グロービス経営大学院、第21回「グロービス アルムナイ・アワード」を授与 「あすか会議2025」にて授賞式、社会や組織の創造と変革を実践した5氏へ

井坂 友之氏(コインチェック)、河合 辰信氏(有楽製菓)、久保 彩氏(フライヤー)、千代崎 透我氏(アクセンチュア)、原 雄介氏(デンソー)

グロービス経営大学院(東京都千代田区、学長:堀義人)は、7月5日・6日開催の「あすか会議2025」にて、第21回「グロービス アルムナイ・アワード」の授賞式を水戸市民会館グロービスホール(茨城県水戸市)で執り行い、創造部門・変革部門・ソーシャル部門の3部門、合計5名に授与しました。

「グロービス アルムナイ・アワード」は、起業や新規事業の立ち上げなどの「創造」と既存組織や事業の「変革」を率いた卒業生を、会計・財務面だけでなく、社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えているかといった点も重視し表彰しています。

授賞式の場となった「あすか会議」は、年に一度、各業界のトップリーダーとグロービス経営大学院の学生(在校生・卒業生)および教員が一堂に集い、開催するカンファレンスです。グロービス経営大学院の教育理念である「能力開発」「志」「人的ネットワーク」を育てる場の継続的な提供を目的としています。

21回目の開催にあたる「あすか会議2025」には約1,200人が参加。グロービスグループが地方創生に取り組む茨城県水戸市に集い、互いに学びを深めました。

あすか会議2025 開催レポート:https://mba.globis.ac.jp/knowledge/detail-25078.html

■2025年 グロービス アルムナイ・アワード受賞者(敬称略)

<創造部門>

井坂 友之 氏(2023年卒業)

コインチェック株式会社 取締役 社長執行役員

久保 彩 氏(2017年卒業)

株式会社フライヤー 執行役員CCO カスタマーエンゲージメントDiv ゼネラルマネジャー

<変革部門>

河合 辰信 氏(2018年卒業)

有楽製菓株式会社 代表取締役社長

原 雄介 氏(2013年卒業)

株式会社デンソー 上席執行幹部 エアコンディショニングシステム事業部長

<ソーシャル部門>

千代崎 透我 氏(2017年卒業)

アクセンチュア株式会社 人事本部 マネジャー

「グロービス アルムナイ・アワード」はグロービス経営大学院と前身であるグロービスのオリジナルMBAプログラムGDBAの卒業生の中から受賞者を選出しています。受賞部門は、ベンチャーの起業や新規事業の立ち上げなどの「創造部門」、既存組織の再生といった「変革部門」、社会課題の解決の実現に関する「ソーシャル部門」の3つです。選出にあたっては、社会の創造や変革に寄与し、社会価値の向上に資するものであるか、またそのリーダーが高い人間的魅力を備えているかといった点を重視しています。

■授賞理由

<創造部門>

井坂 友之 氏(2023年卒業)

コインチェック株式会社 取締役 社長執行役員

井坂 友之氏は、2022年11月にコインチェック株式会社に入社。執行役員としてマーケティング部門を管掌しながら、全社共通の「数値」「ダッシュボード」「データ・用語の定義」の整備を主導。共通言語に基づいた社内の意思疎通を適切にファシリテートし、経営判断や意思決定の効率化に大きく貢献されました。2023年4月には常務執行役員、同年7月には副社長執行役員に就任。全社的なコスト最適化や経営管理体制の強化、開発の柔軟性向上を目的とした組織再編を推進されました。事業ポートフォリオの再編も主導し、事業面において卓越したリーダーシップを発揮されました。2024年6月に取締役社長執行役員に就任後は、組織カルチャーの変革を目的に企業バリューの見直しを実施。同年12月、親会社であるコインチェックグループの米国NASDAQ市場上場を契機として、より自律的な組織構築を通じた事業成長の加速を図るとともに、親会社と連携し積極的に推進。新たなデジタル産業の創造と、その中での圧倒的な市場シェアの確保に尽力され、今後も更なる成長が期待されます。これまでの活動と、経営者として戦い続ける姿勢を称え、アワードを授与します。

久保 彩 氏(2017年卒業)

