コミュニケーションに不安を抱える生徒へ。京都芸術大学附属高等学校が取り組む対話型授業「総合」で協働力と発想力を育む。
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学附属高等学校(所在地:京都市左京区、校長:鈴木克治、以下本校)は、今年度より本校独自プログラムとして、芸術教育の手法を取り入れた対話型授業「総合」をスタートしました。
■本件のポイント
・2019年4月1日に開校した、日本で唯一の芸術大学附属の通信制高校。
・コミュニケーション力や人間関係の構築への不安の解消を目的として、本校独自の対話型授業「総合」を開講。
・対話や協働作業を中心とした20種類ほどのワークを用意し、生徒の状況を見ながらステップアップする仕組み。
「総合」の授業では、対話や協働作業を中心とした20種類ほどのワークを用意。コミュニケーションレベルや自己開示レベルといった基準から、ワークの難易度を設定しています。教員が生徒の状況を見ながら、ワークの難易度をステップアップしていく仕組みとなっています。
授業時数の規定が少ない通信制高校では珍しく、毎週の授業として開講しています。繰り返し授業を受けることでコミュニケーション力を育み、クラスメイトや担任教員と良好な関係を築き、登校することが楽しくなるよう取り組んでいます。
課題:ブロックを指定された形に組み立てる
手順 :(1)4~5人のチームに分かれて、バラバラのヒントが記載されたカードをランダムにメンバーに配布。
(2)お互いが持つカードのヒントを情報共有する。
(3)全員の情報を組み合わせ、メンバーで協力してブロックを組み立てる。
カードの情報は他メンバーには見せず、互いに質問しながら分からない情報を埋めていきます。
「緑のブロックは使いません」「白と赤と黄色のブロックは同じ形です」「上から見ても、左から見ても3色」…など、全員の情報が集まって初めて完成します。
組み立てるプロセスにおいて、情報共有の大切さを体感し、グループメンバー全員で協力することや、コミュニケーションの活性化を狙いとしています。
〇自分の考えを相手に伝えながら (自己表現)
〇相手の考えにも耳を傾け (他者理解)
〇その違いをお互いに認め合う (コミュニケーション力)
この3つの考え方をベースとした、本校の教育方法『瓜生山メソッド』に沿って、最終的には「意見が言える」コミュニケーション力から「合意形成」するコラボレーション力まで、必要な態度を身につけることを目指します。
受講した生徒からは「人の意見を聴いたり、認める事が大切だと感じた」「人の気持ちを考えて、発言や行動をしたい」「アイデアをつくるためには、みんなの意見をよく聞く事が大切だと分かった」などの声が届いており、他者とのコミュニケーションから新しい学びを得る様子が見受けられます。また、全科目の中で一番出席率の高い授業となっており、生徒が安心して登校できる一つの要素としても機能していることがわかります。
京都芸術大学附属高等学校は、今後も芸術教育の手法を取り入れた教育で、生徒の自主性と社会人基礎力の伸長を目指してまいります。
超・大人気とんこつラーメン屋 … カード情報を集約して、来店客の座席表をつくる
すなおになりたい … マンガを読解してみよう
農夫の一日 … ある農夫に起こったある日の出来事について考える
飼うなら?生まれ変わるなら? … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
無人島生活 … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
物語をつくろう! … 1枚の写真からその背景を推理する(ルソー)
大切なもの(初級編) … 自分にとっての大切なものを考える(服を選ぶポイントなど)
ジェーングドール … 写真(女性とチンパンジー)から読み取った情報を共有する
5人のツアーガイド … 旅行に同行してくれるツアーガイドを5人の中から選ぶ
探検宝島 … カード情報を集約して、宝物の場所と探検ルートの地図をつくる
よい教師とは … 大切だと思うよい教師の資質や心がけを考える
アートっぽい?アートっぽくない? … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
■京都芸術大学附属高等学校 https://shs.kyoto-art.ac.jp/
2019年4月に開校した日本で唯一の芸術大学附属の通信制高校。コースは普通科のみ。生徒数:422名(2021年4月1日現在)。芸術教育の手法を取り入れた体験・授業・環境で生徒の自主性と社会で必要とされる協働力や発想力を伸ばし、育てる教育を行い、自己の未来に自信を持ってチャレンジできる生徒の育成を目的としている。
