【プレスリリース】フィリピン 台風禍 400万の子どもたちが被災

ユニセフ 緊急支援開始 近隣諸国でも対応を準備

公益財団法人日本ユニセフ協会

11月8日フィリピンに上陸した台風ハイエンは、多くの地域に甚大な被害をもたらしています。
最新の推計では、400万人の子どもが被災した可能性があるとされています。ユニセフは
緊急支援物資の配送を急ピッチで行っています。

 

© AP Photo/Nelson Salting© AP Photo/Nelson Salting

 

※本信は、ユニセフ本部(ニューヨーク)の発信情報を元に日本ユニセフ協会が作成・配信しています

※原文は http://www.unicef.org/media/media_70853.html でご覧いただけます


【2013年11月10日 マニラ/ニューヨーク/コペンハーゲン発】

11月8日フィリピンに上陸した台風ハイエンは、多くの地域に甚大な被害をもたらしています。
最新の推計では、400万人の子どもが被災した可能性があるとされています。ユニセフは
緊急支援物資の配送を急ピッチで行っています。

フィリピン国内に備蓄されていた、3,000世帯分の分量にあたる栄養不良の治療用食品や医薬品、
水と衛生分野の支援のための物資は、被災地域むけて輸送が開始されました。アクセスが確保
でき次第、タクロバン地域を優先的に配布される予定です。

ユニセフ・フィリピン事務所の穂積智夫(ほずみ・ともお)代表は、次のように報告しています
「私たちはこの危機で矢面に立たされている子どもたちへ、必要不可欠な物資を届けるために
駆け回っています。台風によってインフラや通信網が破壊された状況下では、最も被害が甚大な
地域へ入ることは非常に困難です。しかし私たちは、状況が許せば早急に子どもたちに
支援物資を届けられるよう、昼夜を問わず支援活動をすすめています」

デンマーク・コペンハーゲンのユニセフ物資供給センターからも、1万世帯・総額130万米ドル分
の支援物資が空輸されています。今回の台風で被災した家族の中には、先月15日に発生した地震
で被災したボホール州の住民も含まれています。空輸されている物資には、浄水タブレット、
石鹸、医療物資、防水シート、微量栄養素が含まれます。

台風ハイエンがもたらした甚大な被害を逃れることができた子どもたちも、今後生き延びるために
緊急の支援を必要としています。水や衛生設備が台風によって被害を受けたため、特に保健の
分野への影響が危惧されています。また、おとなたちが家や生活を取り戻すための復興作業を
するなかで、子どもたちは安全で守られた環境で遊んだり、勉強したりできるスペースが必要です。

「壊滅的な被害の状況が少しずつ明らかになるなか、私たちが当初予想していた数よりももっと
多くの子どもたちが被災していることが明らかになっています。ユニセフは被災した子どもたち
に支援を届けるために、できる限りのことをしています。これから待ちうけている困難な
避難生活の中で、子どもたちの健康や安全、暮らしを守るため、可能な限り早く、必要不可欠な
支援物資を届けようと奮闘しています」(ユニセフ・フィリピン事務所 穂積代表)


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フィリピンはじめ東アジア・太平洋地域諸国でのユニセフの緊急支援活動を統括する
ユニセフの同地域事務所(バンコク)の根本巳欧(ねもと・みおう)緊急支援専門官は、
「マレーシアやタイなどフィリピンの周辺諸国のユニセフ現地事務所も、“万が一”に備えた
準備をはじめています」「日本のみなさまのご支援をお願いします」と訴えています。

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募金告知ご協力のお願い


日本国内においてユニセフの民間募金・寄付の窓口となっている公益財団法人 日本ユニセフ協会

(東京都港区・会長 赤松良子)は、台風ハイエン被災地域でのユニセフの緊急支援活動を

サポートするため、「臨時拠出積立金」※より1億円を拠出。
緊急募金の呼びかけを行っています。

※ユニセフ本部の要請に基づき、自然災害や紛争など緊急事態の発生時にユニセフのニーズに
柔軟に対応するために積み立てているものです。

ユニセフ「自然災害緊急募金」

郵便局(ゆうちょ銀行)
振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

※通信枠に「自然災害」と明記
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

募金に関する一般お問い合わせ:フリーダイアル 0120-88-1052(平日9時~18時)

 

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日本人職員のインタビュー等について

フィリピンの穂積代表、バンコクの根本専門官はじめユニセフ職員へのインタビュー・
ご取材のご要望も伺っております。下記にお問い合わせください。


■お問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp  

または 

Zafrin Chowdhury, ユニセフ・フィリピン事務所 
Tel:+632 901 01 77, Mobile: +63 917 867 8366, Eメール:zafrinchowdhury@gmail.com

Chris de Bono, 地域専門官(在マニラ)
Mobile:+63 929 768 2367, Eメール:cdebono@unicef.org

Marge Francia, ユニセフ・フィリピン事務所
Tel: +632 901 01 73, Mobile: +62 917 858 9447, Eメール:mfrancia@unicef.org

Kate Donovan, ユニセフ本部(ニューヨーク)
Tel +1 212 326 7452, Mobile +1 917 378 2128, Eメール:kdonovan@unicef.org

Sarah Crowe, , ユニセフ本部(ニューヨーク)
Mobile: + 1 646 209 1590, Eメール:scrowe@unicef.org

Marixie Mercado ユニセフ(在ジュネーブ)
Mobile 4179 756 7703, Eメール:mmercado@unicef.org


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、世界の子どもたちの命と健やかな成長を守るために
活動する国連機関です。現在、150以上の国と地域で活動しています。ユニセフは、子どもの権利を
守る主要な機関として、保健、教育、栄養、水と衛生、保護、緊急支援などの支援活動を実施して
います。活動資金は、すべて個人や企業・団体・各国政府からの任意拠出金でまかなわれています。
(www.unicef.org)

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、
日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、
政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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国際情報・国際サービス
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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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