食品消費税減税でテイクアウトを「増やしたい」飲食店は半数超 テイクアウトの悩みの1位は「注文が来ない」
減税で「店内の客は減る」6割 /予約管理システム「ebica」導入の飲食店、56件の声から
飲食店の予約管理システム「ebica(エビカ)」を提供する、株式会社エビソル(本社:東京都渋谷区、代表:田中宏彰 ※)は、2027年4月から食品の消費税率が8%から1%に下がる見通しを受け、ebicaを導入する飲食店・外食企業に独自の緊急調査を行い、56件(43店舗のアンケート回答、外食企業13社の経営層ヒアリング)の回答を得られました。
その結果、飲食店の58%がテイクアウト(持ち帰り)の売上を「増やしたい」と答えました。一方、すでにテイクアウト・デリバリー(宅配)を実施している31店に悩みを聞くと、最も多かったのは「注文数が伸びない」で58%。「スタッフ不足」の23%を大きく上回りました。
※株式会社エビソルは、株式会社ジャパンチケットホールディングスのグループ会社です。

■ 調査の背景
政府は2026年9月15日、飲食料品の消費税率を2027年4月1日から2年間、8%から1%に引き下げる方針を盛り込んだ税制改正大綱を閣議決定しました。関連する法案は10月9日に閣議決定・国会に提出され、10月20日から衆議院で審議が始まっています。
引き下げの対象は、スーパーなどで買う食料品や、飲食店のテイクアウト・デリバリーです。店内で食事をする場合の税率は10%のまま変わらない見通しのため、店内とテイクアウトの税率の差は、今の2ポイントから9ポイントに広がります。この変化を前に、飲食店がいま何を考え、どこで困っているのかを数字で示すため、緊急でアンケートとヒアリングにより、現場の声を集めました。
■ 調査結果概要
1.63%が「店内のお客様は減る」と予想し、「増える」は0店
2.一方で58%が「テイクアウトの売上を増やしたい」。
51%は「店内からテイクアウトに切り替えるお客様が増える」と予想
3.テイクアウトの悩みの1位は「注文数が伸びない」で58% (スタッフ不足の23%の2倍以上)
4.施行まで半年を切っても、42%が「対応方針をまだ決めていない」
■ 調査結果
1.「店内のお客様は減る」63%。「増える」と答えた店は0店
税率の引き下げ後、店内で食事をするお客様の数について聞いたところ、63%(27店)が「減る」と予想しました(「やや減る」49%、「大きく減る」14%)。「ほとんど変わらない」は30%で、「増える」と答えた店は1店もありませんでした(図1)。

2.一方で58%が「テイクアウトの売上を増やしたい」
今後のテイクアウトの売上について聞いたところ、58%(25店)が「増やしたい」と答えました(「積極的に増やしたい」28%、「できれば増やしたい」30%)。また、51%(22店)が「店内での食事からテイクアウトに切り替えるお客様が増える」と予想しています(図2)。

3.テイクアウトの悩み1位は「注文数が伸びない」
テイクアウト・デリバリーを実施している31店に、運営で困っていることを聞いたところ、最も多かったのは「注文数が伸びない」で58%(18店)。「容器・包装資材の費用が高い」の45%が続きました。「スタッフが不足している」は23%で、テイクアウトでは「スタッフ」よりも「お客様に知ってもらい、注文してもらうこと」に悩む店が多い結果です(図3)。

4.対応「まだ決めていない」42%•テイクアウト・デリバリーをしていない店では様子見が目立つ
税率の引き下げに向けた対応では、42%(18店)が「まだ対応方針を決めていない」と答え、最も多くなりました。テイクアウト・デリバリーを「新たに始める」「強化する」と答えた店も、あわせて42%(18店)です(図4)。テイクアウトもデリバリーもしていない12店では、9店が「店内のお客様は減る」と予想しています。ところが、そのうち7店は、対応方針をまだ決めていないか、制度の内容を十分に把握していないと答えました。

5.現場の声:テイクアウトに力を入れる企業と、店内に集中する企業
■ 外食企業の経営層の声(ヒアリング)
見通しを聞けた11社のうち7社が、減税は「外食にとってプラスではない」「影響は出る」と答えました。テイクアウトへの向き合い方は、企業によって分かれています。
・テイクアウトに力を入れる
「決してプラスではないと思っている。その分、テイクアウトには力を入れなければと考えている」
(外食企業・経営層)
・店内での食事に集中する
「テイクアウトは一度に多くの注文が入ることがあり、店内のお客様への料理の提供が遅れかねない。店内での食事に力を入れる」(外食企業・経営層)

