「ステーキ宮」のアトム、1万人を対象に店舗オペレーション改革を開始

～2024年4月から電子マニュアルを店舗に導入、新たな業務フローを展開～

スタディスト

2024年3月7日 11時35分

企業のオペレーション改革を支援する株式会社スタディスト（本社：東京都千代田区、代表取締役CEO：鈴木悟史、以下「スタディスト」）は、「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」等を運営する株式会社アトム（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：小島保幸、以下「アトム」）が、スタディストと共に店舗オペレーション改革を本格開始することをお知らせします。2023年11月に店舗業務の棚卸しと見直しを行い、2024年4月に「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」等の4ブランド、2024年上期中にはアトムが展開する全15ブランド／約1万人の全従業員へ新しい業務フローに即した電子マニュアルの展開を予定しています。

アトムにおけるTeachme Bizの活用イメージ

導入背景とスタディストの選定理由

アトムは東北・北関東・東海・北陸地区を中心に地域に根づく15の飲食ブランドを運営しています。M&Aやコロワイドグループへの参画などを通じて事業を拡大してきた同社ですが、業態を越えた連帯感醸成や業務効率化の推進が難航。全社一丸となって生産性を向上し、企業価値を高めるためにも、店舗運営の要であるオペレーションの改革を決定しました。改革に向け、店舗運営のベースとなる業務の棚卸しと見直しからマニュアルの作成、研修の設計、業務の効率化に向けたコンサルティングを含め支援できるスタディストが改革のパートナーとして選定されました。

取り組みの概要

アトムとスタディストは業務の可視化、標準化・単純化、徹底化の各ステップにおいて業務の棚卸しから人材の育成、マニュアルの電子化まで幅広く取り組んでまいります。効率的なオペレーションを構築することで、従業員の働きやすい環境を整備、お客様に向き合う時間を捻出すると同時に、各業態の共通業務に関しては手順を統一することで、アトムとしての一体感醸成や業態を超えた業務効率化を実現します。

今後の展開

アトムでは、2024年4月より「ステーキ宮」「にぎりの徳兵衛」「海へ」「海鮮アトム」の4ブランド159店舗にて、スタディストのマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」で新しいオペレーションに準じた電子マニュアルを展開し、2024年上期中にはアトムが運営する全15ブランド／約1万人の全従業員への拡大を予定しています。

また、本取り組みを通じて、離職率の低減や地域限定社員の正店長率を倍以上（9.2%から20%）にすること、入社から正店長になるまでの期間の短縮（2年以上から1年）を目指してまいります。紙マニュアルは撤廃し、店舗マニュアルは原則100%電子化を目指す予定です。従業員の働き方改革を通じて、お客様に喜んでいただける地方No.1ブランドを確立します。

株式会社アトム　取締役第一営業本部長今井忠継様コメント

当社最大店舗数のブランドである「ステーキ宮」は、「ステーキの大衆化」を目指して1975年に創業しました。創業者は、地域の皆さまに恩返しをする地域経済やコミュニティの中心となっていく絵を約50年も前に描いていました。いくつかの合併を経て今のかたちとなった当社は、改めて、地方創生に貢献する会社となることを目指しています。少子高齢化や過疎化が進むなか、ご家族と一緒に暮らせる場所で働く場を提供し、地域の食材を取り入れ、地域の皆さまがいつも集まりやすい場所を創造していきます。店舗と従業員の双方向コミュニケーションで、より地域密着して働きやすい環境をつくっていけるよう、スタディスト社様と一緒に、新しい仕組みを構築していければと存じます。