【愛知大学×DOU】Readingの授業は「読む」だけではない。「話す」力を鍛えるAI講師、次年度より本格導入へ

〜授業中の学習履歴をAIが記憶し、一人ひとりに最適化された英会話パートナーに。約3ヶ月間の実証実験で語彙定着と発話への自信向上を確認〜

株式会社DOU

株式会社DOU(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石部達也、以下 DOU)は、愛知大学(愛知県名古屋市)の三川 克俊教授(経済学部)が担当する「Advanced Readingの授業(英Economist誌、授業当日に放送されたイギリスBBCニュース等を用いる)」において、授業内の学習データと連動した「AI講師」を試験導入いたしました。約3ヶ月間の検証の結果、「授業でのインプット(読む・聞く)」を「AIとのアウトプット(話す)」に直結させる学習モデルが、学生の語彙定着と発話への自信向上に寄与することを確認しました。これを受け、次年度より同授業の副教材として本格導入を決定いたしました。

■ 背景:9割の大学教員が抱える「インプット偏重」のジレンマ

日本の大学における語学教育、特にReading(読解)やListening(聴解)の授業では、英文記事の読解や聴解といった「インプット」が中心となりがちです。学生が授業で新しい単語や表現を学んでも、それらを実際に使って話す「アウトプット」の機会を、限られた授業時間内で全員に十分に提供することは、多くの教員にとって共通の課題でした。三川教授のクラスでは、この課題を解消し、「Economist誌で得た知識を、実際に英語で話して定着させる」という学習サイクルを実現するため、DOUの「AI講師」を導入しました。

仕組み:AIが学生の「つまずき」と「関心」を記憶し、思考のパートナーへ

本取り組みの核心は、学生が授業中に直面した「個別の学習履歴」をデータ化し、AIの指導に反映させた点にあります。このAI講師は、ChatGPTをベースとした大規模言語モデルに、DOU独自の学習ログデータベース「キャリアパスポート」を統合。これにより、単なるチャットボットではなく、学生一人ひとりの思考プロセスに伴走する「言語化支援者」として機能します。

  1. 学習履歴のデータ化:学生は授業中、Economist誌の中で「読めなかった単語」「聞き取れなかった箇所」や「特に関心を持ったニュース」をDOUのシステム(キャリアパスポート)に記録します。

  2. パーソナライズされたAIセッション:ChatGPTがキャリアパスポート内に蓄積されたデータを参照し、AI講師へと進化。「あなたが気になった〇〇の記事について話しましょう」「先週つまずいた単語を使って文を作ってみましょう」といった、その学生だけの対話セッションを展開します。

これにより、汎用的な英会話ではなく、授業の延長線上にある「自分事化されたスピーキング練習」が可能となりました。

実証結果:インプットとアウトプットの接続が生んだ「話せる」実感

約3ヶ月間の実証実験に参加した学生へのヒアリングから、Reading授業とAIスピーキングの連携による具体的な効果が確認されました。

成果

学生の声(要約)

