SDGs未来都市・東京都足立区が手掛ける施設「あやセンター ぐるぐる」がグッドデザイン賞を受賞
2023年10月末にオープンした足立区のヒト・モノ・コトの循環拠点「あやセンター ぐるぐる」。足立区では、SDGsの目標達成には「人とのつながりと活力」が欠かせないと考え、一人ひとりの「やってみたい」を応援する場を運営しています。
足立区版SDGsの拠点となる「あやセンター ぐるぐる」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催「2024年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
■受賞対象の概要
「あやセンター ぐるぐる」は、20年近く空き店舗だったJR常磐線綾瀬駅西口高架下物件をリノベーションし、新たな交流と賑わいの創出拠点として、昨年10月29日にオープンしました。
コンセプトは「やってみたいを、やってみる」。何かを始めたい人、応援し合える人が集まる場として、本屋/キッチン/チャレンジの場を併設した空間となっています。
様々な人や活動がこの場で交わり、協力しあって、やってみたいことを実現していくコミュニティの循環(=ぐるぐる)を生み出しています。
https://ayacenter-guruguru.com/
■人がつながり場ができる
オープンして間もなく1年になりますが、来場者数は累計1万5千人を超え、「やってみた」実績は累計100件(2024年9月末時点)。まさに、人が人を呼ぶ、活動が活動を呼んでいます。「やってみたい」は広がり、企業とのコラボレーションで展示・販売イベントなども開催しています。さらに、ある住民の方から「あやセンターにピアノを寄贈したい」というお話をいただき、今では自由に弾ける“誰でもピアノ”として大活躍。ほかにもボードゲームやゲーム機を取り揃え、子どもから高齢者まで多世代が同じ空間で集う場となりました。
■審査委員の評価コメント
20年以上シャッターが閉まっていた店舗を、地域住民がチャレンジできる場所として再生した取り組み。誰もが関われる場であることを周知するため、コミュニティビルダーがイベントを仕掛け、何かをやってみたいと考え始めた方々の相談を受け、伴走支援を行っている。この場が生き続けるために最も重要な部分である、この丁寧な進め方を高く評価したい。限られた人だけでなく、様々な人々が集い、出会い、混ざり合うこの場と、この地域の未来に期待している。
■グッドデザイン賞とは
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。
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