オリンパスロジテックス、自動化設備を稼働開始
最大出荷能力を従来比約1.8倍に向上、物流効率化を推進 多様化するお客様のニーズに対応し、迅速かつ安定した市場への製品供給を実現
オリンパス株式会社(取締役 代表執行役 社長兼CEO:竹内 康雄)は、医療・科学関連製品をさらに迅速かつ安定供給できるようにするため、国内外への物流機能を担う子会社、オリンパスロジテックス株式会社(代表取締役社長:日野 晴夫 神奈川県相模原市)に、ロボット倉庫などの自動化設備を導入し、2021年1月より順次稼働を開始します。本設備の導入により、医療分野のシングルユース製品や、科学分野の付属品など約3000種類におよぶ出荷製品のピッキング作業および、配送便仕分け作業を自動化することで、最大出荷能力を従来比約1.8倍※1に向上、業務工数も従来比約40%※2削減し、削減した工数を他業務に充て生産性の向上を目指します。
本取り組みは、経営戦略の中で掲げた「業務改善と業績の向上」の実現に向け、企業変革プラン「Transform Olympus」として検討してきた、当社のサプライチェーンマネジメントの最適化に向けた物流の効率化の取り組みの一つです。このたび本設備の導入をきっかけに、さらなる出荷作業効率の向上を実現し、新常態(ニューノーマル)においても、物流を止めることなく、多様化するお客様のニーズにスピーディーに対応し、製品をご提供できるようにしてまいります。
当社が取り扱う製品は大小さまざまな医療・科学関連製品で、ロジテックス全体では、約8200種類にもおよびます。特に医療現場に供給するシングルユース製品などにおいては、多品種・小ロット・短納期の対応が求められており、症例にあわせた治療機器の安定供給が必須となっています。
今回の設備導入では、出荷製品のピッキング作業および、配送便仕分け作業を自動化することで、1日の最大出荷能力を従来比約1.8倍に向上させることができます。また、コロナ禍においても、作業者の移動や作業者同士の接触を最小限に抑えることで、安全・安心な職場環境の実現にも寄与できると考えています。オリンパスは、世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現に向け、不確実な世の中でも対応できるように、継続的に物流改善に取り組み、お客様の多様なニーズに対応し続けていきます。
※1 自社調べ
※2 自社調べ
オリンパスのホームページ(https://www.olympus.co.jp/news/2021/nr02032.html)にて自動化設備の紹介動画を掲載しています。
- 導入設備の概要とメリット
- ロボット倉庫「AutoStore」(株式会社オカムラ製)を活用した、自動ピッキング設備①
使用期限を正確に管理しつつ、約2,000種類 25万点以上ある製品を高密度に収納することで、効率的に管理。作業者は移動することなく、製品をピッキングできる。自動ピッキング設備②よりも保管効率を重視した設備。
- 「バケット自動倉庫」(村田機械株式会社製)を活用した、自動ピッキング設備②
製品の使用期限を正確に管理しつつ、約1,000種類 10万点以上ある製品の中から、出荷したい製品を最短30秒で回収可能。作業者は移動することなく、製品をピッキングできる。自動ピッキング設備①よりもスピードを重視した設備で、より出荷頻度の高い製品は本設備で取り扱う。
- 「ユニシャトルHP」(村田機械株式会社製)を活用した、配送便別仕分け管理設備
ピッキングされた製品を本設備にてお客様のオーダーごとに集約し、配送便の行き先、出発時間、緊急度などを元に自動で仕分ける。出荷準備に要していた時間を最短化しつつ、出荷準備用に確保していたスペースを有効活用できる。
- オリンパスについて
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