AI医療機器のアイリス、大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンにて展示開始
「いのち輝く未来社会のデザイン」の実現に向け、AI医療技術で新しいヘルスケア体験を提供
アイリス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:沖山 翔)は、2025年大阪・関西万博における大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」にて、9月9日(火)より1週間の展示を開始しました。本展示は、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」の趣旨に沿い、AIと医療をかけ合わせた新しいヘルスケアの姿を来場者に体感いただくものです。
【展示の見どころ】
今回の展示では、弊社が開発したAI医療機器「nodoca®」の展示に加え、来場者の皆さまが「喉(のど)の不思議」に触れられる体験型の展示を企画しています。
アイリスはこれまでに、200万枚を超える咽頭画像を集積し、世界でも類を見ない独自のデータベースを構築してきました。それらのデータベースを用いた最近の研究から、のどの様子から感染症だけでなく、年齢や高血圧といった全身の状態に関わるさまざまな情報が読みとれることがわかってきました。医療の未来がどのように変わり得るのか。「のど」を通じて見えてくる未来の医療、その一端を体験いただけます。
【医療における意義】
咽頭診察は世界中で最も一般的な診療行為ですが、これまで体系的にデータとして蓄積されたものはありませんでした。アイリスは、咽頭データをデジタル化し、AI医療機器により他の身体所見と合わせて総合的に診断を支援することで、新しい医療の価値を生み出そうとしています。こうした試みは国際的にも前例が少なく、未来の診療モデルの第一歩となる試みと考えています。また、医療現場におけるAIの活用は、日本が直面する人材不足による医療現場の効率化や感染症対策といった医療における社会課題の解決につながります。万博の展示を通して当社の技術を広く発信し、持続可能で信頼性の高い医療の未来を提示することで、より良い社会の実現に貢献してまいります。
【展示概要】
・期間:2025年9月9日(火)~9月15日(月)
・場所:大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」内
・内容:クリニックで最初に行われることの多い咽頭診察を、アイリスが開発した咽頭撮影用カメラでデジタル化し、AI技術を用いてその特徴やその他の身体所見から総合的に疾患を検知。日常診療の要である咽頭診察の「未来の医療の可能性」をご覧いただけます。
■nodocaについて
nodocaは、咽頭(のど)の画像と問診情報等をAIが解析し、インフルエンザに特徴的な所見等を検出することでインフルエンザの診断に用いるAI医療機器です。
nodocaは累計100施設超の国内医療機関が関わり開発されました。 併せて「日本救急医学会推薦AI研究」としての研究開発、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による事業化支援、国立研究開発法人 産業技術総合研究所の国産スーパーコンピューター「ABCI」の活用など、医学×情報工学の「産官学医」が連携して開発されました。
■ アイリスについて
「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、2017年に創業。現役医師である代表・沖山をはじめ、医療従事者、厚生労働省・経済産業省ほかの行政出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルが揃い、深層学習技術(AI技術)を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。
【会社概要】
・会社名:アイリス株式会社
・代表取締役:沖山翔
・事業内容:AIを用いた医療機器の開発・製造・販売及び機械学習技術の研究開発
・設立:2017年11月
・本社所在地:〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 八重洲セントラルタワー7階
・企業URL:https://aillis.jp/
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