【ジラール・ペルゴ】型破りで魅力的な フリー ブリッジ メテオライト が登場
ラ・ショー・ド・フォン、2024 年 2 月 27 日(中央ヨーロッパ標準時午前 10 時)- スイスのジラール・ペルゴは、名高いブリッジ コレクションの新作を発表します。
新作 フリー ブリッジ メテオライト はモダンでありながら、1860 年代から受け継がれるジラール・ペルゴのシンメトリー デザインを踏襲しています。隕石(メテオライト)のプレートを 2 枚組み込んだこの時計は、アヴァンギャルドなデザインと最先端の素材を融合したモデルです。極めてシンプルで、類まれな美しさを持つ最新作に仕上がりました。
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/82000-11-3259-5cx.html
1860 年代から受け継がれるシンメトリー デザイン
スイスのジラール・ペルゴのブリッジは時計業界のレジェンドです。機械式高級時計の製造を象徴する最古の部品でもあり、その起源は 1860 年代まで遡ります。長い時を経て、さまざまな形状や仕上げ、素材を含め、進化を遂げてきました。今回改めてジラール・ペルゴは、美しさも兼ね備えているこの部品を見直し、極めて独創的な新しい手法で表現しました。
1889 年、スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンを搭載し、精緻なエングレービングを施したラ・エスメラルダがパリ万国博覧会で金賞を獲得しました。この懐中時計と同じく、フリー ブリッジ メテオライトは文字盤側にブリッジを組み込んで反転させたムーブメントを備え、6 時位置にはテンプ、すぐ上には香箱を配しています。19 世紀に誕生した伝説のスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンと同じ特徴的なシンメトリー デザインとなっています。
全体的にスケルトン加工で、輪列を構成する各種歯車をまたぐように渡されたブリッジの上にドーフィン型の時針と分針を配しています。そのため、通常は内部に組み込まれて見えない部品を外から見ることができる独創的なデザインとなっています。これは 12 時位置のすぐ下にある透かし彫りの香箱にも用いているデザイン的手法で、こちらは主ゼンマイの伸縮する様子を眺めることができます。
立体的デザインかつ、多様な質感を融合した時計のキャンバス
文字盤は、さまざまな光を吸収するサファイアクリスタル ボックスに覆われています。 モダンなこの文字盤では、ネオ ブリッジが地板に渡され、テンプを支えています。立体的デザインかつ、多様な質感を融合したことにより、全体的に遊び心のある仕上がりになっています。フランジに取り付けられて浮いているように見えるサスペンデッドインデックスも、このモデル独特の立体的なスタイルを強調する役目を果たしています。44 mm ステンレススティール ケースには美しいポリッシュ/サテン仕上げ、リューズにはポリッシュ仕上げ/サテン仕上げのファセット加工をそれぞれ施しています。
2 枚の隕石のプレートが類まれな美しさを放つ
メテオライトという名が示すとおり、このモデルには小惑星帯から採れた隕石の破片を用いています。ナミビアで発見されたギベオン隕石は鉄とニッケルの合金で、わずかにコバルトとリンを含みます。ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる自然に生じた線形模様が特徴の隕石が、それぞれの破片に独特の個性を与え、すべての時計を二つとない希少なものにしています。隕石の持つ複雑な線形模様と表面の質感が、コントラストの効いた魅力を放ちます。
美しい隕石のプレートは寄木細工のようにブリッジの中央に配置され、キラリと光る 2 つのネジで留められています。このプレートの製造には非常に時間がかかり、工程は複雑です。すべてはギベオン隕石を薄い板状に切り出すことから始まります。それから、板状にした隕石をさらに目的の形状に加工し、ネジを取り付けるための 2 つ穴を開けます。次に、一つひとつのプレートを
ウィドマンシュテッテン構造を際立たせるように加工しますが、これは素材を削りすぎないよう細心の注意を要する工程です。最後に、鉄とニッケルの合金である隕石の腐植を防ぐための保護層としてロジウムプレートが施されます。
シリコン技術