考察

1. 「単語帳」を超える語彙定着

「従来の単語帳による暗記学習と比較し、AI講師との対話の中で実際に単語を使うことで定着率が格段に上がった」

授業で学んだ単語(Input)を、AI相手に即座に使う(Output)サイクルが、記憶の定着を強化。

2. 心理的安全性が「話す勇気」を醸成

「対人だと緊張するが、AI相手なら失敗を恐れず話せる。肯定的なフィードバックで自己肯定感が高まり、声が大きくなった」

Reading中心の授業であっても、AIを介することで心理的ハードルを感じずにスピーキング力を磨けることを確認。

3. ニュースへの関心が自律学習を促進

「自分が選んだニュース記事を題材にAIと話すことで、授業外でも関連情報を自分で調べるようになった」

受動的な学習から、知的好奇心に基づく自律的な探究学習への態度変容を促進。

導入校からのメッセージ

【三川克俊教授(愛知大学 経済学部)からのコメント】

ChatGPTなどを用い、学生が自分で書いたスピーチやエッセイとAIに修正されたものを比較させるなどの課題は以前から課していたのですが、毎回のリーディングの授業と連動させ、ボキャブラリーの補強、AIを使ったスピーキング練習を課すのは困難でした。この度、実証実験に参加させていただき、教員が学生のひとり一人が、AI講師を毎回利用しているか一目瞭然で確認することができ、学生もスピーキング能力が向上したのを実感しております。教室内では周囲の目もあり、英語を話すのを躊躇してしまう学生がほとんどですが、AI講師ならば全く遠慮はいりません。個別の質疑応答に時間を気にせず対応できるので、教員の負担を大幅に軽減できました。

今後の展開:定量的成果の可視化と、新しい語学教育モデルの構築

今回の実証実験では、肯定的な成果とともに、「類義語や語源情報の提示による語彙学習の深化」等の改善要望も得られました。DOUでは、これらのフィードバックをもとにシステムのUX(ユーザー体験)改善を行います。

さらに、AI講師が持つ「スキル定点観測機能」を活用し、次年度の本格導入以降は、語彙力や発話量の変化といった定量的な成果検証も進めてまいります。

今後も、「教室での学び(Input)」と「自宅での実践(Output)」をデータでシームレスに接続し、公的教育機関における新しい語学教育モデルの構築を支援してまいります。

【先行導入による競争優位性の確立へ:実証実験参加校募集】 

株式会社DOUは、AIを活用した教育の質的転換を共に推進する教育機関を募集しています。学習ログと連動し、継続的な成長を定量的にサポートする「AI講師」は、教育現場が直面する人材・時間不足の課題を解決し、学生一人ひとりの学習成果を最大化する新たな教育モデルを提供します。

来年度からの定量的な共同実証研究にご関心のある大学・高校経営層、語学教育関係者の皆様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

https://dou.id/

また、本取り組みで紹介したAI講師について、ウェビナーの開催を予定しております。

ChatGPTを活用した語学教育の事例に加え、より教育の質を最大化をするための方法や学生の活用シーンを交えながら、実際の活用・運用方法を体感できる機会をご用意しています。

開催日時:2026年2月27日(金)13:00〜14:00(オンライン開催/参加無料)

本ウェビナーは大学・短大・専門学校・高校の語学センター/語学教員/塾・英会話スクール講師の関連者限定での開催となります。

ご興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。

▼詳細・お申込みはこちら

 [https://dou-careerpassport8.peatix.com/]

▼その他ウェビナー情報はこちら

 [https://dou-careerpassport-062.peatix.com/]

■ 本件についてのお問い合わせ

株式会社DOU

担当:赤岩

E-mail:info@dou.id

■ 株式会社DOUについて

株式会社DOU(旧:株式会社PitPa)

本社所在地:〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコDGビル

代表取締役社長:石部 達也

設立年月日:2018年5月2日

資本金:5,000万円

公式サイト:https://dou.id

主な事業内容:

・キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業

・デジタル証明書の発行支援事業

DOUは、「育成機関と協働し、多様な変革者を輩出する」をミッションに掲げ、最先端のテクノロジーを活用しながら、デジタル証明書を基点とした事業を複数展開しています。キャリアパスポートを活用した人材開発及び採用支援事業では、千葉工業大学をはじめとした大学、インターンを実施するNPO団体や企業様などの育成機関と連携しながら、学生にとっての新たなキャリア形成の機会を創出しています。今後も、私たちが心から「面白い」と感じたテクノロジーやカルチャーを活用したビジネスの構築を通じて、育成機関と共に、個人の多様な「道」を肯定し、人新生の時代を創造する「変革者」の成長を支援して参ります。

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会社概要

株式会社DOU

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URL
-
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコビル
電話番号
-
代表者名
石部達也
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年08月