【カードローン実態調査】銀行 vs 消費者金融、利用者が選んだのは“安心感”か“スピード”か
全国300名調査で判明:銀行は“低金利と信頼性”、消費者金融は“利便性と審査スピード”に強み
株式会社CyberOwl(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田中啓太、読み:サイバーアウル)が運営するマネ会 by Amebaは全国の男女300名を対象にカードローン利用について、インターネット調査を行いました。

今回の調査では、実際にカードローンを利用経験者は少数にとどまり、その中でも「銀行」のカードローンを選んだ人が最多という結果になりました。
一方で「消費者金融」は利便性やスピード面で強みを示し、利用者から一定の支持を得ています。多くの人は「利用しない」という選択を取っており、安心感と利便性のどちらを優先するかが利用判断の分かれ目となっていることが浮き彫りになりました。
●調査サマリー
1.実利用は「未経験」が88%と多数派。利用経験のある中では「銀行」(49%)が最多、次いで「消費者金融」(22%)〔複数回答〕
2.銀行を選ぶ理由(銀行利用経験者 n=29)は「金利の低さ」(69%)と「安心感・信頼性」(69%)が同率トップ〔複数回答〕
3.消費者金融を選ぶ理由(消費者金融利用経験者 n=13)は「利便性(ATM・アプリなど)」(69%)と「審査スピード」(46%)が上位〔複数回答〕
4.属性イメージ比較(単一回答)では、多くの項目で「どちらも大差ない」が最多。ただし「金利」は銀行に軍配(97%)、「審査スピード」は消費者金融が優位(88%)
5.今後の利用意向は「利用しない」が89%で多数。利用意向ありの中では「銀行」(10%)が最多〔複数回答〕
●調査結果詳細
1. 実際に利用したことがある金融機関(複数回答)
・銀行カードローン:49%(29人)
・消費者金融カードローン:22%(13人)
利用経験者の中では銀行が最多で、消費者金融は少数派という構図が見られます。カードローンは「借金」に直結するため心理的ハードルが高く、結果として全体の88%が「利用未経験」と回答しました。
一方で、多くの生活者にとってカードローンはまだ「特別な選択肢」であり、日常的に利用される金融サービスとは言い難い状況です。

2. 銀行を選ぶ理由(銀行利用経験者 n=29/複数回答)
・金利の低さ:69%(20人)
・安心感・信頼性:69%(20人)
・利便性(ATM・アプリなど):38%(11人)
・限度額の大きさ:31%(9人)
・審査スピード:28%(8人)

銀行を選んだ人は「金利」と「安心感・信頼性」を重視しており、この2つが利用判断の“二本柱”となっています。
銀行は「堅実さ」「ブランドの信頼」が強く、利用者が安心して借りられる存在に。
また、スマホアプリやATM網などの利便性にも一定の評価が見られ、従来の“硬いイメージ”から利便性を兼ね備えた存在へ変化しつつあることもうかがえます。
3. 消費者金融を選ぶ理由(消費者金融利用経験者 n=13/複数回答)
・利便性(ATM・アプリなど):69%(9人)
・審査スピード:46%(6人)
・金利の低さ:23%(3人)
・限度額の大きさ:15%(2人)
・安心感・信頼性:8%(1人)

消費者金融は「スピード」と「利便性」で評価されています。
特に審査スピードは銀行に比べて圧倒的に早く、急な資金ニーズに対応できる点が利用者に支持されています。近年はアプリやWeb完結型の申し込みが普及しており、「今日必要」「すぐ借りたい」といった即時性を求める層には魅力的な選択肢となっています。
4. 属性イメージ比較(単一回答)
各項目で「どちらも大差ない」の回答が最多となる中、銀行・消費者金融であてはまるを選んだ方の割合は以下の通りです。
・金利の低さ:銀行が優勢(銀行 97%、消費者金融 3%)
・審査スピード:消費者金融が優勢(銀行 12%、消費者金融 88%)
・安心感・信頼性:銀行が優勢(銀行 97%、消費者金融 3%)
・限度額の大きさ:消費者金融がやや優勢(銀行 42%、消費者金融 58%)
・利便性(ATM・アプリなど):銀行がやや優勢(銀行 66%、消費者金融 34%)

利用者の多くは「大差ない」と見ていますが、「金利=銀行」「スピード=消費者金融」という棲み分けは明確です。これは、カードローン市場が二極化していることを示しており、消費者は用途や状況に応じて異なる選択をしていると考えられます。
5. 今後、利用するとしたらどちらを選ぶか(複数回答)
・今後も利用するつもりはない:89%(266人)
・銀行カードローン:10%(29人)
・消費者金融カードローン:3%(8人)

利用意向に関しては「今後も利用するつもりはない」が圧倒的多数を占めました。
これは、カードローン自体が「最後の手段」として認識されていることを反映しています。
その一方で、利用するとすれば銀行を選ぶ人が多く、ブランド信頼性が強いことが改めて示されました。消費者金融はスピードで優位に立つものの、将来の利用意向では少数派にとどまっています。
今回の調査から、カードローンを利用する人の心理には「安心感を優先する層」と「スピードを優先する層」が存在することが明らかになりました。銀行は低金利と信頼性で長期的な安心を提供し、消費者金融は即時性と利便性で緊急時に応える役割を担っています。
近年はキャッシュレス決済や後払いサービスが広がり、消費者の資金調達手段は多様化しています。
その中でカードローンは「どうしても今すぐ必要」というケースや「まとまった金額を借りたい」という場面で選ばれやすい傾向があると考えられます。
●調査概要
調査方法:インターネット調査(調査ツール「Freeasy」を利用)
調査対象:全国の300名
調査期間:2025年9月9日
調査主体:株式会社CyberOwl
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