New Relic、顧客のAI使用状況をまとめた「AI Unwrapped:2025年インパクトレポート」日本語版を公開

New Relic株式会社

OpenAIのChatGPTがAI開発者の間で圧倒的なシェアを獲得

New Relic AI Monitoringの導入は四半期ごとに30%成長

直近の四半期ではAIアプリ全体で使用される独自のモデルの数が92%増加

デジタルビジネスにオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relic株式会社(本社:東京都中央区、以下「New Relic」)は、New Relicの顧客のAI使用状況をまとめた「AI Unwrapped:2025年インパクトレポート」の日本語版を公開しました。このレポートでは、開発者の選択や行動が、AIエコシステムを根本的に変革している過程を最前線からの視点で提供し、開発者が大規模な汎用モデルを圧倒的に採用していることが示されています。中でもOpenAIのChatGPTは、New Relicの顧客によるLLMトークン利用の86%以上を占めています。なお、調査データは、New Relicのアクティブな顧客85,000アカウントから1年間にわたり収集され、包括的かつ匿名化された使用状況データをもとにしています。

New Relic チーフテクニカルストラテジスト Nic Benders のコメント

「AIは、従来のイノベーション研究やパイロットプログラムの段階から、日常の業務での活用段階へと急速に移行しています。レポートのデータによると、ChatGPTが紛れもなく支配的なモデルである一方で、開発者も『AIのスピード』で動いており、最新モデルがリリースされ次第、迅速にテストを行っています。それと並行して、当社のAI監視ソリューションも堅調な成長を遂げています。これは、AIがビジネスに深く浸透するにつれて、お客様がモデルの信頼性、精度、コンプライアンス、コスト効率を確保する必要性を認識し始めていることを強調しています」

開発者は最新のChatGPTモデルへ急速に移行

企業はOpenAIの最新イノベーションを注視し、採用しています。データによると、最近ではChatGPT-4oがより主流となっており、ChatGPT-4o miniがそれに続いています。しかしながら開発者は、より新しく、より高性能で、より高速、そしてより安価なモデルへとすぐに移行するため、ChatGPTのバージョンアップは瞬く間に進んでいるように見えます。New Relicのユーザーは、4月に発表されて以来、ChatGPT-3.5 TurboからChatGPT-4.1 miniへと急速に移行しています。これは、開発者がコスト削減よりも最先端のパフォーマンスと機能を重視していることを示しています。

開発者がアプリ横断で独自のAIモデルの実験を開始

相反する傾向として、規模は小さいながらも、開発者がオープンソースの代替手段、専門分野のソリューション、タスクに固有のモデルを模索する中で、モデルの多様化が進んでいることも調査結果で明らかになりました。MetaのLlamaは、New Relicの顧客によるLLMトークン利用量で2番目に多いモデルとなっています。実際、New Relicは、2025年第1四半期にAIアプリ全体で使用されている独自モデルの数が92%増加したことを確認しています。

AI監視の導入が着実に拡大

組織には、セットアップと設定が容易で、DevOps担当者から経営幹部まで、あらゆるユーザーに直感的なエクスペリエンスを提供する統合AI監視ソリューションが必要です。New Relic AI Monitoringは、企業がAIモデルの信頼性、精度、コンプライアンス、コスト効率の確保を可能にするソリューションで、昨年のリリース以来、多くの企業が導入しています。過去12カ月間を見ると、その利用率は四半期ごとに前四半期比30%増を継続し、着実に増加しています。

Pythonが圧倒的に優勢であるものの、Javaも急成長

データによると、サポートやツールも充実しているPythonの使用が最も優勢で、AIアプリケーションにおいて依然として圧倒的なシェアを占めており、顧客導入率は直近の前四半期から約45%増加しています。リクエストの規模と顧客導入率の両方の点で、Node.jsがPythonに次ぐ結果となっています。一方、Javaの利用率は前四半期から34%と急成長しており、大企業による本番環境レベルのJavaベースのLLMアプリケーションがさらに多く提供されることが示唆されています。

レポート全文はこちらからダウンロードできます。

調査方法:

このレポートは、New Relicのアクティブな顧客85,000アカウントから収集された集計および匿名化された使用状況データに基づいています。すべての使用状況データは、2024年4月30日から2025年4月30日の間に収集されました。

■本プレスリリースのURLはこちらです。

https://newrelic.com/jp/press-release/20250821

■New Relicのファクトシートやロゴ等は、以下からご確認いただけます。

https://newrelic.com/jp/about/media-assets

■New Relicについて

2008年に創業したNew Relicは、業界におけるリーダーとして、デジタルビジネスのあらゆる重要指標を観測可能にする「オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム」を提供しています。デジタルビジネスを構成するアプリケーションやインフラストラクチャだけでなく、ユーザー側の顧客体験状況までをも観測可能にするため、企業はデジタルサービスの障害検知、顧客体験の低下検知、潜在的な問題やボトルネックを早期特定し解決するDevOpsチームを生み出します。これにより、企業は取り組むべきデジタル変革を、計測可能な戦略へと変化させることができます。New Relicの全世界顧客数は16,000以上、Fortune 100企業の過半数で採用されており、日本でも数百社を超えるお客様のデジタル変革を支援しています。New Relicが支持されている理由は、newrelic.com/jpをご覧ください。

■オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」の特長

New Relicはオブザーバビリティのリーダーとして、優れたソフトウェアの計画、構築、デプロイ、実行に対するデータドリブンなアプローチでエンジニアを支援しています。New Relicは、エンジニアがあらゆるテレメトリー(メトリクス、イベント、ログ、トレース)を取得できる唯一の統合データプラットフォームを提供し、強力なフルスタック分析ツールとの組み合わせにより、エンジニアが意見ではなくデータを用いて最高の仕事をできるよう支援します。New Relicは、シンプルで透明性の高い価格体系を採用しています。開発サイクルタイムの計画、変更失敗率、リリース頻度、平均復旧時間(MTTR)の改善を支援することにより、エンジニアに高い費用対効果をもたらします。

※New Relicは、New Relic, Inc.の登録商標です。

※本文書内の製品名および会社名は全て、それらの登録名義人の商標である場合があります。

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会社概要

New Relic株式会社

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URL
https://newrelic.com/jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区八重洲2丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー7階
電話番号
03-4577-9065
代表者名
サイモン・リー
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年08月