姉で、友達で、恋人。世界中で翻訳される著者の翻訳最新作『年上のひと』6月7日発売
揺れ動く心を抱える二人に訪れた忘れえぬ夏の七日間。
■あらすじ
パリに住むアントワーヌとその家族は、夏になると海のある別荘でバカンスを楽しむ。ちょっとウザいけど可愛い弟のティティといつも通りのバカンスだったはずが…ある朝目覚めると向かいのベッドに知らない女の子が寝ていた。彼女の名前はエレーヌ、両親の友人夫婦の娘だった───。
エレーヌとアントワーヌのひと夏の姉弟関係・友人・初恋の人、そして恋人関係がピュアに描かれる。その表現は日本の私たちの十代と同じように甘く酸っぱく懐かしく、思い出と結びついて感情を揺さぶります。そしてラストシーンで描かれるエレーヌとアントワーヌの姿に子供から大人になるということがどういうことなのかを気付かされます。その読後感はまるで名作映画『卒業』のようでもあります。これは世界に共通する私たちの忘れられない物語なのです。
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■概要
書籍名:年上のひと(原題:une soeur)
著者:バスティアン・ヴィヴェス
訳者:原正人
出版社:リイド社
レーベル:トーチ・コミックス
ページ数:216ページ
判型:A5判
発行日:2019年6月7日(金曜日)
定価:本体1,500円+税
■著者プロフィール
著:バスティアン・ヴィヴェス(Bastien Vivès)
1984年フランス生まれ。ゴブラン映像学校でアニメーションを学んだのち、2007年にバンド・デシネ作家としてデビュー。『Elle(s)』、『Hollywood Jan』を経て、2009年に『塩素の味』でアングレーム国際漫画フェスティバル新人賞を受賞、2013年に刊行された邦訳版では第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した。若者の等身大の日常を独特な表現で描く新世代の作家として一躍注目を集める。2011年にはあるバレリーナの半生をそれまでとは異なる白黒の表現で描いた『ポリーナ』で再び脚光を浴びる。『ポリーナ』はフランスでさまざまな賞を受賞した。2013年にはバラック、ミカエル・サンラヴィルと共にアクションアドベンチャーシリーズ作品『ラストマン』をスタート。フランスでは現在第11巻まで刊行されている(全12巻完結予定)。『年上のひと』は『ラストマン』の共同作業に専念していたヴィヴェスが、『ポリーナ』以来、6年ぶりに出版した単独の長編作品。
訳:原 正人(はら まさと)
1974年静岡県生まれ。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介する翻訳家。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社)、トニー・ヴァレント『ラディアン』(飛鳥新社)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社)、オーレリアン・デュクードレ&メラニー・アラーグ『金正日の誕生日』(誠文堂新光社)、アレックス・アリス『星々の城』(双葉社)、ジュリー・ダシェ&マドモワゼル・カロリーヌ『見えない違い 私はアスペルガー』(花伝社)など訳書多数。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社、2013年)がある。
■「トーチ」について
更新日:平日ほぼ毎日
創刊:2014年8月
http://to-ti.in/
■会社概要
社名: 株式会社リイド社
所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2
代表: 代表取締役社長 齊藤哲人
創業: 1960年4月
設立: 1974年11月
事業内容: 出版事業
URL: http://www.leed.co.jp/
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