ソアー、OPERA Solutions社と次世代デバイスを共同試作
~独自の特殊な膜封止技術でフレキシブルデバイスに挑む~
サクサグループで有機ELデバイス、開発・製造受託サービスを提供する株式会社ソアー(以下ソアー)は、OPERA Solutions株式会社(以下OPERA Solutions社)と共同で展示品の試作を行いました。

本試作では、ソアーが有機EL(OLED)ディスプレイを製造する際にも活用している独自の膜封止技術を、フレキシブルデバイスのバリア膜形成に応用しました。この膜封止技術は、複雑な形状部位においても膜厚を均一に保持できる特性を持ち、膜厚の制御性や段差の被覆性にも優れた高性能な薄膜を形成可能な技術です。この技術をフレキシブル基板に展開することで、OLEDやペロブスカイト太陽電池などのフレキシブルデバイスの高性能化を目指します。
両社は今年の4月にコンサルティング業務委託契約を締結しており、ソアーの培ってきた技術とOPERA Solutions社が保有する先端知見の融合を図ることで有機エレクトロニクスデバイスの製品開発・新技術創出を加速する取り組みを進めてきました。本試作は、それら取り組みの一環として実施したものであり、技術的シナジーを具現化したものです。今後もOPERA Solutions社と連携を深めながら新たな価値創出に取り組んでまいります。

【OPERA Solutions社の詳細はこちら】公式Webサイト:https://www.opera-solutions.com/
※本試作品はOPERA Solutions社と共同研究している山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンター(INOEL)フレキシブルエレクトロニクス部門のブースに展示されます。詳細につきましては以下をご覧ください。
▶試作品出展先情報

日時 |
2025年10月14日(火)~17日(金)午前10時~午後5時 |
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場所 |
CEATEC 2025@幕張メッセ(INOELブース 小間番号:6H011) |
主催 |
一般社団法人電子情報技術産業協会 |
公式サイト |
■株式会社ソアー 会社概要

社名 |
株式会社ソアー (SOAR CORPORATION) |
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所在地 |
〒992-1128 山形県米沢市八幡原四丁目3146-7 |
代表者 |
代表取締役 八巻 雅敏 |
事業内容 |
有機ELデバイス(ディスプレイ/特殊光源等)の開発・製造・販売ならびに開発・製造受託サービス(ODM/EMS)の提供 |
資本金 |
3億100万円 |
設立年月日 |
2022年1月14日 |
【有機EL(OLED)事業】
1997年に、ソアーの前身である東北パイオニア株式会社 米沢事業所が世界で初めて量産化に成功した有機ELディスプレイは、電子/健康/光学/産業機器をはじめとした身近な製品に幅広く搭載されるとともに、有機EL(OLED)の特性を活かした特殊な光源用途においても、今後さらなる成長が期待されるデバイスです。薄型で省エネルギーといった時代のニーズにマッチしたデバイスとして、幅広い用途・機器向けに提供しています。
⇒詳細はこちら:https://soar-tech.co.jp/oled/
▼ディスプレイソリューション
有機EL(OLED)をはじめとしたディスプレイデバイスを中心に、お客様の製品の機構設計/外観設計/電気設計/システム制御/UI開発を行います。およそ30年にわたるディスプレイデバイスの製造・納入実績と電子機器の設計・製造受託事業の知見・資産を融合したソアーならではのサービスです。
⇒詳細はこちら:https://soar-tech.co.jp/oled/display-system-integration/
【ものづくりソリューション(ODM/OEM/EMS)事業】
産業/民生/医療/車載(小型モビリティ)機器等、多岐に渡るカテゴリーの小型電子機器、中~大型機器の製造・量産化に対応可能なODM/EMS事業、および自社で開発した自動機の販売を行っています。クラス1000のクリーンルーム(約2,000㎡)を備えており、熟練の機構/電気/ソフト設計エンジニアと、営業/調達/生産技術/製造/品質保証部門が揃ったものづくりの一貫体制で、お客様のお困り事を解決します。
⇒詳細はこちら:https://soar-tech.co.jp/monozukuri/
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