好評の『てにをは辞典シリーズ』第三弾!『てにをは俳句・短歌辞典』刊行。

有名・無名を問わず、江戸から昭和まで、心にひびく歌、約60,000が、"キーワードで引ける俳句・短歌の表現辞典"。

株式会社 三省堂

株式会社 三省堂(本社:東京都千代田区、代表取締役:北口克彦)は、『てにをは俳句・短歌辞典』(阿部正子 編)を2020年8月26日(水)より発売します。好評既刊『てにをは辞典』『てにをは連想表現辞典』に続くシリーズ第三弾は歌版(俳句・短歌版)。心にひびく歌約60,000を江戸から昭和まで、有名・無名を問わず採録し、相通う詩情や歌語で分類した1ページ単位で「読む」辞典。かつ、キーワードで引ける、ひとつ上の表現をめざす「歌詠み」のための日本語表現辞典。
URL:https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dict/ssd13642

『てにをは俳句・短歌辞典』(阿部正子 編、三省堂)『てにをは俳句・短歌辞典』(阿部正子 編、三省堂)

【刊行趣旨】
  • 有名・無名を問わず、心にひびく歌、約60,000が
    キーワードで引けて、読み比べて鑑賞できる俳句・短歌の表現辞典。
  • ハンセン病の人の歌や、昭和人には懐かしい暮らしの歌も収録。今まで知らなかった作者や新鮮な表現と出逢える、"読みごたえのある辞典"。
  • コロナ時代を生きる人々に、励ましとなる「歌の力」を伝えたい。
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 【主な読者対象】
●新しい発想や技法を求めている、ひとつ上の表現をめざす歌詠みに(中~上級の実作者に)。
●新たに俳句・短歌の世界を幅広く覗ける入門書として初心者に。
●「とにかく俳句・短歌が好き」という人に。この一冊で俳句・短歌の全体像が読める。
●『てにをは辞典』を愛好する散文派の人にも知ってほしい「五音七音の美しいしらべ」。
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【特色】
  1. 約60,000の俳句・短歌を、現代語(キーワード)で分類。
  2. 有名・無名を問わず、江戸から昭和まで幅広い作者の作品を収録。
  3. キーワードで並べることで、時代を越えて、俳句・短歌の壁を越えてクロスオーバーして楽しめる。同じ詩情を俳句ではこう詠み、短歌ではこう詠むのかと、お互いに新鮮な刺激を得られる。

 

【通常の俳句・短歌の作品集との違い】
  • (俳句の)季語や(短歌の)歌語で分類したものではない点。
  • 俳句と短歌を同時に一冊に収めた作品集は珍しい。結社や流派の作品集ではない点も。
  • 編者は俳句・短歌の語彙辞典の分類経験を生かしてキーワード(その作品のエッセンスとなる)で作品を分類。また女性や社会的弱者の目線から詠まれた生活句や情感の深い作品を収録。ハンセン病の人たちの詠んだ俳句・短歌には、社会から隔離された困難な状況の中で、逞しく生きぬいた人々の想いや知恵が込められていて、コロナ時代を生きる私たちに励ましとヒントをくれるだろう。

 

【全体構成】
  • 収録した約60,000の俳句・短歌は1頁単位の大見出し(709)と小見出し(12,000)で分類。
  • 大見出しは五十音順で、「愛する」「老いる」「食す」等の動詞や「明るい」「美しい」等の形容詞、「髪」「洗濯」「化粧」等の日常生活語で分類し、小見出しは「雨白し」「風の色」「雨を歩む」等のキーワード(巧みな表現や詩情がにじむ表現)で分類。

