最新版Wind River Studio Developerで、インテリジェントエッジへのDevSecOps導入に伴う課題を解決

ウインドリバー株式会社

2024年4月9日 — カリフォルニア州アラメダ発 — ミッションクリティカルなインテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、エッジからクラウドまでをカバーし、ミッションクリティカルなシステムの開発、デプロイ、運用を加速するDevSecOpsプラットフォーム、Wind River Studio Developer(*1)の最新版をリリースしたことを発表しました。Wind River Studioの新たな機能拡張と提供モデルは、DevSecOpsの導入に最適なクラウドネイティブな開発手段を、より簡単かつ確実に導入できるよう設計されています。


クラウドに接続された次世代システムの開発過程は非常に複雑になっており、ソフトウェアライフサイクルにDevSecOpsアプローチを採用することが必須となっています。最新のクラウドネイティブなツールと技術によって、ソフトウェア開発者は迅速なイノベーションが可能になりました。しかし、こうしたツールや技術はインテリジェントシステムと組込みソフトウェア特有の課題に対応できるものでなければなりません。また、クラウドネイティブなDevSecOpsツールは、ソフトウェア開発者が現在用いているソフトウェア開発インフラストラクチャの中で機能させ、ワークフローやプロセスを逐次改善できるようにする必要があります。


ウインドリバーのプレジデント、アビジット・シンハは次のように述べています。「Wind River Studio Developerは、柔軟で共同作業を可能にするプラットフォームです。このプラットフォームで、将来のインテリジェントシステムを牽引するソフトウェアへの常に変化する要求に対応することができます。効率性の向上、費用の管理、品質の向上、納期までの時間の短縮を支援するクラウドネイティブプラットフォームにより、複雑化する最新のソフトウェア開発環境の管理に伴う課題を解決することができます。Wind River Studio Developerは他のDevSecOpsプラットフォームと異なり、組込み/エッジソフトウェア開発者向けに設計されているため、独自のニーズに対応するための汎用ソフトウェアツールの導入やメンテナンスにかかる時間と手間を省くことができます」


業界をリードする企業がWind River Studio Developerを採用し、組込みソフトウェアのライフサイクルコストの削減、市場投入までの時間の短縮、イノベーションの加速、新たな収益機会の獲得を実現しています。モビリティ分野の業界リーダーであるアプティブは、Wind River Studio Developerを採用することで、これまでの組込み/エッジソフトウェアツールチェーンと比較して、ソフトウェアのビルドおよびスキャンプロセスにおけるワークフローのパフォーマンスを20%から40%以上に向上させています。革新的な車載テクノロジーを開発・提供する大手グローバル企業の現代モービスも、ソフトウェア定義型車両の開発促進に向けWind River Studioを採用しています(*2)。さらに、オートメーションのリーディングカンパニーとして、産業機器、ヘルスケア、社会システム、電子部品など多岐にわたる事業を展開する企業でも、産業用エッジプラットフォームの開発にWind River Studioを採用しています(*3)。


Wind River Studio Developerは、ソフトウェア開発者が既存のソフトウェアツール、オペレーティングシステム、コンテナ、ミドルウェアを併用し、Wind River StudioのDevSecOps環境との統合を可能にする、モジュールアーキテクチャを採用しています。Wind River Studio Developerは、統合ソリューションとして利用できるほか、モジュール単位での利用も可能です。現在提供されているモジュールには、以下のものがあります。


Wind River Studio Pipelines:マルチステージパイプラインにより、継続的なビルド、テスト、インテグレーション、デプロイプロセスの自動化とオーケストレーションを可能にします。

Wind River Studio Virtual Lab:テストとデバッグ用の仮想および物理的な開発デバイスのクラウドベースでのアクセスと共有を可能にします。

Wind River Studio Test Automation:システム、アプリケーション、コンポーネントのテストスイートと計画を標準化し、共有することで、ソフトウェア開発者が複数の環境にまたがる既存のテストスイートの実行を簡単に自動化、拡張することを可能にします。

Wind River Studio Over-the-Air Updates:OTAによるフィールドで使用されている複数デバイスの計画的なアップデートの管理を可能にします。

・ Wind River Studio Digital Feedback Loop:エッジシステムとクラウドシステム間で信頼性の高い接続を確立し、リアルタイムでのデータの収集と分析を可能にします。


Wind River Studio Developerは、スケーラブルなクラウドリソース(オンデマンド)の活用、自動化パイプラインの標準化、共有プラットフォームでのクラウドベースのコラボレーション、容易なオンボーディング、ソフトウェア開発プロセス全体におけるトレーサビリティの強化により、ソフトウェアワークフローの生産性と効率性の向上を実現します。


Wind River Studio Developerは、パブリッククラウドまたはオンプレミスのインフラストラクチャでホスト可能です。Amazon Web Services(AWS)環境でインストールおよび運用ができるよう最適化されており、現在サンタクララにあるAWS Prototyping and Innovation Labでデモをご覧いただけます(*4)。また、Kubernetes環境を提供する他のクラウドサービスやオンプレミスのインフラストラクチャにもデプロイ可能です。


Wind River Studio Developerの迅速な導入とインテグレーション、クラウドインフラストラクチャの管理、環境の運用、開発プラットフォームのセキュリティ維持のためのアップデートとアップグレードには、ウインドリバーのプロフェッショナルサービスの専門知識と経験を活用したマネージドサービスをご利用頂けます。


Wind River Studio Developerの詳細については、以下をご覧ください。

https://www.windriver.com/japan/studio/developer


ウインドリバーについて 

ウインドリバーは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。40年以上にわたり、イノベーターかつパイオニアとして、最高レベルのセキュリティ、安全性、信頼性を数十億台を超えるデバイスやシステムに提供しています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、オートモーティブ、航空宇宙・防衛、インダストリアル、メディカル、通信など、あらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。ウインドリバーは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、および幅広いパートナーエコシステムによってサポートされた包括的なポートフォリオを提供しています。ウインドリバーの詳細については、以下をご覧ください。     

https://www.windriver.com/japan 


*1:https://www.windriver.com/japan/studio/developer

*2:https://www.windriver.com/japan/news/press/2024/240118

*3:https://www.windriver.com/japan/news/press/2024/0201

*4:https://www.windriver.com/japan/news/press/2024/0411


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Wind Riverは、Wind River Systems, Inc.およびその関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。


※本プレスリリースは2024年4月9日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/news-20240409

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会社概要

ウインドリバー株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話番号
03-5778-6001
代表者名
中田 知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年09月