株式会社フライヤー 執行役員CCO カスタマーエンゲージメントDiv ゼネラルマネジャー

久保 彩氏は、2020年2月、株式会社フライヤーに執行役員 新規事業担当として就任。本を著者や仲間との対話で深める読書コミュニティ「flier book labo」と、本の学びを深める講座「flier book camp」の事業責任者として、その成長を力強く牽引されました。2020年2月期の売上規模2.5億円から、2025年2月期には9.4億円と、5年間で3.7倍もの規模に成長しており、その拡大に大きく貢献されました。直近では、2024年にフライヤー全事業の「お客様部隊」を牽引し、顧客戦略の再構築と実行を推進。特に、SaaSビジネスで極めて重要な継続率を支えるカスタマーサクセス組織を、一度崩壊しかけた状態から見事に再構築し、サービスそのものの見直しも実施されました。さらに、flier単体にとどまらず、研修事業や分析サービスの立ち上げを進め、事業ポートフォリオを拡大することで、既存事業の成長にも大きく貢献されました。これにより「事業成長が目に見える形」となり、2025年2月20日の東京証券取引所グロース市場への上場に足る強固な基盤を築き上げ、今後の更なる飛躍が期待されます。チャレンジし続けるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。

<変革部門>

河合 辰信 氏(2018年卒業)

有楽製菓株式会社 代表取締役社長

河合 辰信氏は駄菓子を主力とする会社から、「ブラックサンダー」という商品をリブランディングすることで、日本中で知られるお菓子メーカーへと成長させました。これは単なる過去の延長ではなく、マーケティングによって新しい価値を創造した功績です。ブラックサンダーの原材料として欠かせない「カカオ豆」においては、生産者を笑顔にしたいという強い想いのもと、児童労働撤廃に取り組むカカオ原料への切り替えを行う「スマイルカカオプロジェクト」を実施。昨年は有楽製菓で使用するすべてのカカオ原料において、スマイルカカオ率100%を達成されました。またブラックサンダーは、お菓子として全国で初めて豊橋市の「観光アンバサダー」に就任。豊橋と札幌でラッピング電車を走らせ、地元企業と連携した地域限定コラボ商品の展開。地域経済の活性化にも尽力されるなど、志を胸にチャレンジし続けるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。

原 雄介 氏(2013年卒業)

株式会社デンソー 上席執行幹部 エアコンディショニングシステム事業部長

原 雄介氏は、生産技術エンジニアとしてキャリアをスタートした後、2016年に経営戦略部門へ異動し、全社の中長期戦略の立案・推進を担当。自動車業界が100年に一度の大変革期を迎える中、経営方針の策定や経営改革に大きく貢献されました。その後、人事部門のトップとして最年少で上席執行幹部に就任。「会社の大義と社員の幸せの両立」を掲げ、人と組織のビジョンを策定。キャリア自律の促進、人材ポートフォリオの最適化、人事制度・採用戦略の再構築、カルチャー変革など、数々の改革を牽引し、社員エンゲージメントの大幅な向上を実現しました。2025年からはサーマル事業グループに異動し、エアコンディショニングシステム事業部の責任者として、キャビン内の熱課題解決と快適性向上に取り組み、グローバルでの事業成長を力強くリードされています。大企業の中で、困難に直面しても諦めずに会社の変革を実践しつづけるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。

<ソーシャル部門>

千代崎 透我 氏(2017年卒業)

アクセンチュア株式会社 人事本部 マネジャー

千代崎 透我氏は、ニューロダイバーシティ・インクルージョンの取り組みとして、精神・発達障害のある社員一人ひとりが能力を発揮できる職場づくりをリードしていきました。現在は全国8拠点に拡大し、数百名のメンバーが活躍するチームを統括しています。アクセンチュアでは、インクルージョン&ダイバーシティを経営戦略としており、障害者雇用を重要な取り組みの一つとして位置づけています。日本においては精神・発達障害に根深い社会課題があると捉え、2019年に精神・発達障害に特化したサテライトを立ち上げました。以降、全国の都市にサテライトを展開し、各地域に根差した障害者雇用に取り組んでいます。そして、2024年に世界的な障害者雇用の調査機関であるDisability:INの「Disability Equality Index」で最高スコアを獲得し、障害者が働きやすい職場として「Best Places to Work for People with Disabilities」の認定を受けました。また、国内の様々な企業や省庁・大学、海外(欧米・アジア・南米)からの問い合わせが増えているようです。今後もアクセンチュアの知見を社内外に広く展開されることで、世界のニューロダイバーシティや日本の障害者雇用の発展に貢献されることが期待されています。これまでの活動と、社会課題に献身的に取り組み続けるリーダーとしての姿勢を称え、アワードを授与します。