アヴァンギャルドなデザインのフリー ブリッジ メテオライトは、最先端の自動巻きムーブメント、キャリバー GP01800-2085 を搭載しています。これは既存のキャリバー GP01800 の進化形で、最新のノウハウを採用しています。ガンギ車、アンクル、精巧な形状の天輪のアームは、軽量で腐食の心配がないシリコン製です。
埃のない実験室のような環境で製造されるシリコン製の部品は、従来のフライス加工や打ち抜き加工では不可能な複雑な形状に加工することが可能です。入り組んだ形状も実現可能なのは、そもそも部品の形状を最適化できるからです。
シリコンは摩擦係数が小さいため摩耗を軽減でき、耐久性の向上につながります。さらに、従来の素材に比べて温度変化の影響を受けにくく、耐磁性にも優れています。
ジラール・ペルゴは、フリー ブリッジ メテオライトの開発を通して最先端の素材を用いた可変慣性テンプと脱進機の製造に成功しました。こうして誕生したテンプは、磁場や衝撃といった時計にとって不利な影響を受けにくくなっています。また、耐衝撃性が向上したことで歩度の安定性が増し、精度の向上にもつながりました。
極めてモダンなフリー ブリッジ メテオライトには、高度な時計製造技術を意味する数々の伝統的な素材を用いています。ムーブメントの部品には、伝統的なコート・ド・ジュネーブ、面取り、渦巻き模様に加えてサテン仕上げを施しています。ジラール・ペルゴのすべての自社製ムーブメントと同じく、キャリバー GP01800-2085 にも鷲のエンブレムのエングレービングが刻まれています。
フリー ブリッジ メテオライトは、時計に関する創造性と性能の限界を押し上げる一方で、1867 年に初めて登場した伝説の矢型ブリッジを始めとし、ブリッジ コレクションのほかのモデルと同じ特徴をいくつか備えています。ジラール・ペルゴの独創的な精神は、今なお新作のフリー ブリッジ メテオライトにも宿っています。
フリー ブリッジ メテオライトは、ジラール・ペルゴ正規販売店にて 2024 年 3 月1日発売開始予定です。
<フリー ブリッジ メテオライト>
製品概要
Ref: 82000-11-3259-5CX
ムーブメント:GP01800-2085
価格: 361万9,000円(税込)
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/82000-11-3259-5cx.html
ジラール・ペルゴについて
ジラール・ペルゴは、1791 年以降、常に捉えどころのない時のリズムを刻んできました。ラ・ショー・ド・フォンの中心に位置するジュラ山脈に抱かれた高級時計のパイオニアであり、すべての製造を自社内で行っています。類稀な時計製造の技術を何世代にもわたり 2 世紀以上守り続けてその地位を堅持してきた独立したマニュファクチュールです。美と芸術への情熱に加えて、このサヴォアフェールを守り続けてきたことが、ジラール・ペルゴの変わらぬ革新力のカギとなってきました。
美しさと機能性の完璧なバランスを追求する高級時計愛好家であればすぐに、ロレアートのブランドを象徴する八角形のベゼルや「スリー・ゴールドブリッジ」を備えた伝説のトゥールビヨンといった特徴に目が行くことでしょう。時計業界の基準作りから高度な精密工学によって目に見えないものを見えるようにする技術まで、ジラール・ペルゴは、数々の業界初となるモデルを生み出すことで絶えず時間の流れを変えてきました。時計に関する革新のパイオニアというこの地位は、1884 年に登録された「スリー・ゴールドブリッジ」のムーブメントのようなオリジナルのデザインに関する 100 件以上の特許、そして 2013 年の「エギーユ・ドール」賞や 1889年のパリ万国博覧会で授与された金賞といった実績によって盤石なものとなっています。
ジラール・ペルゴは、その伝統に根差し、常に先を見据えてきました。新しい技術を受け入れ最先端の素材を活用し、アイコニックなシェイプを再構築することで喜びをもたらすような独創的な方法を見出す情熱に突き動かされています。2022 年には姉妹メゾンのユリス・ナルダンと共に独立したマニュファクチュ―ルのグループ企業となりました。
ジラール・ペルゴ 公式サイト
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/
ジラール・ペルゴ正規販売店
お問合せ
ソーウインド ジャパン ジラール・ペルゴ
TEL: 03-5211-1791
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