インベスコ、2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」を発表
2026年を見据え、株価が潜在的に上昇する条件は整いつつあります。経済の回復力と政策支援が、世界的な投資機会を後押しします。
2025年12月4日
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」を発表しました。本レポートでは、世界市場の見通しと資産クラスへの影響に関するインサイトを提供しています。インベスコのストラテジー&インサイツ・チームによって制作されたこの2026年の市場見通しでは、世界株式のさらなる上昇、米国での利下げ継続、そして欧州、日本、中国における財政支援を予想しています。

インベスコのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジストであるブライアン・レヴィットは次のように述べています。
「2026年を迎えるにあたって私たちは、企業の持続力を確信し、中央銀行の政策的方向性と財政支援に勇気づけられ、分散投資の必要性についての認識は持った上で、楽観的に見ています。2025年は不確実性に彩られた年でしたが、経済は大いに堅調さを示し、市場は高いリターンを上げました。私たちは、2026年において世界株式が引き続き上昇し、市場の牽引役が変化する中で新たな機会が開かれると考えています。」
当社のマクロ経済見通し:底堅い経済と市場が成長再加速の舞台を整える
企業および家計の健全なバランスシート、過去のサイクルよりも低いレバレッジが、世界的な成長改善の基盤になると考えています。
投資テーマ
米国以外での力強い成長
ユーロ圏の成長は近年低迷してきましたが、政策は同地域にとって状況は変化しつつあると考えられます。ドイツの財政支出拡大は2026年初頭に効果を発揮し始める見込みです。一方、中国では政策支援が外部圧力にもかかわらず成長維持につながると予想しています。日本では構造的なインフレ回帰が進み、名目賃金とともに消費が上向く好循環を生み出しており、名目成長を押し上げると見込まれます。
プライベート・クレジットが分散効果を提供
より穏やかなリスク環境、成長の改善、安定したインフレ、そして米国の金融緩和政策は、プライベート・クレジットが良好なパフォーマンスを発揮する条件です。プライベート・クレジットは、従来型クレジット以外の多様な収入源を求める投資家にとって引き続き魅力的な選択肢です。
新興国市場(EM)の強さの兆し
中央銀行の政策が分かれることで、米ドルは弱含んでいます。米ドル安と世界的な成長改善、新興国のインフレ圧力の低下は、来年の新興国資産のパフォーマンスにとってプラスに作用し得ると見込まれます。2026年に予想される米連邦準備理事会(FRB)の利下げは、新興国の中央銀行が利下げを継続する余地を生み、新興国の国内需要と株式市場を支えると考えられます。
AI集中リスクを軽減し、より幅広い市場参加へ
AIテーマの主要銘柄は株価が割高になっており、集中リスク管理のためリバランスの検討が求められています。同時に、景気サイクル中期の減速から再加速することで、市場への参加拡大と景気循環型セクターが注目される土台が整いつつあります。
投資への示唆
インベスコのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジストであるブライアン・レヴィットは次のように述べています。
「現在のマクロ経済環境は、米国以外の資産へのオーバーウェイトを支持しています。米国の低金利と、欧州、日本、中国での財政支出拡大は、世界経済を景気サイクル半ばの減速から押し上げることに寄与すると考えています。」
株式
近年、AIテーマが世界株式のリターンを支配してきました。集中度が数十年ぶりの高水準に達しているため、リバランスを行い、世界的な成長改善の恩恵を受ける可能性のある市場での機会を探るべきです。米国市場以外では、バリュエーションはより魅力的です。バリュエーションの更なる拡大余地が大きいと見ており、世界経済の幅広い改善は、収益成長の加速につながると予想されます。新興国市場は地域別で最も魅力的なバリュエーションを示していますが、パフォーマンスは大きくばらつくでしょう。
債券
新興国の現地通貨建て債券は、米ドル安と良好な財政見通しを支えるインフレ圧力の緩和の恩恵を受けています。先進国の国債は実質利回りが低下しており魅力は薄れていますが、経済成長率が回復すれば上昇する可能性があります。投資適格債はタイトながら安定しており、欧州に魅力的な機会があります。ハイイールド債は成長改善と低いデフォルトリスクに支えられ、米国ハイイールドがやや選好されています。
為替
FRBの利下げに伴い、米ドルは弱含むと予想され、円やポンドなどの先進国通貨、ならびにポジティブキャリーとファンダメンタルズの改善を伴う新興国通貨に有利な環境です。
