みんなのコード、千葉県における情報教育の充実と発展を推進に関する連携協定締結
特定非営利活動法人みんなのコード(東京都港区、代表理事:利根川 裕太、以下みんなのコード)は、千葉県教育委員会(教育長:冨塚 昌子、以下千葉県教委)と連携協定を締結したことをお知らせいたします。
(左:千葉県教育委員会 冨塚 昌子 教育長、右:みんなのコード代表理事 利根川 裕太)
連携協定締結の背景
学校における情報教育は、2020年度に小学校、2021年度に中学校、2022年度に高等学校でプログラミング教育が拡充・必修化されるなど、その重要性が高まっています。また、情報技術の進化は、生成AIツールの登場により加速し、教育への影響も大きくなっています。2023年7月には、文部科学省が「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」を発表しました。教育業界におけるこの新たな動きは、未来を担う子どもたちにとって、情報技術が日常生活における基本的なスキルであることを示し、これからの情報教育をどのように形作るか、議論の重要性が増しています。
千葉県は、2023年3月に発表した「千葉県学校教育情報化推進計画*」において、ICTの利点を最大限に生かした教育活動を推進するとともに、ICT活用を通して、千葉の「子供」「教員」「学校」の可能性を引き出すことを目指しています。
具体的には、下記3点を掲げています。
ー子供たちの学ぶ意欲と学習成果の向上「学び方改革」
ー子供の個性と能力を最大限に引き出す指導力の向上「教え方改革」
ー子供と向き合う時間を確保「働き方改革」
*令和5年3月 千葉県学校教育情報化推進計画
( https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/giga/documents/keikauhonbun.pdf )
連携協定の内容
今回、千葉県教委とみんなのコードは、千葉県における情報教育の充実・発展を推進し、次代の社会を担う児童生徒の育成に資するために協定を締結し、以下に取り組みます。
・県内の公立学校におけるプログラミングを含む情報教育の充実・発展に係る教員の資質向上
・指定された中学校及び高等学校において、先進的な情報教育の共同研究の実施
・その他両者で合意された事項
連携協定締結にあたってのコメント
千葉県教育委員会 冨塚 昌子 教育長
このたび、みんなのコード様との連携協定を締結できたことを、大変喜ばしく、また有難く思います。この協定による情報教育の新たな取組は、千葉県の持つ教育のポテンシャルをさらに引き出す重要な一歩であり、子供たちの自己肯定感や県民としての誇りを高める契機となると期待しております。デジタル時代に求められる創造性、道徳性、倫理性といった人間の強みを伸ばし、グローバル時代に必要な資質・能力を高めるため、今後は情報教育の推進に一層努力してまいります。みんなのコード様をはじめ、関係者の皆様におかれましても、引き続き御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
NPO法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太
私たちみんなのコードは、「誰もがテクノロジーを創造的に楽しむ国にする」というビジョンを掲げ、全国の小中高の情報教育の支援、地域でのテクノロジー×子どもの居場所施設の運営を行っています。GIGAスクール構想の進展や学習指導要領の改訂などに伴い、情報活用能力の向上が急務となっておりますが、未だ解決すべき課題は多く残っています。千葉県との連携により、未来を担う子供たちへの先進的な情報教育の試みが可能となることに、大いなる期待を寄せております。2030年代の日本国内における情報教育の向上に向けて、確固たる歩みを進めていきます。
本件に関する報道関係者からのお問合せ先
特定非営利活動法人みんなのコード Code for Everyone
広報担当:浜田
メール: pr@code.or.jp
代表電話: 03-4595-0150
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