「dekisugi」がさらなる進化へ──GTNグループ参画で外国人材支援を強化

外国人支援事業を展開する株式会社グローバルトラストネットワークス（本社：東京都豊島区、代表取締役社長：後藤 裕幸、以下「GTN」）は、2025年3月1日付で外国人材管理ツール『dekisugi』を運営する、株式会社グレッジ（本社：大阪府西区、代表取締役：大谷 康仁、以下「グレッジ」）をグループ企業として迎え入れることをお知らせいたします。

【背景】

厚生労働省のデータによると、2024年10月末時点での外国人労働者数は2,302,587人と前年比で253,912人増加しており、少子高齢化による労働力不足が深刻化する日本では、今後も外国人材の受け入れが不可欠な状況となっています。一方で、住環境や生活支援の不足、雇用企業や監理団体の業務負担の増加といった課題も顕在化しています。

こうした状況を踏まえ、GTNとグレッジは、「dekisugi」を中心としたBPaas（Business Process as a Service）型のソリューションを提供し、監理団体や登録支援機関の業務効率化と外国人材の定着支援を強化してまいります。

外国人労働者受入れと特定技能および技能実習制度の今後5年間の動向

■外国人労働者の受け入れ増加
政府は、2024年からの5年間で約82万人の外国人労働者を受け入れる見込みを発表しており、これは以前2023年度までに想定していた受け入れ見込み数の約2.4倍です。

■特定技能2号の対象分野拡大
2023年には、特定技能2号の対象分野が11分野に拡大され、長期滞在や家族の帯同が可能となるなど、外国人労働者にとってより安定した就労環境が整備される見通しです。

■技能実習制度の廃止と新制度の導入
2027年6月までに技能実習制度が廃止され、新たに「育成就労」という在留資格が創設される予定です。

これらの制度改革により、外国人労働者の受け入れがさらに促進されると予想されます。特に、特定技能1号の在留者数は2024年11月末時点で280,200人に達しており、今後も増加傾向が続くと見込まれることから外国人材の受入れから定着、キャリア支援も含めたサポートはますます重要になると考えられます。

【今後のグループの方向性】

GTNは、「外国人が日本に来てよかったをカタチに®︎」というビジョンのもと、19年間にわたり、外国人が直面するお部屋探しの課題、通信環境の整備、生活相談、金融に関する課題、労働環境のサポートなど、生活全般の課題を解決するソリューションを提供してまいりました。

一方、グレッジは、外国人材の雇用支援団体向けのDX支援サービス「dekisugi」を提供し、外国人材の管理や支援を効率化するシステム開発で実績を積んでいます。

GTNとグレッジは、それぞれの強みを生かしながら、外国人材支援サービスのさらなる充実を目指します。「dekisugi」を通し監理団体や支援団体の皆様と連携して、外国人材の受け入れから定着までを包括的にサポートしてまいります。

① BPaas型ソリューションによる外国人材支援の拡張

「dekisugi」とGTNのサービスが連携することで、監理団体・登録支援機関の業務の効率化を図ります。これにより、住環境や生活インフラの整備が進み、外国人人材のQOL（生活の質）が向上し、定着率の向上にも繋がります。受け入れから定着までのプロセスを一元化することで、課題解決の幅をさらに拡大します。

「dekisugi」は、これまでデジタル管理を前提としたSaaS型のプロダクトとして提供されてきましたが、GTNグループへの参画により、人を介したアナログな運用にも対応可能となります。これにより、監理団体や支援団体は、自社の業務フローに合わせて「dekisugi」を柔軟に活用できるようになり、デジタル化に不安を感じる企業でも無理なく業務効率化を進めることができます。BPaas（Business Process as a Service）の考え方として、ITリテラシーに依存せず、必要な業務支援を一貫して提供いたします。

 ②外国人材支援における中立性の維持と透明性の確保

本グループ化にあたり、GTNはグレッジが提供する「dekisugi」に登録されている外国人実習生情報ならびに実施者情報等を含むすべてのユーザー情報を独自の営業活動や事業拡大のために使用することは一切ありません。

グレッジはこれまでと変わらず全支援団体に対する公平性ならびに中立性を維持し、監理団体や登録支援機関が安心して利用できるプラットフォームとしての価値を保ち続けます。

GTNとグレッジは、監理団体や登録支援機関の皆様と共に、外国人材の受け入れから定着までをサポートし、多文化共生社会の実現に貢献してまいります。

■株式会社グレッジ（dekisugi）について

 グレッジは「外国人のウェルビーイングを向上させ、魅力ある国ニッポンを再現する。」というミッションを掲げ、現在は『dekisugi』を通じて技能実習・特定技能という制度を活用して日本で生活する外国人のハブ役となる監理団体・登録支援機関の業務効率化をはかり、本来集中すべき人材支援や受入企業支援の時間捻出をサポートしております。

 外国人材の雇用斡旋に関わる事業は行わないことで、業界における中立を保ち、各所とフラットな関係を持つことで、客観的かつ公正なサービス提供に努めております。

 今後は監理団体・登録支援機関の理事の皆様や職員の皆様にとって有益なコンテンツ配信や、受入企業・送出機関・外国人材それぞれが利用できるアプリケーションを提供し、サプライチェーンの連動性を高め、より便利な情報連携を実現し、業界の適正化に貢献することで、在留外国人のウェルビーイング向上並びに日本の魅力向上に貢献してまいります。

■GTNについて

「外国人が日本に来てよかったをカタチに🄬」をビジョンに、創業から一貫して外国人専門を掲げ、住環境の整備をはじめとする生活総合支援を行っています。

家賃債務保証事業・不動産仲介・就職支援・定着支援・携帯電話・クレジットカードなど多種多様な独自サービスを展開。社員の７割が20ヵ国の外国籍メンバーで構成され、言語・文化の違いを理解したうえで様々な事案に対応。家賃債務保証事業においては、賃貸住宅の情報提供から家賃債務保証、入居後の生活サポートにいたるまで、日本での生活を始める外国人の方を全般的に支援するサービスを提供しています。

■株式会社社グレッジの概要
・社名　　：株式会社グレッジ
・所在地　：大阪府大阪市西区西本町3丁目1-43西本町ソーラービル 6F　
・代表　　：代表取締役　大谷 康仁
・事業内容：自社システム開発・販売・保守
・URL 　   ：https://gl-edge.com/

■株式会社社グローバルトラストネットワークスの概要
・社名　　：株式会社グローバルトラストネットワークス　
・所在地　：東京都豊島区東池袋1-21-11 オーク池袋ビル2F　
・代表　　：代表取締役社長　後藤 裕幸
・事業内容：外国人専門の家賃債務保証・不動産賃貸仲介・通信・人材紹介

　　　　　   クレジットカード関連事業など
・URL 　  ：https://www.gtn.co.jp/