AppierチーフAIサイエンティスト ミン・スン、チーフマシンラーニングサイエンティスト ソウドウ・リン 「ビジネスを加速させる最新AI技術・理論」をテーマにセミナーを開催

-「マシンラーニング・アズ・ア・サービス/ニューラル・アーキテクチャ・サーチ」の最新動向を解説 -

Appier

AI(人工知能)テクノロジー企業のAppier(エイピア、共同創業者/CEO:チハン・ユー、以下Appier)は、チーフAIサイエンティストであるミン・スンとチーフマシンラーニングサイエンティストであるソウドウ・リンが、「ビジネスを加速させる最新AI技術および理論」をテーマに、「マシンラーニング・アズ・ア・サービス(MLaaS)」や、「ニューラル・アーキテクチャ・サーチ(NAS)」の最新動向を解説するセミナーを開催しました。これらの技術は、プリファード・ネットワークスが開発したスーパーコンピュータやGoogleやAmazonが開発・製品に採用されるなど、世界的に注目されています。

MLaaSは、クラウドコンピューティングサービスの一部として、機械学習ツールを提供する企業が提供するケース(例えばGoogleのMLクラウドエンジン)と、Appierのように機械学習モデルを設計/カスタマイズし、顧客に対して継続的にサービスを提供するケースの二つのタイプが主流です。

Appierが実践する機械学習モデル
MLaaSは機械学習(ML)モデルを長期的に1つまたは複数のクライアントに対して継続的にサービスを提供することを前提に構築されます。そのため、Appierのような企業はMLモデルを維持するだけでなく継続的に更新しています。MLモデルの安定性はMLaaSにとって非常に重要です。例えば、AppierがMLモデルをサービスとして提供する際には、まず、データ取得・データ品質の確保、機械学習モデルのトレーニングをし、ユーザーからのフィードバックを得て品質を向上させます。こうしたエコシステムを回していくため機械学習の自動化を進めました。

質の高いMLaaSに必要なことは?
MLaaSはビッグデータ、アルゴリズム、ハードウェアの3つが揃って最高のサービスを提供できます。分析データの量が大きくなるにつれて、人工知能(AI)が問題解決のために使用するニューラルネットワークモデルはより複雑になります。機械学習では、ニューラルネットワークモデルに入れる前に関連データの収集とクリーニングを行い、目的の達成に向けて精度を最適化するためにモデルを訓練します。 こうしたモデルの訓練、継続的な分析を含め、機械学習を効果的に実行するには、モデルの作成、適用、最適化を支援し、プロセス全体を管理できる、十分なトレーニングを受けた専門家のチームが必要です。


MLaaS企業にとってさらに重要性が高まる「ニューラル・アーキテクチャ・サーチ(NAS)」
データ収集や解析ツールが進化する一方でネットワークデータ量の増加は加速しています。そのため、AI研究者にとってAIモデルの進化を可能にするためのニューラルネットワークアーキテクチャの継続的な再構築が重要な課題となっています。 中でも注目すべきは、人工知能のプログラムとアルゴリズムを組み合わせることで、特定の問題を解決するために最適なニューラルネットワーク構造を自動的に見つけ出し、識別精度の最大化を実現する「ニューラル・アーキテクチャ・サーチ(NAS)」という技術です。

MLaaS企業にとって重要なことは、「ネットワークの設計を人間ではなくコンピュータにやらせる」、「お客様ごとにカスタマイズしたものを提供する」、「アルゴリズムだけでなくハードウェアを含めて最適化をすること」、そして「顧客へのサービスの質を維持しながらデータの収集をし、その分析にはダイナミックなニューラル・アーキテクチャを活用すること」です。これらを実行すれば、推論に到達するまでの時間がより短くなり、かつサービスの質を維持することが可能になります。
 
Appier について

Appier は、AI(人工知能)テクノロジー企業として、企業や組織の事業課題を解決するための AI プラットフォームを提供しています。詳細はhttps://www.appier.com/ja/をご覧ください。
※過去の発表はhttps://www.appier.com/ja/news/をご覧ください。


Appier チーフAIサイエンティスト MIN SUN(ミン・スン)
2005年からGoogle Brainの共同設立者の一人であるAndrew Ng(アンドリュー・エン)氏、元Google CloudのチーフサイエンティストであるFei-fei Li(フェイフェイ・リー)氏などのプロジェクトに携わり、AAAI(アメリカ人工知能学会)をはじめ世界トップの人工知能学会で研究論文を発表。2014年に国立清華大学の准教授に就任。
2015年から2017年には、CVGIP(Computer Vision Graphics and Image Processing)Best Paper Awardsを3年連続で受賞。専門分野は、コンピュータビジョン、自然言語処理、深層学習、強化学習。
2018年には「研究者には肩書きよりもデータが必要」と感じ、AIテクノロジー企業AppierにチーフAIサイエンティストとして参画。新製品の開発、既存製品の機能改善のほか、記述的な課題解決を行う。
 

Appier チーフマシンラーニングサイエンティスト Shou-De Lin(ソウドウ・リン)
国立台湾大学(NTU)で工学専攻の理学士号、米国ミシガン大学で工学修士号を取得。その後、南カリフォルニア大学で計算言語学の修士号とコンピュータサイエンスの博士号を取得。米国ロスアラモス国立研究所で博士研究員を経て、国立台湾大学でコンピュータサイエンスと情報工学の教授を務める。世界的なマシンディスカバリーとデータマイニングの大会であるACM KDDカップでは、国立台湾大学チームを率いて6回の優勝を果たし、2016年のWSDM(International Conference on Web Search and Data Mining)カップでもチームを率いて優勝。2018年から2019年まで、台湾の教育庁において「人工知能技術応用人材育成プログラム」の主席研究員を務める。2020年にAppierへ入社。現在は、AI研究チームを率い、Appierの顧客がAIソリューションをスムーズに導入し、パフォーマンスを最適化するための高度な機械学習技術開発業務を統括しています。

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会社概要

Appier Group 株式会社

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URL
https://www.appier.com/ja/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー40階
電話番号
03-6435-6617
代表者名
チハン・ユー
上場
東証プライム
資本金
3439万円
設立
2012年06月