【4人に1人以上】23卒大学院生が企業選びで「SDGs」を重視、23卒学部就活生比3.5ポイント高い結果に

〜「大学院修了者として、持続可能な社会の実現に貢献していきたい」(67.9%)など、企業に求められるSDGsへの取り組み〜

株式会社アカリク

 技術者・研究者のキャリア支援に特化した事業を15年にわたって続けている株式会社アカリク(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山田諒、以下 アカリク)は、23卒大学院生に対し、「SDGsと就職先」に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。
  • 調査サマリー

 
  • 調査概要
調査概要:23卒大学院生の「SDGsと就職先」に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年1月28日〜同年1月30日
有効回答:23卒大学院生100名

*尚、本調査は株式会社IDEATECHが実施した「23卒就活生の選社軸とSDGsの関係性」に関する調査との比較調査となっています。
2022年1月24日|https://research-pr.jp/posts/na-220124
 
  • 23卒大学院生の89.0%が、「SDGs」について認知、23卒学部就活生比15.9ポイント高
 「Q1.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか。」と質問したところ、23卒の大学院生は、「内容を詳しく説明できる」が24.0%、「内容をある程度知っている」が65.0%、23卒の学部就活生は、「内容を詳しく説明できる」が14.2%、「内容をある程度知っている」が58.9%という回答となりました。

Q1.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか。Q1.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)についてどの程度知っていますか。

<23卒大学院生(n=100)>
・内容を詳しく説明できる:24.0%
・内容をある程度知っている:65.0%

・聞いたことはあるが、内容は知らない:9.0%
・全く知らない:2.0%

<23卒学部就活生(n=547)>
・内容を詳しく説明できる:14.2%
・内容をある程度知っている:58.9%

・聞いたことはあるが、内容は知らない:18.1%
・全く知らない:8.8%
 
  • 23卒大学院生の70.0%が、「SDGs」に興味
 「Q2.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)に興味がありますか。」(n=100)と質問したところ、「かなりある」が15.0%、「ややある」が55.0%という回答となりました。

Q2.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)に興味がありますか。Q2.あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)に興味がありますか。

・かなりある:15.0%
・ややある:55.0%

・あまりない:20.0%
・全くない:4.0%
・全く知らない:1.0%
・わからない/答えられない:5.0%
 
  • 23卒大学院生、SDGs17目標のうち「2.飢餓をゼロに」「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」に最も高い関心
 「Q3.SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか。(複数回答)」と質問したところ、23卒の大学院生は、「2. 飢餓をゼロに」が34.3%、「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」が34.3%、「5. ジェンダー平等を実現しよう」が32.9%、一方で23卒の学部就活生は、「5. ジェンダー平等を実現しよう」が37.7%、「3. すべての人に健康と福祉を」が32.3%、「1. 貧困をなくそう」が32.1%という回答となりました。

Q3.SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか。(複数回答)Q3.SDGs17の目標のうち関心の高いものはどれですか。(複数回答)

<23卒大学院生|Q2で「かなりある」「ややある」と回答した方のみ(n=70)>
・2. 飢餓をゼロに:34.3%
・7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに:34.3%
・5. ジェンダー平等を実現しよう:32.9%

・12. つくる責任 つかう責任:31.4%
・1. 貧困をなくそう:30.0%
・3. すべての人に健康と福祉を:30.0%
・11. 住み続けられるまちづくりを:30.0%

・10. 人や国の不平等をなくそう:28.6%
・14. 海の豊かさを守ろう:28.6%
・4. 質の高い教育をみんなに:25.7%
・15. 陸の豊かさも守ろう:25.7%
・13. 気候変動に具体的な対策を:22.9%
・6. 安全な水とトイレを世界中に:20.0%
・8. 働きがいも経済成長も:20.0%
・9. 産業と技術革新の基盤をつくろう:18.6%
・16. 平和と公正をすべての人に:15.7%
・17. パートナーシップで目標を達成しよう:14.3%
・特にない/わからない:2.9%

<23卒学部就活生|比較調査のQ6で、SDGsについて「内容を詳しく説明できる」「内容をある程度知っている」「聞いたことはあるが、内容は知らない 」と回答した方のみ(n=499)>
・5. ジェンダー平等を実現しよう:37.7%
・3. すべての人に健康と福祉を:32.3%
・1. 貧困をなくそう:32.1%

・4. 質の高い教育をみんなに:25.5%
・16. 平和と公正をすべての人に:23.2%
・10. 人や国の不平等をなくそう:22.4%
・11. 住み続けられるまちづくりを:21.8%
・2. 飢餓をゼロに:21.0%
・14. 海の豊かさを守ろう:19.6%
・6. 安全な水とトイレを世界中に:18.2%
・8. 働きがいも経済成長も:18.2%
・13. 気候変動に具体的な対策を:17.0%
・7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに:16.2%
・15. 陸の豊かさも守ろう:14.2%
・12. つくる責任つかう責任:13.4%
・17. パートナーシップで目標を達成しよう:9.4%
・9. 産業と技術革新の基盤をつくろう:6.6%
・特にない/わからない:7.2%
 