京都芸術大学や姉妹校である京都芸術デザイン専門学校との連携科目も受講が可能。
・2019年4月1日に開校した、日本で唯一の芸術大学附属の通信制高校。
・コミュニケーション力や人間関係の構築への不安の解消を目的として、本校独自の対話型授業「総合」を開講。
・対話や協働作業を中心とした20種類ほどのワークを用意し、生徒の状況を見ながらステップアップする仕組み。
- 対話型授業「総合」とは
「総合」の授業では、対話や協働作業を中心とした20種類ほどのワークを用意。コミュニケーションレベルや自己開示レベルといった基準から、ワークの難易度を設定しています。教員が生徒の状況を見ながら、ワークの難易度をステップアップしていく仕組みとなっています。
授業時数の規定が少ない通信制高校では珍しく、毎週の授業として開講しています。繰り返し授業を受けることでコミュニケーション力を育み、クラスメイトや担任教員と良好な関係を築き、登校することが楽しくなるよう取り組んでいます。
- 授業例:ブロックを使ったワーク「情報ツムツム」
課題:ブロックを指定された形に組み立てる
手順 :(1)4~5人のチームに分かれて、バラバラのヒントが記載されたカードをランダムにメンバーに配布。
(2)お互いが持つカードのヒントを情報共有する。
(3)全員の情報を組み合わせ、メンバーで協力してブロックを組み立てる。
カードの情報は他メンバーには見せず、互いに質問しながら分からない情報を埋めていきます。
「緑のブロックは使いません」「白と赤と黄色のブロックは同じ形です」「上から見ても、左から見ても3色」…など、全員の情報が集まって初めて完成します。
組み立てるプロセスにおいて、情報共有の大切さを体感し、グループメンバー全員で協力することや、コミュニケーションの活性化を狙いとしています。
- 『瓜生山メソッド』に沿った授業設計
〇自分の考えを相手に伝えながら (自己表現)
〇相手の考えにも耳を傾け (他者理解)
〇その違いをお互いに認め合う (コミュニケーション力)
この3つの考え方をベースとした、本校の教育方法『瓜生山メソッド』に沿って、最終的には「意見が言える」コミュニケーション力から「合意形成」するコラボレーション力まで、必要な態度を身につけることを目指します。
受講した生徒からは「人の意見を聴いたり、認める事が大切だと感じた」「人の気持ちを考えて、発言や行動をしたい」「アイデアをつくるためには、みんなの意見をよく聞く事が大切だと分かった」などの声が届いており、他者とのコミュニケーションから新しい学びを得る様子が見受けられます。また、全科目の中で一番出席率の高い授業となっており、生徒が安心して登校できる一つの要素としても機能していることがわかります。
京都芸術大学附属高等学校は、今後も芸術教育の手法を取り入れた教育で、生徒の自主性と社会人基礎力の伸長を目指してまいります。
- 2021年度 ワーク実施例
超・大人気とんこつラーメン屋 … カード情報を集約して、来店客の座席表をつくる
すなおになりたい … マンガを読解してみよう
農夫の一日 … ある農夫に起こったある日の出来事について考える
飼うなら?生まれ変わるなら? … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
無人島生活 … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
物語をつくろう! … 1枚の写真からその背景を推理する(ルソー)
大切なもの(初級編) … 自分にとっての大切なものを考える(服を選ぶポイントなど)
ジェーングドール … 写真(女性とチンパンジー)から読み取った情報を共有する
5人のツアーガイド … 旅行に同行してくれるツアーガイドを5人の中から選ぶ
探検宝島 … カード情報を集約して、宝物の場所と探検ルートの地図をつくる
よい教師とは … 大切だと思うよい教師の資質や心がけを考える
アートっぽい?アートっぽくない? … 画像資料を自分なりに並べ替えた後、チームの意見をつくる
■京都芸術大学附属高等学校 https://shs.kyoto-art.ac.jp/
2019年4月に開校した日本で唯一の芸術大学附属の通信制高校。コースは普通科のみ。生徒数:422名(2021年4月1日現在)。芸術教育の手法を取り入れた体験・授業・環境で生徒の自主性と社会で必要とされる協働力や発想力を伸ばし、育てる教育を行い、自己の未来に自信を持ってチャレンジできる生徒の育成を目的としている。
京都芸術大学や姉妹校である京都芸術デザイン専門学校との連携科目も受講が可能。
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