大学生が"地域に愛されるクラフトビール"の開発に着手【島根県立大学×石見麦酒】
座学と体験の両立に向けた教育プロジェクトの実践
2023年10月29日(日)、島根県立大学の学生が石見麦酒と共同開発中のクラフトビールの試飲会が、浜田市内の飲食店"天水"で開催された。同大学のキャンパスが位置する浜田市の素材を副原料として使用した2種類のクラフトビールは、"結(むすび)"と、"香(かおり)”。クラフトビールの製造・販売を手がける島根県を代表するブリュワリー"石見麦酒"の協力のもと、今年の4月から始まったプロジェクトが半年の期間を経て形になった。副原料には浜田市で採れたコメ、桃、塩、ハチミツなどを使用している。コンセプトは"地域交流のきっかけになるクラフトビール"。学生が自分たちで原料調達や原価計算、ラベルデザインなどを手掛け、クラフトビールの製造工程も体験している。
地域政策学部地域づくりコース3年生の渡辺千夏さんは、「"地域交流のきっかけになるクラフトビール"というコンセプトですが、原料の調達や、ビール作りの体験、試飲会の調整や実施など、このプロジェクトの活動自体が私たち学生の地域交流にもつながっていると感じています。今回の試飲会で実施した調査をもとに、完成版の味についての微調整や値段を設定し、地域の皆様に愛されるビール作りを目指します」と今後の活動の方向を紹介した。
同コース所属の村穂美月さんは、「石見ケーブルテレビさんに試飲会の宣伝をしていただいたり、入学後に地域で関わった様々な方々から応援メッセージも頂戴し、とてもやりがいを感じます。また、自分たちが必要な情報を得るためのアンケートの設計方法や調査デザインは大学の講義で習ったことが実際に活かされていて、体験して分かる難しさと有り難さがすごく多かったです」と話した。
現在微調整中の"結"と"香"の完成版は、年末・年始の販売の開始を予定しており、これから地域のスーパーや道の駅に販売に向けた営業活動を行う予定。もし近所のお店で見かけることがあれば是非手に取ってみて欲しい。
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