  • 23卒大学院生の28.0%が、就職先企業を選ぶ上で「SDGsに対する姿勢や取り組み」を重視、23卒学部就活生比3.5ポイント高い結果に
 「Q4.あなたが、就職先企業を選ぶ上で重視する点を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、23卒の大学院生は、「職場の雰囲気の良さ」が62.0%、「給与・待遇の良さ」が62.0%、「SDGsに対する姿勢や取り組み」が28.0%、23卒の学部就活生は、「職場の雰囲気の良さ」が61.2%、「給与・待遇の良さ」が59.2%、「福利厚生の充実」が55.2%という回答となりました。

Q4.あなたが、就職先企業を選ぶ上で重視する点を教えてください。(複数回答)Q4.あなたが、就職先企業を選ぶ上で重視する点を教えてください。(複数回答)

<23卒大学院生(n=100)>
・職場の雰囲気の良さ:62.0%
・給与・待遇の良さ:62.0%

・仕事内容が魅力的か:61.0%
・福利厚生の充実:59.0%
・将来性があるかどうか:54.0%
・SDGsに対する姿勢や取り組み:28.0%
・有名企業であるかどうか:23.0%
・その他:1.0%
・わからない/答えたくない:3.0%

<23卒学部就活生(n=547)>
・職場の雰囲気の良さ:61.2%
・給与・待遇の良さ:59.2%
・福利厚生の充実:55.2%

・仕事内容が魅力的か:49.5%
・将来性があるかどうか:48.1%
・SDGsに対する姿勢や取り組み:24.5%
・有名企業であるかどうか:12.1%
・その他:2.0%
・わからない/答えたくない:9.5%
 
  • 就職先選定において、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由、「企業の社会的役割を重視したいから」が53.6%、23卒学部就活生比8.8ポイント高
 Q4で「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答した方に、「Q5.就職先企業を選ぶ上で、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、23卒の大学院生は、「大学院修了者として、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと思うから」が67.9%、「自分自身、SDGsを大切にしているから」が53.6%、「企業の社会的役割を重視したいから」が53.6%、23卒の学部就活生は、「将来性のある企業だと判断できる」が45.5%、「コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから」と「企業の社会的役割を重視したい」と「企業イメージが良く、親しみが持てる」が同率で44.8%という回答となりました。

Q5.就職先企業を選ぶ上で、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由を教えてください。(複数回答)Q5.就職先企業を選ぶ上で、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由を教えてください。(複数回答)

<23卒大学院生(n=28)>
・大学院修了者として、持続可能な社会の実現に貢献していきたいと思うから:67.9%
・自分自身、SDGsを大切にしているから:53.6%
・企業の社会的役割を重視したいから:53.6%

・コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから:50.0%
・将来性のある企業を判断する指標となるから:50.0%
・働きがいがあるように感じるから:50.0%
・海外ではSDGsやESG投資を重視するのが当たり前になっているから:46.4%
・企業イメージが良く、親しみが持てるから:25.0%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%

<23卒学部就活生(n=134)>
・将来性のある企業を判断する指標となるから:45.5%
・コロナ禍で持続可能なビジネスモデルの必要性を実感したから:44.8%
・企業の社会的役割を重視したいから:44.8%

・企業イメージが良く、親しみが持てるから:44.8%
・企業の方向性が明確である:32.1%
・働きがいがあるように感じるから:29.1%
・その他:3.7%
 
  • 「社会のためになる仕事をしていると実感できそう」や「将来的に解決しなくてはならない課題であるため」などの理由も
 Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、就職先企業を選ぶ上で、SDGsに対する姿勢や取り組みを重視する理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=28)と質問したところ、「社会のためになる仕事をしていると実感できそう」や「将来的に解決しなくてはならない課題であるため」など15の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・24歳:社会のためになる仕事をしていると実感できそうだから。
・24歳:将来的に解決しなくてはならない課題であると思うから。
・25歳:SDGsを建前ではなくきちんと取り組むかによって、実際に社員に対してもどのように接するかが変わってくると思う。
・23歳:投資家対応としてESGなどと絡めてディスクロージャーしている。
 
  • 約6割の大学院生が、大学院で学んだことで「SDGsを意識するようになった」と回答
 Q1で「全く知らない」以外を回答した方に、「Q7.大学院で学んだことで、ご自身のSDGsに対する意識や考え方は変化しましたか。」(n=98)と質問したところ、「かなりSDGsを意識するようになった」が13.2%、「ややSDGsを意識するようになった」が43.9%という回答となりました。

