「食べる機能の測定会」開催について
1.測定会の背景・ねらい
近年、我が国の平均寿命が年々伸びる一方、加齢とともに、食べ物を飲み込む際に「むせて」しまうなど、嚥下機能の低下について注目されるようになりました。「むせる」原因はさまざまですが、嚥下障害はその大きな原因の一つであり、結果として誤嚥性肺炎という重大な疾病に至るケースもあります。一方、食べることは人生の楽しみの一つであり、嚥下機能を維持することはQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の観点からもますます重要になると考えられます。
このような背景のもと、当社では嚥下機能をモニタリングできるヘルスケア機器である嚥下運動モニタ「B4STM」や開発中のヘルスケア機器「飲力チェッカー®」を使用し、健康維持およびオーラルケアの意識づけを目的として、定年退職された当社元従業員とそのご家族を対象に、測定会を開催しています。
2.測定会の概要
開催名称:食べる機能の測定会
開催時期:2023年8月27日(日)~28日(月)
開催場所:神戸市中央区文化センター
参加予定:当社元従業員とそのご家族 約40名
測定項目:嚥下機能、嚥下筋の状態、身長、体重、筋肉量、問診など
※健康長寿、介護予防に取り組む自治体関係部署、介護食や栄養補助食品等を扱う企業の方などの見学を受け付けて います。
<見学に関するお問い合わせ>
バンドー化学株式会社 新事業推進センター 営業部 担当:佐藤 TEL: 080‐6233‐5129 E-mail: atsushi.sato@bandogrp.com
7月30日(日)、31日(月)に開催した第1回目の「食べる機能の測定会」には、当社元従業員とそのご家族38名に参加いただき、「誤嚥性肺炎」に関する正しい知識の習得や東京医科歯科大学の専門の歯科医師(研究者)によるカウンセリングや予防法のアドバイスにより、嚥下機能にまつまる健康維持およびオーラルケアの意識を高めていただきました。また、神戸市の健康局健康企画課、福祉局介護保険課、口腔保健支援センターからも、市の取り組みの参考として視察に来られました。
当社グループは、嚥下分野における社会的ニーズの拡大が見込まれるなか、引き続き、ニーズにお応えする新製品を投入していく計画です。
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