CBDバームに犬の皮膚トラブル原因菌への有効性を確認ー大阪大学内研究施設での試験結果ー
大阪大学内研究施設で実施した試験で、CBDを含む植物由来バームが犬皮膚由来菌に対して静菌的に作用する結果を確認。自然由来ケアブランド「M&N’s CBD」が、ペットスキンケアの可能性を広げます。

株式会社ウェルファーマ(本社:東京都、代表取締役:福田一生)は、自社が展開する犬・猫用CBDブランド「M&N’s CBD」において、CBDを含有した植物油バームの抗菌試験を実施しました。
試験は、大阪大学内の研究施設にて行われ、犬の皮膚炎・膿皮症などの原因として知られる犬ブドウ球菌(Staphylococcus pseudintermedius)に対する作用を評価しました。
その結果、24時間培養後に菌の増殖が抑制される静菌的な作用が確認されました。
この試験結果は、CBDを含む植物由来の保湿バームが、犬の皮膚環境を清潔に保つうえで有用なサポートとなる可能性を示唆するものです。
■ 研究の背景
犬の皮膚トラブルは、季節や年齢、体質、環境などの影響を受けやすく、多くの飼い主が悩まされる身近な症状です。
人や動物の医療現場では、こうした皮膚トラブルの対処に抗生剤などの薬剤が長期的に使用されるケースも多く、耐性菌の問題や再発のリスクが課題として指摘されています。
その一方で、薬に頼らず、自然由来の力で肌環境を整えるナチュラルケアが注目されています。
特にCBD(カンナビジオール)は、植物由来でサステナブルな素材として世界的に研究が進められており、抗炎症・抗酸化・皮膚環境の安定化など、幅広い可能性が期待されています。
CBDはこれまで医療・ウェルネス分野で利用が進められてきましたが、近年は【“新しい時代の自然由来スキンケア素材”】として、ヒト・ペット双方のケア領域で関心が高まっています。
株式会社ウェルファーマが展開する「M&N’s CBD」では、そうした自然由来ケアの流れに基づき、科学的根拠(エビデンス)に裏づけられたCBD製品の研究・開発を進めています。
今回の試験はその一環として、犬の皮膚由来菌に対する静菌評価を大阪大学内研究施設で行ったものです。
■ 試験の概要
試験名:犬猫用CBD含有植物油バームのイヌ皮膚由来ブドウ球菌に対する抗菌試験
試験機関:大阪大学内研究施設
試験期間:2025年9月30日~10月1日
試験対象菌株:Staphylococcus pseudintermedius NBRC 113857
実施内容:CBD含有バームおよび比較対照サンプルを用い、イヌ皮膚由来ブドウ球菌を24時間培養。菌数変化を比較評価。
結果:検体の菌数の増加が認められず、静菌的作用を確認。
■ 試験結果:菌の増加がほとんど認められず、静菌的な作用を確認
大阪大学インキュベーション棟内の研究施設にて、犬の皮膚由来ブドウ球菌(Staphylococcus pseudintermedius)を用いた静菌評価を実施しました。
試験では、菌液と植物油バームを混和(99:1)して37℃で24時間培養し、培養前後の菌数(CFU/mL)を比較しました。
その結果、培養24時間後の菌数は、初期菌数(約84万CFU/mL)に対して、CBDを含む植物油バームでは約5千CFU/mLまで減少。

| 
 生菌数(CFU / mL) ※Average  | 
 Log10(CFU/mL)  | 
|
| 
 初期菌数(接種菌力価)  | 
 845,000  | 
 5.93  | 
| 
 CBD配合植物バーム  | 
 5,150  | 
 3.71  | 
初期菌数と比較して、約2桁の菌数低下を示し、菌の増加がほとんど認められませんでした。
これにより、CBD含有植物由来成分をベースとした油性バームが、皮膚表面の清潔環境を保つサポートアイテムになり得る可能性が示されました。
図1:菌数変化の推移(24時間曝露後)
縦軸:菌数(CFU/mL) 横軸:試験条件(初期菌数/CBD含有の植物油バーム)
初期菌数に対して、CBD含有植物バームにおいて菌の増加が見られず、菌数が大きく低下(約99%減)している様子が確認されました。

※本結果は、試験条件下における静菌的な作用を確認したものであり、治療効果を示すものではありません。
■ M&N’s CBDの取り組み
「キミを想う キミに寄り添う」をコンセプトに、愛犬・愛猫の健康と幸せな日常をサポートするM&N’s CBD。
てんかんやシニア期のケア、皮膚トラブルのサポートなど、多様なウェルネス課題に対して、CBDを中心とした植物由来成分の研究を続けています。
また、CBDだけでなくテルペンやCBGなどの植物性カンナビノイドに関する文献調査・成分分析・エビデンス創出にも注力しており、「エビデンスベースド(科学的根拠に基づく製品開発)」を企業ポリシーとして掲げています。
今回の静菌試験はその取り組みの一環として実施されたものであり、今後も学術的裏付けを持つ製品開発を積極的に推進していく予定です。
■ 今後の展望
ウェルファーマでは、ペットの皮膚や健康を守るケア製品を科学的に検証し、より安心・安全な自然派スキンケアの可能性を広げていきます。
大学や専門研究機関との共同研究を通じて、**「CBD=なんとなく良さそう」ではなく、「CBD=科学的に根拠のあるケア成分」**として認知される社会づくりを目指します。
■ 会社概要
会社名:株式会社ウェルファーマ
所在地:東京都渋谷区渋谷
設立:2018年
代表者:代表取締役 福田一生
事業内容:CBDおよび植物由来成分を用いたヒト・ペット向けヘルスケア商品の企画・開発・販売
ブランド:fuwari/BOTANIQUE/香養堂/M&N’s CBD
公式サイト:https://wellpharma.jp
■ M&N’s CBDについて
愛犬・愛猫のためのCBDケアブランド。
てんかん、関節、皮膚、シニア期の健康など、様々な課題を抱えるペットと飼い主のQOLを高めることを目的に、CBDや植物由来成分の可能性を研究・商品化しています。

公式ブランドサイト:https://wellpharma.co.jp/brand/mandns/
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ウェルファーマ M&N’s CBD広報担当 米山
Email:pr@wellpharma.jp
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