感染症研究や対策への取り組みをたたえる「Roche Infectious Disease Award 2023」受賞者発表

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長 兼 CEO:小笠原 信、以下ロシュ)は、感染症研究や対策に尽力する方々をたたえる「Roche Infectious Disease Award(ロシュ感染症アワード)2023」において、受賞者が決定したことをお知らせします。

ロシュは、さまざまな感染症の脅威から人々を守るために研究や対策に取り組む方々へ、アワードというエールを送るため、昨年から「Roche Infectious Disease Award」を開催しています。

2度目の開催となる今回は、COVID-19、敗血症、ウイルス性肝炎の3分野に関する研究や取り組みを募りました。全国の大学・病院・研究所などから37件の応募があり、分野ごとに計11名の受賞者を決定しました。


Roche Infectious Disease Award 2023 受賞者


〈COVID-19〉

最優秀賞(奨励金50万円)

 ● 広島大学大学院 救急集中治療医学    大下 慎一郎 様

Trends in survival during the pandemic in patients with critical COVID-19 receiving mechanical ventilation with or without ECMO: analysis of the Japanese national registry data

COVID-19パンデミック中の日本における最新のECMO治療成績を明らかにし、重症患者における日本のECMO治療が世界トップレベルにあったことを長期的観察により示した研究で、重要かつ臨床上有用な素晴らしい研究であると評価されました。


優秀賞(奨励金30万円)

● 大阪公立大学大学院 医学研究科 臨床感染制御学    井本 和紀 様

A cross-sectional, multicenter survey of the prevalence and risk factors for Long COVID


〈敗血症〉

最優秀賞(奨励金100万円)

● 東京大学医学部附属病院 救急・集中治療科    土井 研人 様

敗血症に対するエンドトキシン吸着療法の適応の検討

エンドトキシン吸着療法によって有意な死亡率の改善が期待できることを機械学習で明らかにし、敗血症の研究として重要な意義がある点や、機械学習ベースの解析を用いた研究手法が、今後のさまざまな臨床研究に活かす事ができる興味深い手法である点が評価されました。

 

優秀賞(奨励金50万円)

● 千葉大学大学院 医学研究院 救急集中治療医学 Japan Sepsis Alliance(日本敗血症連盟)  

    今枝 太郎 様

Trends in the incidence and outcome of sepsis using data from a Japanese nationwide medical claims database-the Japan Sepsis Alliance (JaSA) study group


入選(奨励金30万円)

● 広島大学大学院 医系科学研究科 救急集中治療医学    菊谷 知也 様


〈ウイルス性肝炎〉

最優秀賞(奨励金100万円)

● 国立感染症研究所 ウイルス第二部    加藤 孝宣 様

Neutralization of Hepatitis B Virus with Vaccine-Escape Mutations by Hepatitis B Vaccine with Large-HBs Antigen

アカゲザルでのL-HBs抗原を用いた新規HBワクチン開発の検討であり、現行ワクチンと同等の中和活性を示すだけではなく、ワクチンエスケープ株に対しても中和活性を維持している事を示した点が、新しいワクチン開発の普及およびHBV感染の根絶に寄与できるとても重要性の高い研究であると評価されました。


優秀賞(奨励金50万円)

● 名古屋市立大学病院 中央臨床検査部    井上 貴子 様

Clinical efficacy of a novel, high-sensitivity HBcrAg assay in the management of chronic hepatitis B and HBV reactivation


入選(奨励金30万円)

● 北海道大学医学研究科 消化器内科学教室        須田 剛生 様

● 国保依田窪病院    内科              城下 智 様

● 岩手医科大学     消化器内科分野         宮坂 昭生 様

● 熊本大学       生命科学研究部 消化器内科   瀬戸山 博子 様


本Awardの詳細は、専用サイトをご覧ください。

Roche Infectious Disease Award 2023専用サイト:https://dianews.roche.com/Roche-Japan-Awards.html



ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社について

ロシュは、1896年にスイスのバーゼルで創業した、150以上の国や地域に拠点を持つ世界最大級のヘルスケアカンパニーです。医薬品と診断薬を併せ持ち、医療従事者や患者さんの最適な治療選択や意思決定をサポートしています。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は、ロシュ診断薬事業部門の日本法人です。検査を通じて自分自身の今を知ることで、人生において自分らしい決断ができる、という信念のもと、革新的な診断ソリューションの提供を通して、予防・診断・治療・予後のすべてのステージで人々に寄り添い続けています。2023年1月現在で全国8都市にオフィスを有し、体外診断用医薬品・医療機器事業、研究用試薬・機器事業などを幅広い疾患領域で展開しています。

詳細はホームページhttp://www.roche-diagnostics.jpをご覧ください。

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ビジネスカテゴリ
医薬・製薬医療・病院
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会社概要

URL
http://www.roche-diagnostics.jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス
電話番号
03-6634-1111
代表者名
小笠原 信
上場
未上場
資本金
25億円
設立
1998年08月