オルタナティブ
資産は引き続き魅力的であり、プライベート・クレジットは分散効果を提供し、暗号資産は採用拡大と支援的な環境の中でリスク資産とともに良好なパフォーマンスが期待されます。工業用金属は、世界的な成長の再加速と米ドル安から恩恵を受ける可能性があり、貴金属はインフレが安定しているため上値余地は限定的でしょう。
レポートの中では、基本シナリオ以外にもリスクシナリオについても解説しています。是非、ご一読頂ければ幸いです。
詳細は下記から御確認いただけます。
https://www.invesco.com/jp/ja/insights/investment-outlook.html
2026年の市場見通し「世界経済の回復力と金融市場のリバランス」へのリンク:
インベスコについて
インベスコ・リミテッド(以下、「インベスコ」)は、「素晴らしい投資体験を通じて、人々の人生をより豊かなものにする」ことを会社の存在意義として掲げ、グローバルな運用力を提供する世界有数の独立系資産運用会社です。インベスコは、グローバル市場で培った特色ある運用力を強みとするブランドを傘下に収め、世界中の個人投資家、機関投資家などの顧客の資産運用ニーズに対し、グループの総合力を結集して包括的な解決策を提供しています。インベスコは、世界20ヵ国以上に拠点を置き、ニューヨーク証券取引所に上場しています(証券コード:IVZ)。インベスコに関する詳しい情報は、ウェブサイト(英語)で入手することができます。
https://www.invesco.com/corporate/en/home.html
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社について
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は、「素晴らしい投資体験を通じて、人々の人生をより豊かなものにする」ことを会社の存在意義として掲げ、グローバルな運用力を提供する世界有数の独立系資産運用会社インベスコの日本拠点です。インベスコ・アセット・マネジメント株式会社は、内外の公的年金・企業年金、事業法人、銀行や保険会社など機関投資家を対象に、株式や債券などの伝統的な投資戦略からオルタナティブなど非伝統的な投資戦略まで幅広い商品およびサービスを提供しています。また、銀行・証券会社・保険会社などを通じて個人投資家向けの投資信託およびサービスを提供しています。インベスコ・アセット・マネジメント株式会社に関する詳しい情報は、ウェブサイトで入手することができます。
https://www.invesco.com/jp/ja/
その他の留意事項
当資料はインベスコ・アセット・マネジメント株式会社が海外の拠点が作成した資料の翻訳版を作成したことをお伝えすることのみを目的として作成したプレスリリースであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。当資料は信頼できる情報に基づいて作成されたものですが、その情報の確実性あるいは完結性を表明するものではありません。
投資信託は、主として国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象とし、投資元本が保証されていないため、当該資産の市場における取引価格の変動や為替の変動などにより投資一単位当たりの価値が変動します。したがって、お客さまのご投資された金額を下回ることもあります。投資信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。投資信託は預貯金とは異なります。また、投資信託は、個別の投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なることから、リスクの内容や性質が異なりますので、ご投資に当たっては目論見書や契約締結前交付書面をよくご覧いただき内容・リスクを十分ご理解のうえ、ご自身でご判断ください。
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第306号
加入協会 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
インベスコ・アセット・マネジメント株式会社
〒106-6114 東京都港区六本木六丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー14階
HP:https://www.invesco.com/jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 証券・FX・投資信託銀行・信用金庫・信用組合
- ダウンロード