過去の受賞者一覧: https://mba.globis.ac.jp/alumni/alumniaward/

◇あすか会議

「あすか会議」(ASKA=Assembly for Synergy, Knowledge and Ambition)は、グロービス経営大学院の教育理念である「能力開発」「志」「人的ネットワーク」を育てる場を継続的に提供するために、各業界のトップリーダーと学生(在校生・卒業生)および教員が一堂に集い、開催する2日間のカンファレンスです。参加者同士が心ゆくまで語り合い、真に交流を深め、授業や教材だけでは得られない最先端の経営知を学び、未来を描く。参加者それぞれが、ここで得た刺激を現場に持ち帰り、組織変革や社会にインパクトをもたらす事業の創造など、未来を変えるための一歩を踏み出しています。

◆グロービス経営大学院

( 日本語プログラム |英語プログラム )

グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、ビジネスの創造や社会の変革に挑戦する高い志を持ったリーダー輩出のために尽力しています。日本語MBAプログラムは、東京・大阪・名古屋・福岡・オンラインの5キャンパスに加え、仙台・水戸・横浜に特設キャンパスを開設。さらに海外ではシンガポール・バンコク・サンフランシスコ・ブリュッセル・マニラに開講拠点があります。

2006年開学当初78名だった入学者数は、2025年4月には日本語MBAプログラムで943名に達しました。在校生・卒業生は合計1万3,000人を超え、日本最大のビジネススクール*に成長を遂げています。英語MBAプログラムは、パートタイム&オンラインMBAプログラム、フルタイムMBAプログラムを展開し、世界各国から多様な学生が集まっています。グロービス経営大学院は、今後も創造と変革を担うビジネスリーダーを育成し、テクノベート時代の世界No.1MBAを目指していきます。

*  参考:文部科学省「令和7年度専門職大学院一覧」

【グロービス経営大学院 体験クラス&説明会】

グロービス経営大学院は、本科(MBA)への進学を検討している方、進学を視野に単科で1科目から学び始めたい方向けに、体験クラス&説明会を全国の拠点、およびオンラインで開催しています。

詳細はこちら:

https://mba.globis.ac.jp/trial-class/

日程の合わない方、過去に「体験クラス&説明会」に参加済みの方、グロービスでの受講経験をお持ちの方は、個別相談をご利用ください。

◆グロービス ( https://globis.co.jp )

グロービスは1992年の設立来、「経営に関するヒト・カネ・チエの生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業展開を進めてきました。「ヒト」の面では、学校法人としての「グロービス経営大学院」ならびに、株式会社立のスクール「グロービス・エグゼクティブ・スクール」「グロービス・マネジメント・スクール」、企業内研修事業を行うグロービス・コーポレート・エデュケーションとeラーニングやオンラインクラスのほか定額制動画学習サービス「GLOBIS 学び放題」などを提供するグロービス・デジタル・プラットフォーム、「カネ」の面では、ベンチャー企業への投資・育成を行うベンチャー・キャピタル「グロービス・キャピタル・パートナーズ」、「チエ」の面では、出版事業ならびにオウンドメディア「GLOBIS 学び放題×知見録」により、これを推進しています。さらに社会に対する創造と変革を促進するため、一般社団法人G1によるカンファレンス運営、一般財団法人KIBOW による震災復興支援および社会的インパクト投資を展開しています。

グロービス:

学校法人 グロービス経営大学院

・日本語(東京、大阪、名古屋、福岡、オンライン)/英語(東京、オンライン)

株式会社 グロービス

・グロービス・エグゼクティブ・スクール

・グロービス・マネジメント・スクール

・企業内研修

・出版/電子出版

・「GLOBIS 学び放題×知見録」/「GLOBIS Insights」

・「GLOBIS 学び放題」/「GLOBIS Unlimited」

グロービス・キャピタル・パートナーズ株式会社

顧彼思(上海)企業管理諮詢有限公司

GLOBIS Asia Pacific Pte. Ltd.

GLOBIS Asia Campus Pte. Ltd.

GLOBIS Thailand Co. Ltd.

GLOBIS USA, Inc. 

GLOBIS Europe BV

GLOBIS Manila Inc.

その他の活動:

・一般社団法人G1

・一般財団法人KIBOW

・株式会社茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント

・株式会社LuckyFM茨城放送

【取材に関するお問い合わせ先】

グロービス 広報室 担当:土橋涼

E-MAIL: pr-info@globis.com

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会社概要

URL
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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区二番町5-1  住友不動産麹町ビル
電話番号
-
代表者名
堀義人
上場
未上場
資本金
-
設立
2007年12月