医師のためのAI検索「Medii Q」、検索総数5万件を突破
医師は、どんなときにAI検索し、どんなときに専門医に相談しているのか。リアルな活用シーンを公開
株式会社Medii(本社:東京都新宿区、代表取締役医師:山田 裕揮、読み:メディ、以下 Medii)は、医師向けAI検索「Medii Q(メディ キュー)」の検索総数が、2025年5月20日のβ版提供開始から5万件を突破したことをお知らせします。

Medii Qは、論文やガイドラインなどの根拠に基づく情報を素早く整理できる医師向けAI検索サービスです。診療のあらゆる場面で、確認したい情報を手早く把握できるツールとして利用が広がっています。
本リリースでは、蓄積された検索ログから見えた「医師の検索利用実態」と、一般的なエビデンスだけでは臨床判断が難しい症例における「専門医相談」への連携事例を公開します。
医師の検索実態:治療・薬剤選択が約6割を占める
直近の検索結果を分析したところ、医師のAI検索目的は多岐にわたることがわかりました。その中でも、「具体的な治療方針や薬剤の選択」に関する検索が大きな割合を占めており、重要な利用シーンとなっています。
【Medii Q 検索カテゴリの構成比】

※Medii Q 検索ログより直近1ヶ月間(2025年11月1日〜11月30日)の無作為抽出クエリのうち、臨床疑問に関連した有効検索クエリを集計(N=1,323)
1. 診断・鑑別疾患(診断基準)16.4%
例:
・慢性咳嗽の鑑別疾患と診断フローチャートを確認したい
・血小板低値の鑑別疾患を整理したい
2. 検査(検査値解釈)18.7%
例:
・CRP・PCTの有用性について
・高齢者の腎機能低下において、生理的変化か、追加検査が必要か
3. 治療選択(適応)33.8%
例:
・喘息治療のステップアップ基準を確認したい
・心不全治療薬の適応条件を整理したい
4. 薬剤選択(副作用) 25.8%
例:
・新規糖尿病薬の副作用や禁忌を確認したい
・抗菌薬の投与量を腎機能にあわせて調整したい
5. 論文検索(エビデンス確認) 5.3%
例:
・薬剤の最新のRCTを把握したい
・ガイドライン改訂の背景となる主要論文を確認したい
集計の結果、「治療選択」と「薬剤選択」が約6割を占めました。診断がついた後の治療方針の決定や薬剤の適応・副作用の確認といった場面で、Medii Qが重要な判断材料の確認ツールとして活用されていることがわかりました。
また、「診断・鑑別」や「検査値解釈」なども一定数利用されており、診断の糸口探しから最新エビデンスの確認まで、臨床プロセス全体で医師が確かな判断材料を効率的に集めるためのサービスとして活用されている実態がうかがえます。
専門医相談との連携事例:AIの網羅性×専門医の実践知
Medii Qは、PubMedの論文やガイドライン等の信頼できるエビデンスを短時間で提示し、医師の検索負荷を大幅に削減します。一方で、実臨床には一般論をそのまま適用できない複雑な症例も少なくありません。
そのような場面で、Medii Qで得た情報を踏まえて、そのまま専門医相談(Medii Eコンサル)へ進む医師も増えています。
【事例:片側下腿浮腫の診断・検査方針に迷ったケース】
Step 1:Medii Qで必要な情報を短時間で整理

主治医は、まずMedii Qで片側下腿浮腫の鑑別疾患について検索し、深部静脈血栓症(DVT)以外の可能性や必要な検査項目を約3分で網羅的に把握しました。診療の道筋は整理できましたが、「本症例特有の複雑な検査値異常」の解釈については、検索結果の情報だけでは判断が難しく、専門医の高度な知見が必要な状況でした。
Step 2:Medii Eコンサルで専門医のアドバイスを得る

そこで、主治医はそのままエキスパート専門医へ相談。AIで得た情報に加え、専門医からは検査値の解釈について「造血器疾患の可能性」を考慮すべきという具体的なアドバイスを受けました。 自身では想起しきれなかった鑑別疾患の指摘や、推奨される追加検査が明確になったことで、次の診療ステップへ進むことができました。
会員登録なしで体験可能。登録後もずっと完全無料
ChatGPTやGeminiの最新高性能モデルを搭載し、迅速な情報収集と学習利用を行わない安全な設計。Mediiは、多忙な医師が限られた時間の中でより良い意思決定ができるよう、必要な情報や知見にアクセスできる環境を無料で提供しています。
Medii Qは、会員登録なしですぐにお試しいただけます。会員登録後も費用は一切かからず、回数無制限ですべての機能を利用可能。まずは気になるテーマで、ぜひ一度お確かめください。
【Medii Q のお試し利用はこちら】
株式会社Mediiについて
Mediiは「誰も取り残さない医療を」というミッションを掲げ、希少疾患やがんなど診断技術や治療法が高度に進化する領域を中心に、医療課題の解決に取り組んでいます。その解決策として、医師が無料で利用できる臨床疑問解消プラットフォームを開発・提供。医学調査に最適化したAIによって効率的にエビデンスを調べられる「Medii Q」と、複雑な個別症例について経験豊富な専門医に相談できる「Medii Eコンサル」で、主治医の迅速でより良い意思決定を支え、患者の早期診断と治療の最適化に貢献しています。また、製薬企業との協業プロジェクトを展開することで、主治医・エキスパート専門医・製薬企業・患者それぞれに価値をもたらす四方良しで持続可能な新しい医療インフラを構築しています。
Medii Q:https://medii.jp/q
Medii Eコンサル:https://medii.jp/e-consult(第5回日本サービス大賞 厚生労働大臣賞受賞)
会社名:株式会社Medii(メディ)
所在地:東京都新宿区新宿1-23-1 THE PORTAL 新宿御苑 4F
設立:2020年2月20日
資本金:1億円
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
URL:https://medii.jp
※Medii QおよびMedii Eコンサルは、医師間の情報共有または高度な医療コミュニケーションのための情報の提供支援を目的としたものであり、診断や治療の有効性や安全性を保証する医療機器ではありません。
※本プレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社、各権利者の商標または登録商標です。
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