【見出しの例】
日常生活関連ではこんな見出しが……。以下◎は大見出し、■以下は小見出し。
◎遊ぶ■空き地で遊ぶ/遊び相手/遊び疲れる/遊びの終り/遊びの輪/雨の日に遊ぶ/
磯で遊ぶ/海で遊ぶ/おもてで遊ぶ/島に遊ぶ/宙に遊ぶ/並べて遊ぶ/野原で遊ぶ/
独(ひと)りで遊ぶ/墓地で遊ぶ/水溜(みずたま)りで遊ぶ/犬と遊ぶ……
◎産む■産声(うぶごえ)/産み月(うみづき)/嬰児(えいじ)/お産/子を産む/産院/
受胎/悪阻(つわり)/母となる/臍の緒(へそのお)/妊(みごも)る/孕(はら)む
◎子育て■起きて来る子/お喋(しゃべ)りする子/子に見せる/子の機嫌(きげん)/
子の手を引く/子を遊ばせる/子をあやす/子をすかす
◎化粧■朝化粧/厚化粧/薄化粧/襟白粉(えりおしろい)/白粉/髪を梳く/寒紅/化粧崩れ/化粧室/化粧水/化粧(けわ)う/粧(つく)る/爪紅(つまべに)/手鏡/寝白粉/初鏡/粉黛(ふんたい)/紅をさす/紅を溶く/眦(まなじり)の紅/眉引(まよびき)/胸白粉(むなおしろい)……

 

  【収録した約60,000の作品の内訳】
時代別では江戸以前が2割、その後が8割。ジャンル別では俳句が7割、短歌が3割、『ハンセン病文学全集』から収録した作品数は約6,000で全体の1割。
ちなみに索引(127)頁を引くと関連項目がわかる。「関連項目がわかる索引」も本書の特色の一つ。
■ハンセン病の関連項目━アルバムを開く108、失う100、生きの証413、奪われる114、掟90、補う143、沖縄677、隠れ病む385、故郷を逐われる785、子と再会する763、この地に生きる441、消毒する810、視力849、新患を励ます689、生家785、生家を素通りする565、対岸782、尋ね人の時間533、便りが途絶える468、手が萎える631、特別病室583、納骨堂289、母の日96、夫婦仲752、変貌846、望郷786、麻痺631、看護242、無職851、面会689、薬包紙539、病み古る894、世の隅911、療養所915、我れ在り791


【編者紹介】
阿部正子(あべ・まさこ、筆名・小暮正子) 1951年生まれ。編集者。
農薬やがん治療・障がい者・薬害エイズ・誕生死等の単行本や『てにをは辞典』『敬語のお辞典』『十七季』『五七語辞典』『ことばの花』 『夢みる昭和語』等を企画・編集(以上、三省堂)。
共編で佛渕健悟・小暮正子編『俳句・短歌・川柳と共に味わう 猫の国語辞典』(三省堂、2016年)、女性建築技術者の会編著『夢見る昭和語』(三省堂、2017年)。

【書誌情報】
書名:てにをは俳句・短歌辞典
編著者表示:阿部正子 編
定価:本体3,200円+税
体裁:B6判/1,120ページ
ISBN:978-4-385-13642-4
商品URL: https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dict/ssd13642
発売日:2020年8月26日(水)より(書店への入荷日は地域によって異なる場合があります。入荷日については各書店へお問い合わせください)

【三省堂について】
会社名:株式会社三省堂
本社所在地:〒101-8371 東京都千代田区神田三崎町2丁目22番14号
創業:1881年(明治14年)4月8日
代表取締役社長:北口克彦
資本金:7,000万円
従業員数 149人(2020年8月現在)
事業内容:辞書、事典、学習図書、一般図書、電子出版物、小学校・中学校・高等学校教科書の出版・販売、情報提供サービス

【社名の由来】
社名の「三省堂」は中国の古典『論語』の「学而篇」の一節「吾日三省吾身」(われ日にわが身を三省す)という言葉から採られたもので、「不忠、不信、不習について、日に幾度となくわが身を省みる」という意味です。『論語』の「三省」は「さんせい」と読みますが社名は1889(明治22)年までは「SANSHODO」と表記していました。1890(明治23)年以降は「SANSEIDO」と表記しています。

【お問い合わせ窓口】
株式会社 三省堂 販売部販売宣伝課
Tel:03-3230-9562
E-mail:www-info@sanseido-publ.co.jp

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会社概要

株式会社 三省堂

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URL
https://www.sanseido.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麴町五丁目7番地2
電話番号
03-3230-9511
代表者名
瀧本多加志
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
1915年09月