Q7.大学院で学んだことで、ご自身のSDGsに対する意識や考え方は変化しましたか。Q7.大学院で学んだことで、ご自身のSDGsに対する意識や考え方は変化しましたか。

・かなりSDGsを意識するようになった:13.2%
・ややSDGsを意識するようになった:43.9%

・あまり変化していない:32.7%
・一切変化していない:7.1%
・わからない/答えられない:3.1%
 
  • まとめ
 今回は、23卒の大学院生に対し、「SDGsと就職先」に関する意識調査を行いました。本調査は、株式会社IDEATECHが23卒学部就活生を対象に実施した「23卒就活生の選社軸とSDGsの関係性」に関する調査(https://research-pr.jp/posts/na-220124)を比較調査として参照しております。

 まず、23卒大学院生に対し、SDGsの認知度について伺ったところ、89.0%が「SDGsについて内容を知っている」と回答し、23卒学部就活生と15.9ポイントの差があることが明らかになりました。更に、70.0%の23卒大学院生が「SDGs」に興味を示しています。

 次に、SDGs17の目標における関心項目について伺ったところ、第1位は「2.飢餓をゼロに」と「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」が同率で34.3%でした。23卒学部就活生の同項目と比較すると、それぞれ10ポイント以上上回っており、23卒大学院生の注目が「飢餓問題」や「エネルギー供給や地球汚染」に集まっていることが分かりました。また、第2位は「5. ジェンダー平等を実現しよう」が32.9%で、23卒学部就活生と比較すると4.8ポイント低い結果でした。

 続いて、就職先企業を選ぶ上で重視する点について伺うと、28%(4人に1人以上)の大学院生が、「SDGsに対する姿勢や取り組み」と回答しており、23卒学部就活生と比べ3.5ポイント高い結果となりました。具体的な理由としては、「大学院修了者として、持続可能な社会の実現に貢献していきたい」が67.9%、「企業の社会的役割を重視したいから」が53.6%という結果になりました。他にも、「社会のためになる仕事をしていると実感できそう」や「将来的に解決しなくてはならない課題であるため」などの理由も挙がりました。さらに、約6割の大学院生が、「大学院で学んだことでSDGsを意識するようになった」と回答しています。

 今回は、世界的にSDGsの認知度が高まる中、日本の23卒大学院生を対象に、23卒学部就活生の調査と比較しながら、SDGsに対する興味関心の違いについて考察しました。結果、大学院生と学部就活生では、SDGsの認知度に大きく差があることが判明しました。注目すべき点としては、大学院生が就職先企業を選ぶ際の条件として、仕事内容や待遇もさることながら、企業がSDGsに関して具体的にどのようなアクションを取っているかという点について、重要視していることが分かりました。また、「大学院で学んだ」という経験を踏まえ、自身がいかに社会へ貢献できるのか、社会の課題解決を使命として取り組めるかという、志を抱いている大学院生も見受けられました。これからの日本の将来を支える優秀な人材を確保する為には、真摯にSDGsに対して取り組む姿を見せることが、企業に求められていると言えるのではないでしょうか。
 
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 アカリクは大学院生に特化したダイレクトリクルーティングや採用イベント、人材紹介サービスです。累計登録者数15万人以上の国内最大の理系・院生データベースから採用をトータルサポート。スカウトサービスの他に、「分野別・専攻別に開催する大学院生採用イベント」、「ピンポイントでスキル・研究がマッチする方をご紹介するエージェントサービス」などもご提供しています。

Acric:https://biz.acaric.jp/
 
  • アカリクについて
 アカリクは「知恵の流通の最適化」というコーポレートミッションのもと、大学院生や研究者の方々のキャリア支援を行っています。高度研究機関である大学院・その他研究機関において日々産み出される「知恵」を広く社会・産業界につなぐことで価値を創出し、「知恵の流通」の最適化に貢献していくことを目指しています。研究に関わる事業を多方面で展開することで、日本の研究レベルが上がり、大学院生のキャリア選択肢が増え、さらには研究者を目指す人が増えることで優秀な研究者が増え、世の中の企業活動が活発化し、ユニークなサービスがたくさん産み出されていく…そんな世界のプラットフォームになることを目指しています。

会社名:株式会社アカリク(https://acaric.co.jp/
創業 :2006年11月
代表者:代表取締役社長 山田諒
所在地:東京都渋谷区渋谷2-1-5 青山第一田中ビル2階
資本金:1億1500万円
事業 :大学院生・ポスドク向け就活情報サイト「アカリク」の運営、研究分野・業種・職種別イベントの企画開催、大学等でのキャリアセミナーの実施、新卒大学院生・若手研究者・大学院出身者の人材紹介、オンラインLaTeXエディター「Cloud LaTeX」の運営など。

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設立
2010年05月