡み合う事象をときほぐす。

教育とはなにか?大人は何をすればよいのか?「複雑化」をキーワードに、「複雑なものを複雑なまま扱う」という実践的な賢さを取り戻し、レジリエンスのある社会を形成するための教育の在り方を考える。

株式会社東洋館出版社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:錦織圭之介)は、『複雑化の教育論 (シリーズ・越境する教育)』を2022年1月28日に刊行します。本書は、教育を支えるすべての人のためのシリーズ・越境する教育の第1作です。教育という、正解のない難事業に、どのように取り組んでいくのかについて、さまざまな視点から教育に真摯に向き合います。
 

 
  • 学校教育に降りかかる、さまざまな問題をときほぐす

いま、学校には多くの問題が降りかかっています。教員志望者の減少、不登校問題、教師の働き方、いじめ問題、部活動改善といった既存の問題に加え、コロナ禍での全国的な臨時休校措置やオンライン授業の実施等で見えた「学校」の存在意義を問うような新たな課題も表面化しています。
このような状況で、私たちは教育を支えていくために、何をどのように考えていけばよいのでしょうか。

東洋館出版社では、唯一解のない複雑な世界の「分からなさ」に誠実に向き合い、教育に関わる全ての人を励まし、ともに考えていくために、新たなシリーズ「越境する教育」の刊行をスタートします。
第1作として、思想家・内田樹先生が長年考え続けてきた教育論の決定版とも言える『複雑化の教育論』を出版いたします。内田先生は「成熟とは複雑化することである」と定義し、現代社会に見られる様々な病理を引き合いに出し、論を展開しています。例えば、「組織マネジメント原理主義」や「管理コスト最少化原理主義」に侵された現代社会では、複雑化の価値が過小評価され、子どもに寄り添う教育を行うことが難しくなっていると内田先生は警鐘を鳴らします。
このように「複雑化」を一つのキーワードに「複雑なものを複雑なまま扱う」という実践的な賢さを取り戻し、レジリエンスのある社会を形成するための教育の在り方について考えています。
 
  • あらゆるトピックから「複雑化」に迫る

「成熟とは複雑化することである」。このことを考えるために、あらゆるトピックを本書では扱います。例えば、以下のような視点から「複雑化」を論じています。
・成熟すると、「一筋縄では捉えられない人間」になる
・知性は葛藤のうちで開発される
・教師の「ブルシット・ジョブ」をあぶりだす
・社会にはびこる組織マネジメント原理主義・管理コスト最少化原理主義
・合意形成は「Lose-Lose-Lose」
・人生は「バイ・アクシデント」の連続

教育、哲学、宗教、武道、映画など様々な側面から織りなされた内田先生独自の重層的考察には、普段感じている言葉にならない感覚や経験知が言語化されており、読者全てに新しい気付きをもたらすはずです。
 

 
  • シリーズ・越境する教育について


シリーズの趣旨や今後の刊行予定については下記リンク先をご覧ください。
https://www.toyokan.co.jp/pages/crossborder_education

【著者紹介】
内田 樹(うちだ・たつる)
思想家・武道家、神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長
1950年東京生まれ。専門はフランス現代思想、教育論、武道論、映画論など。
東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学院人文科学研究科博士課程中退。
主な受賞歴として、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』(新潮新書)で2010年新書大賞、第3回伊丹十三賞などがある。
教育に関する主な著書は、『街場の教育論』(ミシマ社)、『先生はえらい』(ちくまプリマ―新書)、『下流志向』(講談社)など多数。

[書籍情報]
書 名:複雑化の教育論
著 者:内田 樹
判 型:四六判変形
頁 数:256
発売日:1月28日
価 格:1,870円(税10%)
ISBN:978-4-491-04716-4
発行元:東洋館出版社
URL:https://www.toyokan.co.jp/products/4716
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4491047162
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