社会課題の解決に向けた実証プロジェクトでロボットとエレベーターがシームレスに連携
集合住宅で自律走行ロボットがエレベーターを利用し、部屋へ荷物を配送

日本オーチス・エレベータ株式会社(代表取締役社長 パトリック・ヨング、本社 東京都中央区、以下 日本オーチス)は、福岡市にある集合住宅で、社会課題の解決を目指す実証プロジェクトの一環として、既存のオーチス製エレベーターとロボットとの連携を実施しました。集合住宅、病院、ホテル、商業施設では、顧客体験の向上、安全対策、サービス業の人手不足解消のためにサービス・ロボットの導入が増えています。日本オーチスでは、これらのロボットが建物内を自律的に移動しやすくする取り組みを進めています。日本オーチスはエレベーターおよびエスカレーターの新設・据付・保守・改修を一貫して扱う世界的リーディングカンパニー、オーチス・ワールドワイド・コーポレーション(NYSE:OTIS)の日本法人です。
日本オーチスは、九州大学、UR都市機構、福岡市、福岡地域戦略推進協議会などで構成される「FUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアム」が募集する「PoC Program」に参画した企業の一員として、本プロジェクトに参加しました。
日本オーチスは革新的なスマート技術を活用し、エレベーターとロボットを連携させました。エレベーターとロボットがクラウド経由で通信することで、ロボットが自律的にエレベーターを呼び、目的階へ行き、宅配業者に代わって搬送を行うことが可能になりました。このソリューションは、集合住宅における居住者の利便性の向上に寄与すると共に、少子高齢化を背景とした宅配・サービス業界の人手不足の解消にも貢献します。
日本オーチスの代表取締役社長パトリック・ヨングは「今後も日本オーチスは、現代生活に不可欠な未来を見据えた技術の開発を続け、その最先端技術を活用していくことで、全ての人にとって利用しやすく、安全で信頼性の高い移動ソリューションを提供し、日本の高齢化社会における需要に応えていきます。当社の自動化技術とスマートモニタリング機能は、全ての住民の自立した生活と都市部のアクセシビリティを支え、より包括的な社会の実現に貢献します」と述べています。
■サービス・ロボット用 Otis Integrated Dispatch™(オーチス・インテグレーテッド・ディスパッチ)
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Otis Integrated Dispatchは、サービス・ロボットとオーチス製エレベーターを連携させる、クラウド及びオンプレミス型のAPIソリューションです。従来の配線接続よりも、高い柔軟性を持ち、より多くのエレベーターデータを取得できます。
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複数のエレベーターとの連携を可能にします。これによりロボットは利用可能なエレベーターに移動して、シームレスに作業を継続できます。
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ほぼ全ての自律型サービス・ロボットをオーチス製エレベーターと連携させることが可能です。この技術は1990年以降に製造されたオーチス製の商用エレベーターと互換性があります。
下記のリンクから、集合住宅で行われた実証プロジェクトを紹介するビデオ(約60秒)をご覧いただけます。




オーチス製品やサービスの詳細は、www.otis.com/ja/jp/ をご覧ください。
■オーチスについて
オーチスは、より高く、より速く、よりスマートな世界で、人々がつながり、豊かになる自由を提供します。オーチスは、エレベーターとエスカレーターの製造、据付、保守、改修を行う世界的リーディングカンパニーです。世界中で業界最多となる約240万台のエレベーターとエスカレーターをメンテナンスし、毎日24億人がオーチスの製品を利用しています。世界各地の代表的な建築物に加え、居住・商業施設や交通施設など、「人の移動」が関わる様々な場所にオーチスの製品は設置されています。米国コネチカット州に本社を置き、4.4万人のフィールドプロフェッショナルを含む7.2万人の社員を通じて、200を超える国と地域のお客様と利用者様の多様なニーズに応える製品を製造、据付、保守することに尽力しています。詳しくは、www.otis.comをご参照ください。また、LinkedIn、YouTube、Instagram、Facebookでオーチスをフォローしてください。
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