【西浜サーフライフセービングクラブ総合優勝!】NEWチャンピオン達が誕生!台風により波が上がり、多くのドラマが生まれた全日本。2025年度、年間総合の戦いが始まった。
台風の影響により、急遽3日間開催から2日間開催へ変更。多くの運営スタッフ、審判員の方々にサポートされ無事に大会終了。
公益財団法人日本ライフセービング協会(=JLA、東京都港区、理事長/入谷拓哉)は、2025年10月11日(土)から12日(日)の2日間、片瀬西浜海岸(神奈川県藤沢市)にて「第51回全日本ライフセービング選手権大会」を開催しました。
総合優勝は地元の西浜サーフライフセービングクラブ!!

今大会、総合優勝に輝いたクラブは、「西浜サーフライフセービングクラブ」でした。
西浜サーフライフセービングクラブの活動場所は、大会会場である、片瀬西浜・東浜海岸であり、日本一大きなクラブと言われています。
年間を通して、海での練習に力を入れているクラブであり、今大会のオーシャン種目において多くの活躍が見られました。必ず、決勝へ進出しており、メダルを多く獲得しています。各種目優勝された選手は少ないが、多くの選手が入賞しているため、ポイントが他のクラブに比べて大きいのが勝因でした。
特に、レスキュー器材として使用する、レスキューボードを競技として行われる「ボードレース(男子)」において、16人中12人が西浜サーフライフセービングクラブの選手でした。クラブ全体としてのボードのレベルの高さが見られた競技でした。


3日間開催の予定でしたが、台風23号の影響を考慮し、急遽2日間開催と変更し始まった第51回全日本ライフセービング選手権大会。初優勝に輝いた選手が多く見られました。
サーフレースは、館山サーフライフセービングクラブの瀬良紘太選手、日本体育大学荏原高等学校ライフセービングクラブの橋本香蓮選手が初優勝。瀬良選手は大学卒業後から大会に出場し、多くの人から期待され、橋本選手はユース選手権で優勝し、大人相手にどこまで食らいつけるかが期待されていました。両者、後半の追い上げで1位になり、最後に波に乗り、自然相手のレースにふさわしいレースでした。また、サーフレース(女子)の上位8位の半分はユース世代が入賞しました。


波が上がる中行われ、大変盛り上がったボードレース。女子のレースは、初優勝した下田ライフセービングクラブの松島颯音選手が一度も先頭を譲らずにゴール。学生選手権第2位にも輝き、絶好調のレースでした。男子は予想外のレースとなりました。初優勝した西浜サーフライフセービングクラブの布方勇海選手は最終ブイを回るまでは11位争いの位置でしたが、沖からの波を唯一乗り、そのまま優勝へ。2位は10人の選手が同じ波に乗り、入賞を懸けたラン勝負となりました。


ベテランの選手は経験を武器に、毎年優勝を飾る選手は王者の席を譲りませんでした。




ビーチ種目は鴨川ライフセービングクラブの森下広大選手が大活躍しました。ビーチスプリントでは絶対王者と言われ、今大会で3回目となる優勝!
大学2年生の学生選手権ではビーチフラッグス第3位を飾っていた森下選手。今大会はビーチフラッグスでも決勝進出し、見事第3位に輝きました。森下選手は昨年度オーストラリアで開催されたLWC2024(Lifesaving World Championships 2024)でビーチフラッグス第4位、ビーチスプリント第5位という結果を残しています。全日本選手権で2種目優勝した選手は過去に5人しかいません。

ボードレスキューは、ユース選手でリレーを組んだ西浜サーフライフセービングクラブが優勝しました。また、溺者役として泳いだ浜地櫂依選手はオーシャンマンで初優勝を飾りました。高校生でのオーシャンマン優勝は初の快挙となります。ボードを得意としていた浜地選手ですが、スイムとサーフスキーにも力を入れ、今大会のオーシャン種目全て決勝進出を果たしています。今後のライフセービングスポーツを引っ張る存在になることが期待されます。来年度は大学生となり、学生選手権での活躍も期待が高まります。

チーム種目で1番優勝に輝いたのは、茅ヶ崎サーフライフセービングクラブでした。スイムのパワーが他のクラブよりも優れており、特に男女共にレスキューチューブレスキューではアベック優勝をしました。フィンを履き、チューブに巻かれた仲間を引っ張る役割を担当した、名須川紗綾選手と西山選手はライフセービングスポーツのプール競技において、いくつもの日本新記録を樹立し、8月に中国で開催された「The World Games 2025」の日本代表選手です。フィンを履く種目のスペシャリストである圧倒的な強さに圧倒されたレースでした。

数年ぶりに台風の影響によって波が上がり、大波乱となった全日本選手権ですが、総合優勝を飾ったのは、西浜サーフライフセービングクラブでした。第2位は館山サーフライフセービング、第3位は茅ヶ崎サーフライフセービングクラブという結果になり第51回全日本ライフセービング選手権大会は幕を閉じました。

