<イベントレポート2>瀬戸内国際芸術祭 2022 県内周遊事業「おいでまい祝祭2022 」秋会期開催に向け高松-琴平双方のイベント企画をお披露目
瀬戸内国際芸術祭初の参画となる金刀比羅宮にてヤノベケンジ氏”KOMAINU”を奉納展示
瀬戸内国際芸術祭 2022 県内周遊事業「おいでまい祝祭2022 ~心がつながる街ごとアート~」秋会期が、9月29日(木)〜11月6日(日)まで開催されます。秋会期では、金刀比羅宮・琴平町が加わり高松〜琴平地区までエリアを拡充し、アートや食を楽しむイベントが行われます。会期スタートに伴い、9月26日(月)食やアートにまつわるお披露目会がWeBase 高松と金刀比羅宮にて開催されました。
- 琴平エリア〜イベント終了
今回の企画の大きなイベントとなった『ヤノベケンジ奉納展示式典および レセプション』が金刀比羅宮にて執り行われました。ヤノベケンジ氏から奉納展示に向けた思いをお話しいただき、その後、金刀比羅宮 宮司 琴陵泰裕(コトオカヤスヒロ)氏と琴平町 町長 片岡英樹(カタオカヒデキ)氏にもご挨拶いただきました。また、両企画にアートマネジメントで関わって頂いた瀬戸内アートコレクティブ代表 片倉恒氏から総括と今後の抱負・期待をお話しいただきました。
現代美術作家ヤノベケンジ氏より奉納展示に向けた思い
人々の祈りが集まるような神聖な場所でこのような大きな規模での展示は初めてであり、夢のような現実のようなとても不思議な感覚です。この作品は、左右2体が1対となる「狛犬」をモチーフに、地球環境の悪化、人類の分断や対立、国際紛争などから世界の守るための守護獣として2019年に彫像されました。比叡山延暦寺(京都、2019年)、新型コロナ第1波時の瓜生山(京都、2020年)、ウクライナ侵攻直後の清水寺(京都、2022年)等、激動の時代に世界の安寧と人々の守護を祈念するため展示されてきました。この度、人々が再び自由に行き交うことを祈念し、金刀比羅宮に奉納させていただきました。
芸術が存在する意味を含めて伝えられたらと思います。瀬戸内国際芸術祭が新たにここから始まるという意気込みでやっていきたい、この機会をいただき本当に感謝しています。そして世界に芸術の力を使ってより良い世界になるよう発信していきます。また表書院には「SHIP’S CAT(Thinker/Sleeper)」を展示しています。害獣から船を守り、船員の心を癒す友として、人間と共に世界中を旅してきた「船乗り猫」をモチーフに2017年より開始された作品シリーズです。旅の守り神として、あるいは、福を運ぶ猫として、旅の出会いや道中を助け、混迷する時代においても、人々を導いて欲しいという願いが込められています。そして、アートをサポートしてきた金刀比羅宮の中でも円山応挙が描いた襖絵のある「虎の間」に展示ができて、大変光栄に思います。
金刀比羅宮 宮司 琴陵泰裕氏よりご挨拶
こちらの作品を夏頃にヤノベ先生から奉納いただけるというお話を聞き、とてもインパクトのある作品で奉納してよいか少し迷った部分もありましたが、世の中の閉塞感、どうしようもない現実を打破してくれるのではないかと思い、奉納していただくことを決めました。実際の展示をみてとても感激しています。10/10に大きなお祭りがあり素晴らしく絵になるイベントになりますので、是非お越しいただきたいです。大変な世の中ではありますが、現状を打破するような強い気持ちを持って過ごしていきましょう。
琴平町 町長 片岡英樹氏よりご挨拶
今年の夏は久しぶりに行動制限がないということもあり、金刀比羅参りにもきていただき少しずつ良くなってきています。瀬戸内国際芸術祭については島での盛り上がりがあるものの、なかなか琴平まではお越しいただけないと思ってたので、このような機会がいただけて本当に嬉しいです。
歴史と文化に現代芸術を絡むようなご縁がいただけて大変感謝しています。とても琴平の皆さんもびっくりしているのではないかなと思います。3年後の芸術祭でも是非ご一緒させていただきたい。琴平もコロナでとても大変ではありましたが、旅行の活性化にもご協力いただき、邁進していきたいと思っております。
株式会社瀬戸内アートコレクティブ 代表取締役の片倉恒氏より総括
今回のヤノベケンジ氏の作品『KOMAINU‐Guardian Beasts‐』および『SHIP’S CAT(Thinker/ Sleeper)』の2対4体を由緒ある金刀比羅宮に奉納展示できる運びとなりましたのは、「瀬戸内国際芸術祭2022 県内周遊事業のおいでまい祝祭 2022」と琴平町観光協会の「KOTOHIRA EMPOWERMENT PROJECT」それぞれの取り組みを高松市内にある宿泊施設 WeBase 高松がつなぐことで実現いたしました。
瀬戸内国際芸術祭は9月29日に秋会期がスタートいたしますが、琴平町と高松市の商店街、高松空港や様々な施設の随所にアートスポットを散りばめ、周遊していただきながら楽しめるイベントとして展開してまいります。また、ヤノベ先生の作品で埋め尽くされたラッピングバスが琴平町と高松市内間を結びます。琴平町では、各所でアート作品の展示やワークショップなどの企画、限定のヤノベ先 生のグッズなども沢山ご用意されています。
この2年半、コロナ禍の中で私たちの生活はいろいろと変化いたしましたが、アートが持つストレートな力で人や街を元気にしたいというのがおいでまい祝祭 2022 のテーマです。
ヤノベ先生の作品展示のお披露目を終え、おいでまい祝祭 2022 は、9月29日から 11月6日まで行います。琴平町でのメタバースなどのイベントは瀬戸内国際芸術祭終了後も続きます。是非、期間中、そしてその後も香川県一円に沢山の方が訪れ、伝統や文化、新旧織り交ぜた芸術に触れていただけるきっかけになることを願い、レセプションを締めくくらせていただきたいと思います。
- おいでまい祝祭2022 秋会期 イベント概要
<イベント詳細>
◉WeBase 高松 ラウンジにて/ 秋会期全体の説明、アートの展示と食イベント
◉ラッピングバスにて琴平地区へ移動/ 日帰りバスツアー、メタバースの取り組み等
◉金刀比羅宮にて/宮司ご挨拶とヤノベ氏展示作品公開
<登壇者/順不同>
WeBase 高松 総支配人 渡邉幸雄/株式会社瀬戸内アートコレクティブ 代表取締役 片倉恒/現代美術家 金孝妍/彫刻家 大間光記/WeBase 高松 副支配人 金藤大弥/現代美術作家 ヤノベケンジ/株式会社 No Code 代表取締役社長 兼 Chef+(プラス)米澤文雄/金刀比羅宮 宮司 琴陵泰裕/琴平バス株式会社 代表取締役 CEO 楠木泰二朗/琴平町 町長 片岡英樹/琴平町観光協会 会長 漆原康博
- 瀬戸内国際芸術祭 2022 県内周遊事業 芸術の力で心と心をつなげる現代アートの祭典 「おいでまい祝祭2022 ~心がつながる街ごとアート~」秋会期
秋会期開幕期間:2022年9月29日(木)~11月6日(日)39日間
秋会期開催場所:
高松エリア 高松丸亀町商店街、丸亀町グリーン、
WeBase 高松、南新町商店街
琴平エリア 金刀比羅宮ほか
空港エリア 高松空港、ザ・チェルシー
公式情報
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