■ 飲食店の声(アンケートの自由回答)
自由回答では、主に次の4つの不安や課題が挙がりました。
・競争面:テイクアウトを新しく始める店が増え、お客様の取り合いになる
・価格面:手数料を含めた価格設定が難しい
・品質面:出来立てを出せない
・運営面:提供のスピードやレジ対応
「出来立てを出すことがいちばん。テイクアウトだけでは売上に不安が残る」
(業態:居酒屋・バー/規模:1〜5店舗)
「2年後の税率の行方やさらなる増税の可能性もあるので、お客様の考え方を知り、それを踏まえて動かないと、施策を失敗しそう」
(業態:レストラン・専門料理店/規模:31店舗以上)
■ まとめ:減税を機にテイクアウトへ。次の壁は「見つけてもらうこと」
2027年4月、飲食料品の消費税率が1%に下がり、店内での食事との税率の差は9ポイントに広がる見通しです。
今回の調査では、店内のお客様が減ることを心配しながらも、テイクアウトという新しい「食べ方」でお客様とのつながりを保とうとする飲食店の姿が見えました。一方で、テイクアウトの悩みの1位は「スタッフ不足」ではなく「注文数が伸びない」ことでした。料理をつくる力はあっても、お客様に知ってもらい、選んでもらうところで壁に当たっているのが現場の実態です。
エビソルは、ジャパンチケットホールディングスのグループとして、「人とテクノロジーで事業者のおもてなしを支え、“粋な体験”を世界に拡げる」をミッションに掲げています。全国15,000店舗以上が導入するebicaは、予約の受付から顧客情報の活用、グルメサイトや地図サービスとの連携まで、お店とお客様が出会う場面を日々支えてきました。
税率が変わっても、お店がお客様を迎える気持ちや、店内で過ごす時間の価値は変わりません。エビソルは、店内での食事を選ぶお客様とも、テイクアウトを選ぶお客様とも、お店がつながり続けられるよう、さまざまなサービスと連携しながら、現場の声をもとにした仕組みづくりを進めます。
■ 調査概要
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調査の名称 |
飲食店のテイクアウト・デリバリー対応に関する緊急調査(ebica加盟店) |
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アンケート |
期間:2026年10月15日〜21日/方法:Webアンケート対象:ebicaを導入している飲食店15,000店舗中、有効回答43店 |
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ヒアリング |
期間:2026年9月7日〜10月14日/方法:対面での聞き取り対象:ebicaを導入している、大手外食企業13社の経営層 |
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回答店の内訳 |
業態: レストラン・専門料理店22店、居酒屋・バー18店、カフェ・喫茶店2店、ファストフード1 店運営店舗数: |
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注記 |
本調査はebica導入先を対象としたもので、全国の飲食店全体の傾向を示すものではありません。割合は小数点以下を四捨五入しています。 |
■ 飲食店の予約管理システム「ebica(エビカ)」について
「ebica」は、15,000店舗以上の飲食店に選ばれている、クラウド型の予約/顧客台帳システムです。お店の予約管理ニーズに応じた設定のもと、今後の飲食店に必要なネット集客ソリューションを提供しています。
主要グルメサイトとの在庫連携が叶う業界初の「グルメサイトコントローラー」や、AIスタッフ“さゆり”による電話予約応対サービス「AIレセプション」、蓄積された顧客情報/来店情報とCRMの連携によるリピーター獲得、そして「Google」や「大衆点評」、各国OTA(Online Travel Agency)との連携によるインバウンド対策支援等、集客から店舗オペレーションまでトータルで店舗DXを支えるインフラの構築に取り組み、飲食サービスのアップデートを支援しています。
公式サイト:https://www.ebica.jp/
■ 株式会社エビソルについて
株式会社エビソルは、飲食店向け予約管理システム「ebica(エビカ)」をはじめとするテクノロジーを通じて、外食産業のDXを推進しています。予約管理、顧客データ活用、集客支援を一体で支え、全国15,000店舗以上の飲食店の成長をサポートしています。
業界初のグルメサイトコントローラーやAIを活用した予約応対など、現場の課題に向き合うサービスを展開。人とテクノロジーの力で、飲食店が本来注力すべき「おもてなし」に集中できる環境づくりに取り組んでいます。
本社:東京都渋谷区恵比寿1-20-18 三富ビル新館8F
代表者:代表取締役 田中宏彰
資本金:5,974万6,500円(資本準備金含む:3億261万9,500円)
事業内容:飲食店向け予約管理システム「ebica」の企画開発/販売および集客支援
※株式会社エビソルは、株式会社ジャパンチケットホールディングスのグループ会社です。
株式会社ジャパンチケットホールディングス(所在地:東京都渋谷区恵比寿1-20-18 三富ビル新館8F/代表取締役:田中宏彰/設立:2021年10月/URL:https://japanticket-holdings.co.jp/)
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