アストモスエネルギーとの21年ぶりの共同保有船を「GAS GARNET」と命名
当社3隻目となるLPG二元燃料エンジン搭載船
当社とアストモスエネルギー株式会社(以下「アストモスエネルギー」)が共同保有する大型LPG運搬船の命名式が3月1日、 川崎重工業株式会社 坂出工場で行われました。本船は2003年に竣工したGAS CAPRICORN(ガス カプリコーン)以来、21年ぶりの当社とアストモスエネルギーとの共有船です。 当社は長年にわたり培ってきたアストモスエネルギーとの密接な関係をさらに強化するとともに、環境に配慮した船隊整備を進めることで、サプライチェーンの低・脱炭素化に貢献します。
式典ではアストモスエネルギーの高橋 良仁 上席執行役員が同船を「GAS GARNET(ガス ガーネット)」と命名し、同ご令室による支綱切断が行われました。当社からは常務執行役員の渡辺 浩庸をはじめ関係者が出席し、アストモスエネルギーの関係者とともに本船の安全航海を祈念しました。
右から
1番目:株式会社 三菱UFJ銀行 執行役員 後藤 康太
2番目:日本郵船株式会社 常務執行役員 渡辺 浩庸
3番目:アストモスエネルギー株式会社 上席執行役員 国際事業本部長 高橋 良仁
5番目:アストモスエネルギー株式会社 常務執行役員 コーポレート本部長 東村 俊典
6番目:川崎重工業株式会社 専務執行役員 エネルギーソリューション&マリンカンパニープレジデント 西村 元彦
本船は、重油とLPGを燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載しています。また、軸発電機を採用しており、主機からプロペラに繋がる軸の回転を利用し発電することによって、通常航海中のディーゼル発電機稼働を停止、完全LPG燃料航行を実現することが可能です(注)。LPGを燃料として使用する場合、当社従来船の重油焚きに比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx) が95%以上、二酸化炭素(CO2)が20%以上削減されます。
本船はLPGの他にアンモニアも積載することができ、今後需要の増加が見込まれるアンモニア輸送にも対応が可能です。
<本船概要>
全長:229.90 m
型幅:37.20 m
深さ(型):21.90 m
夏期満載喫水(型):11.65 m
積載容量:86,953 ㎥
(注)LPG燃料点火時に、少量の重油をパイロット燃料として使用します。
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。
(詳細はこちら → https://www.nyk.com/profile/plan/ )
当社は、海上・陸上・ターミナルなどのモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド「Sail GREEN」を展開しており、本契約の締結もその一環です。
Sail GREEN ロゴ
(詳細はこちら → https://www.nyk.com/news/2022/20220427_02.html )
今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標
各社概要
アストモスエネルギー株式会社
本社:東京都 千代田区
代表取締役社長: 山中 光
ウェブサイト:http://www.astomos.jp/
川崎重工業株式会社
本社:東京都 港区
代表取締役社長執行役員: 橋本 康彦
ウェブサイト:https://www.khi.co.jp
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像