シニア向け安心賃貸住宅「ヘーベルVillage」2023年度グッドデザイン賞受賞
~自立期シニアの健康長寿を実現する住まいとしての取り組みが評価~
受賞したシニア向け安心賃貸住宅「ヘーベルVillage」について
シニア向け安心賃貸住宅「へーベルVillage」は、介護施設とは異なり主に自立~フレイルの高齢者を対象とした自由で自立した生活を応援する「住まい」です。自立~フレイル期の高齢者を入居対象としたヘーベルVillageでは、入居者の日常生活の健康行動(活動量・食事・交流)に着目しています。入居者自らが自由に外出を楽しみ、食材選びや料理を続け、入居者同士で交流を持ってほしいとの思いから、食堂と常駐スタッフを配置せず、日々の暮らしを自己決定できる運営としました。また、自立~フレイル期の高齢者のための安心・安全でかつ健康長寿を実現する「住環境」と「サービス」を提供しています。
入居者の平均年齢は77歳で、75歳以上の後期高齢者が7割を占めており、介護保険認定を受けていない方が81%と健常者の割合が高いことも特徴です。
主な入居ターゲット
健康長寿の取り組みの概要
設計(安全な暮らしと活動・交流を促す住環境) × 相談員(定期的に入居者を見守りイキイキとした暮らしを後押しする人) × しかけ(設備による見守りと交流のきっかけ)の3つで入居者の暮らしを後押しし、入居者自らが健康長寿の3条件(活動量・食事・交流)の健康行動を増やす「住環境」と「サービス」が一体となった「安心・安全・健康長寿応援メソッド」を提供しています。
具体的には、【設計】生鮮三品があるスーパーや文化施設が近くにあり、外出したくなる立地 、【相談員】月1回の定期訪問で自己肯定感が低下しやすい高齢者の健康行動を応援、【しかけ】共用ラウンジのモニターで入居者参加型の写真館など共有体験や、承認欲求の充足を狙うオリジナル動画の配信を行います。これらの成果として、入居者の97%が外出・自炊・家族や友人と会うなどの健康行動を維持・向上させ、フレイル該当者数も約5%減少と健康寿命延伸の効果を実証しました。
グッドデザイン賞 審査委員 評価コメント
高齢化が進む中で、高齢者が日常生活をおくる空間も病院、介護施設、自宅と多様化している。そんな中、フレイル期といわれる自立してはいるが健康に不安が生じてきたシニア層に着目し、快適さと安心感のバランスがとれた新しい住宅ができたのは必然といえるだろう。介護施設のように常駐スタッフや共同食堂は置かず、定期的に様子を見てくれる相談員を配置。部屋も大きすぎず、入居者同士のつながりも配慮されているのは、本人だけでなく、見守る家族にとっても安心だろう。2023年3月末時点で管理運営数が1755戸ということで、まだ本格導入を検討しているフェーズだと思うが、フレイル期というより細かい区分けでサービス開発されることは望ましく、リアルな声に耳を傾けながら、一層、実体を伴った豊かな住環境を実現してほしい。
グッドデザイン賞は、1975年の通商産業省主催「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」創設以来約60年にわたり、「よいデザイン」を顕彰してきた公益財団法人日本デザイン振興会による取り組みです。デザインによって、私たちの暮らしや社会をよりよくしていくために、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちをとりまくさまざまなものごとに贈られ、かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。
グッドデザイン賞公式WEBサイト:http://www.g-mark.org/
へーベルVillage関連リリース:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20230320/index/
以上
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