優勝選手/チーム
サーフレース(女子) 橋本 香蓮 / 日本体育大学荏原高等学校ライフセービングクラブ
サーフレース(男子) 瀬良 紘太 / 館山サーフライフセービングクラブ
サーフスキーレース(女子) 名須川 紗綾 / 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ
サーフスキーレース(男子) 西山 俊 / 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ
ボードレース(女子) 松島 颯音 / 下田ライフセービングクラブ
ボードレース(男子) 布方 勇海 / 西浜サーフライフセービングクラブ
オーシャンウーマン 三井 結里花 / 館山サーフライフセービングクラブ
オーシャンマン 浜地 櫂依 / 西浜サーフライフセービングクラブ
ビーチフラッグス(女子) 石黒 七都 / 下田ライフセービングクラブ
ビーチフラッグス(男子) 和田 賢一 / 淡路島ライフセービングクラブ
ビーチスプリント(女子) 田中 綾 / 鴨川ライフセービングクラブ
ビーチスプリント(男子) 森下 広大 / 鴨川ライフセービングクラブ
ビーチラン(2km)(女子) 石黒 未波 / 館山サーフライフセービングクラブ
ビーチラン(2km)(男子) 望月 朝陽 / 九十九里ライフセービングクラブ
レスキューチューブレスキュー(女子) 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ
レスキューチューブレスキュー(男子) 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ
ボードレスキュー(女子) 茅ヶ崎サーフライフセービングクラブ
ボードレスキュー(男子) 西浜サーフライフセービングクラブ
オーシャンウーマンリレー 館山サーフライフセービングクラブ
オーシャンマンリレー 館山サーフライフセービングクラブ
ビーチリレー(女子) 鴨川ライフセービングクラブ
ビーチリレー(男子) 大磯ライフセービングクラブ
会場では『ふじさわ LIFE FEST』も開催され、沢山の方々がお越しいただきました!!
台風23号の影響により、予定されたイベントが中止となりましたが、ブース出店やキッチンカーでのフード販売は行い、小さな子供から大人の方々、選手や応援の方々が足を運びました。
ふじさわの海で「いのち」と「環境」にふれよう。をテーマに、藤沢市民を中心とした来場者・観光客に対して、いのちの大切さを伝えるとともに、環境保全活動への取り組み促進に寄与するイベントとして開催しました。「株式会社SUBARU」ブースでは、一つのいのちプロジェクトの紹介と、車の製造工程で余った革端材を利用したコインケースづくりのワークショップを実施。環境に配慮した海洋工事に取り組む「東亜建設工業株式会社」とAED国内メーカーの「日本光電工業株式会社」は合同で、AED体験ができるブース出展を実施しました。その他、企業合同のビーチクリーンやライフセービング体験会も予定されていましたが、残念ながら中止となりました。
ブース出展社7社
株式会社SUBARU、東亜建設工業株式会社、日本光電工業株式会社、株式会社櫻井興業、株式会社クレーマージャパン、ENGINE JAPAN、StreamTrail







大会概要
大会名称:第51回全日本ライフセービング選手権大会
主催:公益財団法人日本ライフセービング協会
日程:2025年10月11日(土)~ 13日(月)
会場:片瀬西浜海岸(神奈川県藤沢市)
後援:国土交通省、スポーツ庁、消防庁、海上保安庁、神奈川県、藤沢市
日本赤十字社、公益社団法人日本水難救済会、公益社団法人藤沢市観光協会
公益財団法人日本水泳連盟
協賛:株式会社SUBARU、ENGINE JAPAN、株式会社櫻井興業、株式会社クレーマージャパン
協力:江の島海水浴場協同組合、江の島片瀬漁業協同組合、公益財団法人かながわ海岸美化財団
一般社団法人神奈川県ライフセービング協会、鵠沼サーフショップ組合
鵠沼ビーチクリーンクラブ、湘南漁業協同組合 藤沢支所、株式会社湘南なぎさパーク
株式会社殿網、特定非営利活動法人西浜サーフライフセービングクラブ
日本サーフィン連盟 湘南藤沢支部、公益財団法人藤沢市みらい創造財団(五十音順)
助成:独立行政法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興基金助成事業
参加者数:53チーム 665名
大会ページ:https://ls.jla-lifesaving.or.jp/lifesaving-sports/alljapan-lifesaving-championships/
大会結果:https://liveheats.jp/events/414527
YouTube配信(DAY1):https://www.youtube.com/watch?v=euL94uosR9s&t=5120s
YouTube配信(DAY2):https://www.youtube.com/watch?v=Z7EjTwOfR-E&t=4827s

公益財団法人日本ライフセービング協会
海岸やプールをはじめとする全国の水辺の環境保全、安全指導、監視・救助等を行うライフセービングの普及および発展に関する事業を行い、国民の安全かつ快適な水辺の利用に寄与することを目的としている団体です。
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